野球部に花束を ~Knockin' On YAKYUBU's Door~

野球部に花束を ~Knockin' On YAKYUBU's Door~

クロマツテツロウの代表作で、舞台は現代の日本。高校球児・黒田鉄平と仲間たちの日常を描いたリアル野球部青春コメディ。経験者の共感を誘う「野球部あるある」ネタが満載で、理不尽とも思える野球部の伝統に振り回されながらも懸命に日々を生きる球児たちの姿が笑いと涙を誘う。秋田書店「月刊少年チャンピオン」2013年5月号から2017年1月号にかけて連載の作品。2022年8月に『野球部に花束を』のタイトルで実写映画化。黒田鉄平を醍醐虎汰朗が演じている。

正式名称
野球部に花束を ~Knockin' On YAKYUBU's Door~
ふりがな
やきゅうぶにはなたばを のっきん おん やきゅうぶず どあ
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
 
野球
レーベル
少年チャンピオン・コミックス(秋田書店)
巻数
全9巻完結
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概要・あらすじ

登場人物・キャラクター

黒田 鉄平 (くろだ てっぺい)

東京都立三鷹東高等学校に通う1年生の男子で、硬式野球部の新入部員。中学生の頃は弱小軟式野球部でショートを守っていた。高校進学を機に野球を辞めて高校デビューを考えていたが、付き合いで野球部を見学したことが仇となり、野球部に青春を捧げる羽目となる。入学当初は頭髪を茶髪に染めていたが、新人歓迎会の伝統儀式で五厘刈りにされてしまう。ヤンチャな性格で、内心では野球部の理不尽な伝統の数々に文句を垂れているが、先輩が怖くて言い出せないことが多い。配慮の類も苦手で、監督を苛立たせてしまうことが多々ある。また、怒られるとウソをついて逃れようとする悪癖があり、下手な言い訳をして監督の怒りを買い、顔面を殴られたこともある。一方で、自転車泥棒を仲間と追い掛けたり、野球に対する覚悟を疑われていた仲間を庇ったりと、熱血漢な一面を持つ。ショートを継続するつもりで高価な硬式グローブを購入するも、入部して間もなく強肩を見込まれ、キャッチャー転向を命じられた。

監督 (かんとく)

東京都立三鷹東高等学校硬式野球部の監督を務める中年男性。強面の角刈りでヒゲをアンカーに整え、ダブルフレームのサングラスをかけている。野球部の厳しさを象徴する存在で、人を敬わない者や言い訳する者を嫌っている。「教師にボールを当てたのは故意ではない」という黒田鉄平のウソを見破って鉄拳制裁したり、退部届を提出したある部員が本当は野球を続けたいと思っていることを看破して届出を受理しなかったりと、人の本心を見抜く力に長けている。部員の心を動かすような名言が飛び出すことも多いが、グローブを購入したばかりの黒田をキャッチャーに転向させたり、退部を取り止めた部員に覚悟を見せろと言い放って左打ちに転向させたりと、全体貢献のために個人に負担を強いることも少なくない。なお、本気で怒ると頭突きを繰り出すとされており、かつて部員たちが恐れ敬う野球部のエース・坂内をもノックアウトしたという噂がある。

書誌情報

野球部に花束を ~Knockin' On YAKYUBU's Door~ 全9巻 秋田書店〈少年チャンピオン・コミックス〉

第1巻

(2013-08-08発行、 978-4253222365)

第9巻

(2017-02-06発行、 978-4253222440)

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