シマシマ

アロマハウスグリーンを経営する箒木しおは、離婚をきっかけに不眠症に悩まされ、同じ苦しみを抱く女性のために添い寝屋ストライプ・シープと言う裏稼業を始める。そのスタッフの青年と織りなす恋模様を描いたラブ・ストーリー。

正式名称
シマシマ
作者
ジャンル
恋愛
レーベル
モーニングKC(講談社)
巻数
全12巻完結
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概要・あらすじ

アロマテラピストである主人公シオは、ある日不意に出て行ってしまった夫響への未練や孤独、様々なプレッシャーから不眠症に罹ってしまう。そんな不安な夜に添い寝してくれた夫の弟ガイのお陰で、実にひと月ぶりに快眠出来たシオは、添い寝屋ストライプ・シープと言う秘密のサイド・ビジネスを始める。

そのスタッフには4人の青年が選ばれ、そのうちの2人とシオとが微妙な三角関係を繰り広げる。

登場人物・キャラクター

箒木 汐 (ほうきぎ しお)

アロマテラピストであり自分のエステサロンを経営する女性。ある日突然夫の響が出て行ってしまい、その未練や孤独、夫婦で開いた店のローンの支払い、マンションの家賃などのプレッシャーから不眠症に罹ってしまう。そんな彼女に添い寝してくれた夫の弟ガイのお陰で熟睡することが出来たシオは、極上の眠りを提供する仕事、添い寝屋ストライプ・シープを立ち上げる。 スタッフは個性的な4人の青年、彼らは初めシオを恋愛対象とは見ず、シオも彼らを植物のようだ、と評価していた。そんな折り、シオはローン支払の担当者である柳原と新たな恋を始めようとするが、元夫の面影を忘れられていない事実を再認識するハメに。 彼女は自分の症状をきちんと分析・理解し、その対処法を様々に試みて不眠症と向き合うことが出来る芯の強い女性である。また一人でアロマハウスグリーンを切り盛りする能力があり、夜の仕事である添い寝屋でもスタッフとクライアントとのマッチングを一括管理、クレームにも対処するなど管理者としても有能である。 美人で優しく思い遣りもある、まさに非の打ち所のない女性。

珠蕗 涯 (たまぶき がい)

主人公シオの元夫響の実の弟。響が出て行った後にパニックとなったシオを慰め、添い寝してあげたことがきっかけで添い寝屋ストライプ・シープは発足した。仔犬のように人懐っこく無邪気な反面、様々な問題や自分自身に真剣に向き合うことが苦手で面倒臭いと言って逃げて来た。兄が音信不通となった代わりに両親の関心を一身に受けて、非常に迷惑に感じている。 その為、実家には滅多に帰らず、友人の林田竜胆のアパートや、シオのマンションにしょっちゅう転がり込む。ある日、兄から連絡を受けて「部屋の鍵をシオに返してくれ」と頼まれたことで、彼女を傷付けたくない、と言う自分の気持ちに気付いてしまう。

双葉 蘭 (ふたば らん)

添い寝屋ストライプ・シープのスタッフの一人。かつて主人公シオが夫の響と何度か訪れたことのある和風ダイニングキッチンふたばの店員だったのを、シオ自らスタッフとしてスカウトした。スタッフの中でもリーダー的存在。卒なく無駄のない振る舞いと気配り上手に、見た目の冷やかな魅力を合わせ持ち、父と2人で店を仕切るせいか、年の割に落ち着き払っているのがシオの目に止まった。 また、ガイを通じて元夫の響から部屋の鍵を返されて不安定な状態になったシオに、添い寝という気遣いをしようとしたのはランだった。結局その役目はガイに取られたが。「大事にしたい人ができたら添い寝屋はやめる」それがランのシオにできる精一杯だった。

林田 竜胆 (はやしだ りんどう)

ガイの大学の友人で同じオセロ研究会所属。添い寝屋ストライプ・シープのためにガイがシオに紹介してスタッフの一員となった。ファッションに興味がありカラーコーディネートを少しかじっている、お洒落が好きな長髪メガネの青年。仕事の添い寝屋とプライベートの恋愛を完全に切り離して考えられる器用な性格だったが、クライアントとして知り合った菖子のアートディレクターの仕事を手伝ううちに、本気の恋に落ちてしまう。 その後、菖子の紹介で知り合ったデザイナーの真木の元でアルバイトをしつつ、デザインの勉強をすることになる。

真菰 修二 (まこも しゅうじ)

添い寝屋ストライプ・シープのスタッフの一人で、ガイたちと同じ大学生。読書が趣味で脚本家を目指している。真面目で無口で添い寝屋には向いてなさそうに見えて、彼は一番クレームが少ない。自分の感情に無関心な所がある反面、彼氏を差し置いて男友達である自分とデートするエリに対しては、このままではいけないのではないだろうか、と心配したりもする。 クライアントの伝手でプロデューサーの桃瀬と知り合い、脚本家としての道を切り拓いて行く。

白金 (しろかね)

主人公シオのアロマハウスグリーンの常連客。都内30店舗の花屋のオーナー。シオと共同経営者として店を大きくしないか、と持ちかけ、自ビルのワンフロアを使った倍のスペースで、グリーンの新規開店に漕ぎ着ける。シオが施術していると「白金にエネルギーを吸い取られる」と感じるほど、身の回りのものを惹き付けるパワー溢れる女性。

