あらすじ
第1巻
ふだんはOLとして働く紫ノ井小鈴は、休日になると趣味のコスプレでイベントに参加してストレスを発散していた。コスプレが趣味であることを周囲には秘密にしていたが、イベント会場で会社の上司である織部貴次と偶然にも遭遇してしまう。紫ノ井は周囲にバラされるのではないかと心配するが、織部がコスプレをカメラで撮ることを趣味にしており、さらに紫ノ井のファンであると告げられる。こうして、共通の趣味を持つことを知った二人は、周囲には決してバレないように協力し合う。
登場人物・キャラクター
紫ノ井 小鈴 (しのい こすず)
魔法少女やメイドなどのコスプレをするのが趣味の女性。平日はOLとして働き、休日はコスプレイベントに参加している。学生時代にコスプレしていることを笑い者にされたため、周囲にバレないように細心の注意を払っている。しかしイベント会場で、会社の上司である織部貴次と出会って、織部に趣味がバレてしまう。織部からコスプレの写真を撮る趣味を告げられたあとは、他人にバレないように協力しながら二人でコスプレを楽しんでいる。
織部 貴次 (おりべ たかつぐ)
紫ノ井小鈴の上司の男性。仕事中は眼光鋭く、近寄りがたい雰囲気を漂わせている。周囲には隠しているが、コスプレイヤーをカメラで撮ることを趣味にしており、紫ノ井とは知らずに彼女の写真も撮っていた。その際、紫ノ井のコスプレの完成度の高さに感動して、彼女のファンとなる。あるコスプレイベントの会場で紫ノ井と出会い、あこがれていた女性が紫ノ井だと知り、織部貴次自身の趣味をカミングアウトする。そして周囲にバレないようにしながら二人で協力して趣味を楽しむようになる。仕事中はスーツを着用して髪もセットしているが、趣味を楽しむときはボサボサな髪にヘアバンドをまき、さらに眼鏡を掛けて服ももっさりしているため、会社の人と出会っても織部とは気づかれない。
喜藤 みな (きふじ みな)
紫ノ井小鈴の同僚の女性。恋愛話が好きで、コスプレのことで紫ノ井と織部貴次が話し合う姿を目撃して、紫ノ井が織部にモーションをかけているとカンちがいする。それからは紫ノ井に化粧をしたり、二人だけになれる状況を作ったりするなど、いろいろな方法で紫ノ井のことを応援している。
泉谷 れいあ (いずみや れいあ)
紫ノ井小鈴が勤める会社の新入社員の女性。天真爛漫な性格で、コスプレが趣味であることも公言している。あこがれのコスプレイヤーが、紫ノ井であることには気づいていない。