ケツ犬

ケツ犬

謎が多い高級ペットのケツ犬と、その不思議な魅力にハマる人々、そしてその影で虐げられる他の動物たちの悲喜こもごもの日常を描いたギャグ漫画。Yahoo!コミック無料マガジンの「EDEN」に2009年9月から連載された作品で、2010年4月には春日森春木監督による全13話のショートアニメーションが制作され、AT-Xで放送された。

正式名称
ケツ犬
ふりがな
けついぬ
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
関連商品
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概要・あらすじ

町の名士であるA・J・クルーゾンは、子供たちにせがまれて、TVショッピングで紹介されていた高級ペットのケツ犬を購入する。同じ頃、各地でケツ犬にハマる人々が増加し、野生のケツ犬を探す人々や、偽物のケツ犬を販売する人までが出現した。次第に人々の生活のあちこちにケツ犬の影響が出始め、人々の顔はまるでケツ犬そっくりに変わっていくのだった。

登場人物・キャラクター

A・J・クルーゾン (えーじぇいくるーぞん)

町の名士で、妻と2人の子供を持つ男性。子供たちにせがまれて、TVショッピングで紹介されていたケツ犬を購入した結果、自分がその魅力にハマってしまった。町長にせがまれる形で、毎年のように雪まつりを主催しており、第50回目ではケツ犬を用いた企画を用意し、全国ネットのテレビ局からも取材を受けた。また、ケツ犬愛好クラブのリーダーも務めている。

ベルモンド・クルーゾン (べるもんどくるーぞん)

A・J・クルーゾンの息子で、小学1年生。TVショッピングで紹介されていたケツ犬を、父親にねだって購入したが、世話をしている様子はない。プロペラをカッターの刃に改造したラジコンヘリを所持しており、歯向かう相手には容赦なくヘリを突撃させる。通っている小学校の第15代目の番長で、近隣の不良小学生が攻めて来た際には、ラジコンヘリで血祭りにした。

犬総裁 (いぬそうさい)

町の犬社会を仕切るブルドッグ。「ショバエサ」と称して、他の犬たちからエサをまき上げている。飼い主の女性がケツ犬の購入資金を貯めていることを知って、すべてのケツ犬に敵意を燃やすようになったが、ケツ犬との直接対決では、その得体のしれなさに敗北した。ケツ犬との同居が始まると、飼い主からのあからさまな差別にショックを受けて、精神を病んでしまう。 その後、気の迷いからチャレンジしたケツ犬の物まねが飼い主に気に入られ、ケツ犬の物まねが上手なブルドッグ、として生きることになった。

チワ公 (ちわこう)

犬総裁と同じ町内に住むチワワ。犬総裁の腰ぎんちゃくだったが、犬総裁がケツ犬と同居するようになってかつての威厳を失うと、同情的な目で接するようになった。飼い主から「ケツ犬なりきり変身セット」なるものを渡され、無理やりにケツ犬として扱われそうになる。

ベンジャミンウマー

A・J・クルーゾンの家で飼われている馬。乗馬の大会にも出られるほど優秀な馬だったが、クルーゾン家にケツ犬が来てからは、その地位が失墜。ケツ犬のために荷車を引かされたり、ケツ犬に鞭で叩かれながら、火の輪くぐりや玉乗りを披露させられるなど、散々な目に遭っている。

その他キーワード

ケツ犬 (けついぬ)

頬の部分にお尻のような弾力性を持つ、犬のような生物。頬の部分には神経が通っておらず、伸縮自在。基本的に無害な生物で、何をされても鳴いたり暴れたりすることはない。時おり、他のペットや生き物を使役するなど、知能の高さを窺わせることがある。ペットとしての人気が高く、高値で取引されているため、その人気に便乗してグッズを販売する人や、偽物を売りつけようとする詐欺グループも存在する。 ケツ犬の魅力に取りつかれた人々は、頬がケツ犬のようになってしまう、という症状に見舞われる。

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