珠蕗 響 (たまぶき ひびき)

主人公シオの元夫。ある日突然シオの元から消え、片田舎の港町で女のヒモのような生活をしていた。雑誌や新聞に文章を書いて僅かな収入としている。弟のガイをして「どうしてこんないい加減な人とシオは結婚したのか」と思わせるほどガサツでいい加減な人物。港町の酒場で、顔見知りに自身のことを揶揄された時に怒りの感情を見せた様子から、彼は彼なりの考えを持っていた。

富士 撫子 (ふじ なでしこ)

主人公シオの経営する、アロマハウスグリーンの設立当初からの従業員。明るく気さくで天真爛漫。面食いなのが玉に瑕。シオとは経営者と従業員というより仲の良い親友である。シオの事情を心得ており、恋愛相談も気軽にお互いに話せる。

菖子 (しょうこ)

添い寝屋ストライプ・シープのクライアントの1人でアートディレクター。元恋人がストーカーとなってしまい背後から刺される、という事件に合っている。多忙な仕事とその経験から不眠症になり、添い寝屋のスタッフの一人リンダと知り合う。リンダと恋に落ちるが自分がかなり年上なのもあり、いっとき距離を置くようになる。 仕事に自身と誇りを持っていて、強い女性を思わせる反面、どこか脆い印象も与える。

ユミ

添い寝屋ストライプ・シープのクライアントである菖子の元でアルバイトをしたことで、リンダや主人公のシオ、他のスタッフなどと顔見知りとなる女性。将来、何をしたいかが見つからず、様々なアルバイトを渡り歩いていた。ゲーマーで自称引き蘢り。ガイとは似た者同士で馬が合わないのか度々衝突したが、だからこそ衒いのない意見が言えた。 雑誌編集のアルバイトでストライプ・シープが取り上げられた時、潜入取材をすることになったユミは、添い寝屋を風俗と捉え、不潔と感じる。

アヤ

添い寝屋ストライプ・シープのクライアントの1人で女医。患者相手に1日中気を張っているストレスのせいで不眠症となる。キツい性格でズバズバものを言う。自身のことは余り語らないが、スタッフの一人マシュが脚本家志望と聞き、その作品を読んでプロデューサーの桃瀬を紹介するなど、意外に世話焼きな一面も。 他のスタッフとも個人的な私情を挟まず、添い寝を楽しむ女性。

(ふき)

添い寝屋ストライプ・シープのクライアントの1人でAV女優。その仕事の後ろめたさ、引け目から、卑屈になっている。スタッフの一人ランに本気で恋をしてしまい、主人公のシオに「指名はお断りしている」と言われても諦めきれずにいたところ、偶然ふたばでランやシオと顔を合わせた。 ランを諦めきれずシオに詰め寄るが、剣もホロロに断られてしまう。だがランは、彼女が色々なものを堪えて笑顔を見せたことでふたばに来ることを認めてくれて、スタッフたちとの添い寝なしの友達としての付き合いが始まった。

場所

添い寝屋 (そいねや)

主人公シオが、自分と同じように不眠症に悩む女性に「極上の眠りを提供する」ために立ち上げたビジネス。ホームページにアクセスしてメールを送ると、管理者のシオがクライアントと連絡を取って面接の上、スタッフをクライアントの希望日時に派遣する。スタッフの仕事は、クライアントにリラックスしてもらい、快適な眠りを摂ることが出来るよう、食事や飲み物、悩み相談などのもてなしをすること。 設立当初からの決まり「決して交わらない」は、スタッフが出来るのは添い寝まで、というものだ。それはストライプ・シープという名前や、この漫画のタイトル『シマシマ』にも現れている。そこにはクライアントである女性の数だけ物語があり、出会いや別れがある。 物語の中には時折眠りに関するウンチクなども語られている。

アロマハウス・グリーン

主人公シオが経営・施術するアロマテラピーのエステサロン。シオの夢を叶えるため、元夫の響と共に経営を開始したが、響の失踪後はシオ一人が従業員の富士撫子と共に切り盛りしていた。物語の後半では常連客の白金はの提案により、渋谷で倍の広さを持った新店舗をオープンする運びとなる。

ふたば

添い寝屋のスタッフの一人、ランの父親が経営する和風ダイニングキッチン。主人公のシオが元夫の響と何度か行ったことがあり、彼女がランを見出した場所でもある。添い寝屋のスタッフたちやクライアントや彼らの友人などが集まる憩いの場。

書誌情報

シマシマ 全12巻 講談社〈モーニングKC〉 完結

第1巻

(2008年7月発行、 978-4063727210)

第2巻

(2008年9月発行、 978-4063727340)

第3巻

(2008年12月発行、 978-4063727647)

第4巻

(2009年3月発行、 978-4063727838)

第5巻

(2009年6月発行、 978-4063728033)

第6巻

(2009年9月発行、 978-4063728347)

第7巻

(2009年12月発行、 978-4063728590)

第8巻

(2010年3月発行、 978-4063728842)

第9巻

(2010年6月発行、 978-4063729108)

第10巻

(2010年8月発行、 978-4063729368)

第11巻

(2010年9月発行、 978-4063729405)

第12巻

(2010年10月発行、 978-4063729511)

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