概要・あらすじ
草野球チーム「歯ぎしり球団」のピッチャー後藤手術は、小・中・高校とピッチャーをやっていながら、一度もストライクを投げたことがない。彼をはじめとする個性的なメンバーが集まる歯ぎしり球団が、今日も練習や試合に励む。(『(旧)歯ぎしり球団』)
登場人物・キャラクター
後藤 手術 (ごとう しゅじゅつ)
『(旧)歯ぎしり球団』に登場する。草野球チーム「歯ぎしり球団」のピッチャー。医者である父が金と権力を使っったせいで、小・中・高校とピッチャーをやっているが、一度もストライクを投げたことがない男。父が作ってくれたアレルギー性鼻炎用の鼻マスクをいつも付けており、三つ編みにしている。運動神経は悪くなく、肩もいいのだが、投球時の踏み出す脚が逆だったり、とにかくコントロールが悪い。また、手術の投げるデッドボールに当たると、その名の通り死んでしまう。 『(新)歯ぎしり球団』では歯ぎしり中学のOBの元ピッチャーとして登場する。後藤グレートクリニックの跡取り浪人生。父の病院を継ぐため医大を目指しているのだが二浪中でそのプレッシャーと、ピッチャーなのに生まれてから一度もストライクを投げたことがない自分に対する絶望からノイローゼになり、幼児退行を起こしてしまった。
松平 カナリヤ (まつだいら かなりや)
『(旧)歯ぎしり球団』に登場する。草野球チーム「歯ぎしり球団」のキャッチャー。ペット屋の息子。後藤手術とは、小学校の頃からいっしょに野球をやっている。手術の投げるボールを愛しており、捕球後にグラウンドを転げまわりながらボールに口づけするほど。また、デッドボールを受けるのが好き。
監督 (かんとく)
『(旧)歯ぎしり球団』に登場する。草野球チーム「歯ぎしり球団」の監督。いつも鉄仮面を被っており、野球の時以外は地下室に監禁されている。また、野球の練習中は、小学生の女の子たちに肩を揉ませたり、うちわで扇がせたりしている。
ラムセス一世 (らむせすいっせい)
『(旧)歯ぎしり球団』に登場する。草野球チーム「歯ぎしり球団」のメンバー。ポジションはショート。後藤手術とは、小学校の頃からいっしょに野球をやっている。自宅は「エジプトラーメン クフ王」という名のラーメン屋。手術の投げる消える魔球に憧れ、特訓の末、捕球の瞬間に球が消えてエラーをするという何の役にも立たない技「消える魔トンネル」を修得する。
忍足 ぬすみ子 (しのびあし ぬすみこ)
『(旧)歯ぎしり球団』に登場する。草野球チーム「歯ぎしり球団」の紅一点。高校時代はソフトボール部に所属していた。趣味は盗塁で、野球プレイの盗塁だけでなく、文字通りベースを盗んで持ち帰ることも趣味にしている。後藤手術とは、中学の時からの同級生。
トンちゃん
『(新)歯ぎしり球団』に登場する。本名は「頓田林とん助」。仮の野球部であるチーム「歯ぎしり球団」のピッチャーで中学2年生の男子。母方の祖母がフランス人で、そのため坊主頭で十円ハゲが2つあるように見えるが、実はハゲではなくその部分のみ金髪になっている。兄がたくさんいる。
カメやん
『(新)歯ぎしり球団』に登場する。本名は「亀山かめ夫」。仮の野球部であるチーム「歯ぎしり球団」のメンバーで中学2年生の男子。金髪の美少年。
プーさん
『(新)歯ぎしり球団』に登場する。仮の野球部であるチーム「歯ぎしり球団」のメンバーで中学2年生の太った男子。NASAの宇宙飛行士たちの草野球チーム「NASAズ」との試合後、実験のため宇宙に連れていかれてしまう。
校長 (こうちょう)
『(新)歯ぎしり球団』に登場する。歯ぎしり中学の校長。野球が大嫌いで、野球部の設立を認めないが、試合に勝ったらという条件を提示する。しかし、その対戦相手としてヘビだけのチームや、NASAの宇宙飛行士たちのチームなど、一筋縄ではいかないチームばかりを招待してくる。
ルリ子先生 (るりこせんせい)
『(新)歯ぎしり球団』に登場する。トンちゃん、カメやん、プーさんの担任。美人教師。野球部設立のために努力するトンちゃんたちに協力を申し出る。校長先生をこの世から消してほしいというトンちゃんの冗談を真に受け、校長を毒殺しようとする。
玉川選手 (たまがわせんしゅ)
『(新)歯ぎしり球団』に登場する。プロ野球ヌ・リーグの赤色ゴムノーマルズの選手。自分の字が大好きで、自分の字が書いているものを集めるのが趣味。トンちゃんに渡したサインボールを取り戻すため、トンちゃんの家に忍び込む。
戦闘員ちよ子 (せんとういんちよこ)
『(新)歯ぎしり球団』に登場する。仮の野球部であるチーム「歯ぎしり球団」のメンバーで中学2年生の女子。普段は戦闘員のマスクをかぶっている。父は悪の秘密組織「ズンズン団」の仕事でヨーロッパに単身赴任していたが、改造人間に昇進して帰国してきた。