あらすじ
第1巻
最近メタボが気になるサラリーマンの森島智は、深夜のコンビニでチキンの唐揚げを買うかどうかで迷っていた。昼食抜きのうえ、体は疲労でクタクタの森島は、チキンを食べたい気持ちで一杯ながら、金欠なうえに健康診断で異常が指摘された事で、購入を踏みとどまっていた。そこに現れた見知らぬOLの三田村ななみは、森島にチキンの美味しさを語って誘惑し、森島のためにその1個のチキンをヘルシー&ボリューミーな食事に変えてみせると告げる。森島の自宅のマンションに招かれたななみはキッチンに立ち、森島が買った1個のチキンをキャベツといっしょにどんぶりに盛り合わせた「チキキャベ丼」を作る。ななみの事を美人局かもと恐れていた森島だったが、チキキャベ丼を美味しくたいらげ、すっかりななみに魅せられてしまうのだった。(エピソード「チキンの誘惑」。ほか7エピソード収録)
登場人物・キャラクター
三田村 ななみ (みたむら ななみ)
コンビニ飯をこよなく愛するOL。ショートカットの髪型でかわいらしい顔立ちをしており、巨乳でスタイルも抜群。北海道出身で、現在はマンションで一人暮らし。OLになる前は女優やプロレスラーをしていた経験もある。他人に優しく、人懐っこい性格ながら、護身用に象でも倒せる強力なスタンガンを持ち歩いている。コンビニ食材を使って、独創的なアイデアで、お手軽で美味しい料理を作るのが得意。
森島 智 (もりしま さとし)
三田村ななみに一目惚れしたサラリーマンの男性。まだ30歳だが、健康診断で血糖値とコレステロール値が高い事を指摘され、少し太り気味な事を気にしている。会社ではちょくちょく上司に叱責され、取引先にも頭を下げる毎日でストレスが溜まっている。偶然知り合ったななみに惚れこみ、エッチな妄想が止まらない。
橋爪 (はしづめ)
三田村ななみの上司である課長を務める男性。イケメンで妻子持ちだが、ななみは橋爪に好意を抱いており、橋爪に頼まれた残業中にエッチな妄想をしてしまうほど入れ込んでいる。ななみをランチに誘う事もあるが、家庭を大事にするまじめな人物で、不倫をするつもりはない。
ありさ
三田村ななみの会社の先輩で、アラサーの独身女性。ななみが最初に配属された部署でななみに仕事を教えた人物で、今でもななみはありさの事を慕っている。結婚願望が強く、家庭を持つ社内の上司、加賀と不倫中。しかし、加賀は妻と別れる様子もなく、ほかの若い女子社員にも手を出す女好きのため、甘い物のやけ食いでストレスを発散している。
加賀
三田村ななみ、ありさと同じ会社に勤める男性。妻がいるが、ありさと不倫している。ありさには、妻と別れて結婚すると告げているが、実際には別れる気はなく、ほかの女子社員にも手を出す女たらし。ななみを口説いた事もある。
桐原 キラリ
現役プロレスラーの女性。若さと人気の衰えを気にしている。三田村ななみのあこがれの選手で、ななみが女子プロレスラーになったのも桐原キラリの影響が大きい。ラブホテルの前で男性と揉めているところを、偶然ななみと森島智に目撃され、終電もなかった事からななみの家に泊まる。翌朝、好物のサバ缶を使った「サバ缶トースト」をななみから振る舞われ、元気を取り戻す。
立川 隆司
三田村ななみがコンビニで出会った男性。クビにされた会社からの入金が遅れた事で金欠になり、大好きなメロンパンが食べられないと、コンビニで恐喝まがいの行為をしていたところを、ななみのプロレス技で取り押さえられる。ななみの紹介によって、パン屋に再就職を果たす。
クレジット
- 原作
-
青木 健生