さぼリーマン 飴谷甘太朗

主人公のサラリーマン 、飴谷甘太郎が、営業の合間をぬって様々な甘味を食する1話完結、コメディタッチのグルメ漫画。登場する甘味店はすべて実在の店である。『平成甘味録 さぼリーマン』のタイトルで「モーニング」に連載後、『さぼリーマン 飴谷甘太朗』に改題し「モーニング・ツー」にて連載を開始した。

正式名称
さぼリーマン 飴谷甘太朗
原作者
萩原 天晴
漫画
ジャンル
ギャグ・コメディ
 
グルメ
レーベル
モーニング KC(講談社)
巻数
既刊2巻
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概要・あらすじ

あらすじ

第1巻

吉朝社販売営業部に配属となった飴谷甘太朗は、部長と共に外回りに出る事になった。しかし、車が軽油を誤給油された事で一人になれた甘太朗は、仕事をそつなくこなし、人形町の名店「初音」でおしるこを堪能する。(エピソード「営業こそ天職」) 

甘太朗は職場には内緒で「甘ブロ」という甘味ブログを運営していたが、同僚の土橋に、それを知られてしまう。だが、仕事をしているふりをしながら隠れて更新する事で、土橋の目をくらます事に成功する。(エピソード「伝えたい!」)

門前仲町、浅草、赤坂に営業で向かう事になった甘太朗は、門前仲町の名店「いり江」、浅草の甘味所「梅むら」、そして赤坂の「相模屋」の3店で豆かんを堪能するのだった。(エピソード「三都物語」)

甘太朗は、これまで成績No.1だった財部豊を抜いて、営業成績トップの座を手にした。豊は甘太朗を一方的にライバル視し、甘太朗が実は仕事をサボって甘味巡りをしているという秘密を知ってしまうが、その事実を他人にはしゃべる事はなかった。(エピソード「好敵手」) 

五ヶ瀬宏樹は野球好きで、営業成績の悪いサラリーマンだった。甘太朗はある日、宏樹といっしょに営業回りをさせられるが、甘味にしか興味がない甘太朗にとっては宏樹の野球趣味の話などはどうでもよく、適当に聞き流して追い払うのであった。(エピソード「サボりの女神」)  

土橋は相変わらず甘太朗が「甘ブロ」の管理人ではないかと疑っており、同じ趣味を持つ者として友達になりたいと思っていた。そこで名店のどら焼きを「デパ地下で買った」と称して甘太朗に手渡し、その反応をうかがおうとする。(エピソード「教育」)

甘太朗は、部長から息子の子守を頼まれる事になった。「タンプルタン」のアップルパイで子供のご機嫌を取った甘太朗は、見事任務を成功させるのだった。(エピソード「子守」) 

暑い夏の日、甘太朗はスーツの下にヒートテックを着て営業回りをしていた。それもこれもすべては、「甘いっ子」のいちごミルク金時白玉を堪能するためであった。(エピソード「男の流儀」)

銀座でチョコレートドリンク「メランジェブロンデル47%」を味わっていた甘太朗のもとに、飴谷甘太朗の母から電話が掛かって来た。そして飴谷甘太朗の母は、28歳にもなるのにまさか甘いものなど食べてはいないでしょうね、と甘太朗を厳しく問い詰める。(エピソード「背徳の時間」) 

第2巻

飴谷甘太朗は、「和スイーツ」という言葉に違和感を覚えていた。しかし飯田橋の名店「紀の善」を訪れ、「和洋の調和」を身を持って実感した甘太朗は、「和スイーツ」の言葉に納得する。(エピソード「和洋折衷」)

甘太朗は3日間断食していた。これは東京あんぱん豆一豆の大納言入りあんぱんをおいしくいただくためであった。そして甘太朗はサウナにも入り、万全の体勢で牛乳と共にあんぱんをいただくのだった。(エピソード「褒美の時間」) 

飴谷甘太朗の母が甘太朗の家にやって来て、甘味を隠していないかと家探しを始めた。だがこの状況を予期している甘太朗は、となりの部屋を借りて、そこに甘味を隠していたのだった。(エピソード「スイーツカタルシス」)

財部豊が仕事でミスをしたために、甘太朗はその尻拭いので動く事になった。平謝りする豊だったが、たまたまエッグタルトの名店に寄る事のできた甘太朗は、彼に感謝こそすれ恨む事はなかった。(エピソード「逆襲の財部」) 

 相変わらず土橋にブログの件で疑われていると思い込んでいる甘太朗は、パウンドケーキを買うためだけにわざわざ芸能人に変装して店に出かける。(エピソード「ミッション:インポッシブル」)

秋が来たとか来ないとかいった時候の会話を交わしていた甘太朗は、秋の味覚といえば栗だと和栗のモンブランを食べに行く。(エピソード「千年の秋」)  

部長の息子が会社にやって来て、土橋が見送る事になった。子供から自分の甘党趣味がばれるのではないかと甘太朗は気が気ではなく、子供の前で自分は忍者だから秘密を話さないでくれ、と噓をつく羽目になってしまう。(エピソード「忍ぶ者」) 

ミルフィーユを食べに行った甘太朗の前に、奇妙な老人が現れる。老人はなんと、自分が甘太朗の父親であると語るのだった。(エピソード「甘味問答」)  

甘太朗は、ひょんな事から漫画家志望の若者といっしょに甘味巡りをする事になった。そんな中、若者は甘太朗をモデルにした漫画を描きたいと言い出す。(エピソード「災いを転じて福となす」)

