概要・あらすじ
かつてエースとして全国高校野球選手権大会に出場したこともある青年・川上哲は祖父である玄のマネージメントで、草野球の助っ人ピッチャーをしていた。玄と哲の関係は玄の助っ人ピッチャー代使い込みにより決裂。祖父と孫は敵味方に分かれ、勝者に5万円のご祝儀が出る商店街の草野球試合で対戦することになった。
したたかな性格の祖父と単純な性格の孫が草野球で勝負するコメディ短編。
登場人物・キャラクター
川上 哲 (かわかみ てつ)
家業の電気店を手伝っている青年。祖父である玄のマネージメントで草野球の助っ人ピッチャーをしている。高校の野球部では、エースとして全国高校野球選手権大会に出場したこともある実力者。ただし、一回戦で失投によりサヨナラ逆転負けを喫している。祖父である玄に手玉に取られる単純な性格。 彼女なし。
玄 (げん)
川上哲の祖父。草野球が趣味で、数年前までは現役選手だった。現役時代のポジションはキャッチャー。現在は孫である哲のマネージメントをしてレンタル先のチームからピッチャー料をせしめている。葵と交際しており、そのデート代として哲のピッチャーレンタル料金を使い込んでいる。 老獪かつしたたかな性格で、草野球でキャッチャーをする際には、バッターの私生活について囁いて、集中力を奪う「魔のささやき作戦」などを駆使して、相手チームを翻弄する。
葵 (あおい)
玄と交際をしている女性。藍の祖母。たかりぐせのある図々しい性格。喫煙家。
藍 (あい)
葵の孫。玄のついた嘘を真に受ける素直な性格。彼氏なし。