全て緑になる日まで

全て緑になる日まで

父の会社のため政略結婚を受け入れることにしたレージデージ・クロステッチは、恋人のマリオン・ロダンと別れることを決意する。だがマリオンを慕う彼のいとこの少年トリステスが現れ、その気持ちは激しく揺れることとなる。政略結婚をテーマに交錯する人間関係を描いた恋愛もの。

正式名称
全て緑になる日まで
ふりがな
すべてみどりになるひまで
作者
ジャンル
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概要・あらすじ

父の会社のため政略結婚を受け入れることにしたレージデージ・クロステッチは、恋人のマリオン・ロダンと別れるため、その諦めるための理由作りを友人のヴァージニアに頼む。ヴァージニアが「実はマリオンは男色家である」という設定を提案し、そのつもりでマリオンの部屋に向かったレージデージは、ちょうどその男色の相手として妄想していたような美少年がマリオンのところにいることを知り、動揺してしまう。

登場人物・キャラクター

レージデージ・クロステッチ

ランドレスにある美術大学の女子学生。大学の試験の日に絵の具を貸してくれたマリオン・ロダンとは恋人同士。だが傾きかけた父の石油会社を助けるため、政略結婚を承諾。マリオンと別れることを決意する。

マリオン・ロダン

ランドレスにあるレージデージ・クロステッチの恋人。美術大学の学生。入学試験はトップ合格で、絵画に高い才能を持っている。レージデージにトリステスをいとことして紹介する。

ヴァージニア

ランドレスにあるレージデージ・クロステッチの女友達でルームメイト。美術大学の学生。恋人のマリオン・ロダンと別れる理由がほしいというレージデージに、マリオンが実は男色家であるという設定を提案する。

トリステス

マリオン・ロダンのいとこ。本名は名乗らず、レージデージ・クロステッチが思わず言ったトリステスという名前を借用する。極端な世間知らずの美少年。マリオンには過保護にガードされている。その正体はランドレスの王女で、男装して王室を抜け出していた。

場所

ランドレス

観光産業だけで細々とした糧を得ている世界一小さな王国。国全体が貧しく、石油の高騰に苦しんでいる。

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