甘太朗は、かつて自分の父親であると語っていた老人と再会する。老人はその日に甘太朗が何を食べるつもりであったかを見事に言い当て、甘太朗もなるほど血は争えないと納得する。するとその場に、飴谷甘太朗の母が姿を現す。(エピソード「親子」)  

飴谷甘太朗の母と父親は、ひとしきり喧嘩をしたあとに和解し、甘太朗を置いてどこかへ行ってしまった。母親からも、今後は自由に甘味を食べていいと言われた甘太朗は、甘味追求の世界へと旅立っていく事になり、手始めに土橋をスイーツの店に誘う。(エピソード「新たなる甘味の世界へ」) 

登場人物・キャラクター

飴谷 甘太郎 (アメタニ カンタロウ)

吉朝社販売営業部で営業職として働く28歳の男性。眼鏡をかけている。仕事ができ、社内では堅く真面目。女性社員の人気を集めるほど容姿が整っている。幼い頃、歯科医の母から甘いものを強く禁じられていたため、無類の甘味好きになってしまった。関西でSEとして働いていたが、営業の合間に東京の甘味店を回りたいがために転職し、上京。 普段はあまり表情を変えないが、甘味を食べると心から感動し、笑顔を見せることもある。甘味紹介ブログ「甘ブロ」の管理人で、一部スイーツマニアからカリスマ視されている。

三宅 (ミヤケ)

吉朝社販売営業部で部長を務める中年の男性。飴谷甘太郎の上司。恰幅の良い体つきをしており、関西弁で話す。新人にはスパルタ教育を施す厳しい上司だが、甘太郎のことは高く評価している。月島に住んでおり、息子がひとりいる。

土橋 (ドバシ)

吉朝社販売営業部で働く若い女性。飴谷甘太郎の同僚であり、甘太郎が更新している甘ブロの読者。スイーツマニアで、一緒に甘味店を回る友人が欲しいと思っているため、ブログの管理人が甘太郎ではないかと勘ぐり、探りを入れてくる。

財部 豊 (タカラベ ユタカ)

吉朝社販売営業部で営業職として働く男性。飴谷甘太郎の先輩。細い目が特徴。甘太郎が入社するまで11ヶ月連続で業績トップを取り続けていたため、営業王子とも呼ばれるほど成績優秀。甘太郎に営業成績を抜かれた時は拍手でそれを讃えたが、努力家でプライドが高いため、屈辱を感じていた。

五ヶ瀬 宏樹 (ゴカセ ヒロキ)

吉朝社販売営業部で営業職として働く男性。飴谷甘太郎の先輩だが、営業成績が悪く、三宅の指示で勉強のために甘太郎の営業に同行した。元名門野球部の4番で、プロ野球への思いを断ち切れずにいる。

三宅 直樹 (ミヤケ ナオキ)

吉朝社販売営業部の部長・三宅の息子。幼稚園年長~小学校低学年ほどの幼い少年。三宅に急な接待ゴルフの予定が入った際、飴谷甘太朗が子守をした。三宅が一緒に魚釣りに行くという約束を破ったため機嫌が悪かったものの、甘太郎の計らいにより、ふたりで楽しく1日を過ごす。

飴谷甘太郎の母 (アメタニカンタロウノハハ)

飴谷甘太郎の母親。眼鏡をかけた女性。歯科医を営む女医。大の甘味嫌いで、幼い頃からずっと甘太郎には甘味を禁じており、「食べたら勘当」とまで申しつけている。甘味を口にしていないか確認の電話をかけてくることもある。

山地 (ヤマジ)

吉朝社販売営業部で営業職として働く男性。飴谷甘太郎の先輩。

水野 (ミズノ)

吉朝社販売営業部で働く若い女性。テレビドラマ『ロミオvs.ジュリエット』が好きで、勤務中に隣の席の女性と話をし、三宅に注意された。

木村 (キムラ)

飴谷甘太郎が吉朝社販売営業部入社初日に営業に行った書店で働く人物。甘太郎の礼儀正しさに感心し、新雑誌をプッシュすると吉朝社販売営業部まで電話をかけてきた。

集団・組織

吉朝社販売営業部 (キッチョウシャハンバイエイギョウブ)

飴谷甘太郎が所属する会社の部署。出版社の営業部で、部長の三宅のほか、財部豊、五ヶ瀬宏樹、山地などの男性社員や土橋、水野などの女性社員が所属する。

場所

初音 (ハツネ)

人形町に実在する甘味店。飴谷甘太郎は吉朝社販売営業部入社初日、顔見せのための営業を終わらせたのち、この店に立ち寄って御膳しるこを食べ、濃厚だがくどくない味わいに深く感動した。

タンプルタン (タンプルタン)

月島に実在する洋菓子店。三宅に子守を頼まれた飴谷甘太郎は、この店のアップルパイで、父に約束を破られ不機嫌だった三宅直樹の態度を和らげることに成功した。

甘いっ子 (アマイッコ)

西荻窪に実在する甘味店。飴谷甘太朗はこの店のいちごミルク金時白玉をより美味しく食べるため、真夏にもかかわらず、スーツ姿(シャツの下にはヒートテック)で営業を行った。

クレジット

原作

書誌情報

さぼリーマン 飴谷甘太朗 既刊2巻 〈モーニング KC〉 連載中

第1巻

(2015年9月23日発行、 978-4063885040)

第2巻

(2016年4月22日発行、 978-4063885910)

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