ジバクくん

ジバクくん

世界制覇を目標に掲げる少年が、世界中を旅するファンタジーアクション。主人公の爆をはじめ、メインキャラクターとなる少年少女はいずれも特殊な能力を駆使して戦う。「ファミ通ブロス」1998年5月号から2000年12月号にかけて連載された作品。1999年10月から2000年3月まで、テレビ東京系列でTVアニメ版も放送された。当時は原作漫画版が連載中だったこともあり、TVアニメ版は展開が一部異なっている。

正式名称
ジバクくん
作者
ジャンル
ファンタジー
レーベル
ブロスコミックス(エンターブレイン)
関連商品
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概要・あらすじ

12に分かれたツェルブワールドのうち、1の世界と呼ばれる「ファスタ」で暮らしていたは、トラブルモンスターに襲われたところをGCに助けられる。爆の夢が世界制覇であると聞いた炎は、聖霊ジバクくんを爆に託して去っていく。それから1年後、GCとなった爆は夢を叶えるために、全世界を股にかけた冒険へと旅立つ。

登場人物・キャラクター

(バク)

世界制覇と全世界最強のGCになることを夢見る少年。炎から直接聖霊を受け継ぎ、1の世界「ファスタ」のGCとなった。本来とは違う手順でGCになったためライセンスを持っていないが、一目見た相手の技を一瞬で会得する抜群の戦闘センスを持つ。傍若無人で身勝手な振る舞いが目立つ一方で、傷ついた人や仲間を見過ごせないという熱い一面もある。

ジバクくん (ジバククン)

爆が炎から受け継いだ聖霊。爆の相棒といえる存在。ピンク色の球状のボディそのものが強面の顔となっており、そこから手足が生えた独特な外見が特徴。言葉は発しないが、表情や仕草でさまざまな感情表現をする。両手を広げると大爆発を起こす性質があり、爆はそれを活かして戦う。なお爆以外のGCが連れている聖霊も、基本的な外見はジバクくんと同じだが、細部が異なっている。

(エン)

1の世界「ファスタ」最強として名高いGC。爆に進むべき道を示した男性。爆はまったく知らなかったが、「ファスタ」だけでなくあらゆる世界で活躍しており、GCを目指す子供たちからは伝説の存在として知られている。ジバクくんを爆に託した後は針の塔へ行き、GSとなった。その出生には謎が多く、秘密の目的のために活動している。

ピンク (ピンク)

2の世界「セカン」のGC。テレポーテーションのような超能力のライセンスを修得している少女。幼い頃に重い病気にかかっていたところを、炎に治してもらい、以降彼に憧れるようになった。炎を目指してGCとなった経緯もあり、彼の後継者である爆の実力を確かめるために勝負を挑む。連れている聖霊の名前は「バーンビ」。

カイ (カイ)

3の世界「サー」のGC。武術のライセンスを持ち、強力な棒術を駆使して戦う少年。5年前に巨大なトラブルモンスターに故郷を襲われ、両親を失っている。そのトラブルモンスターを一瞬で倒した炎に憧れて、GCを目指した。連れている聖霊の名前は「バクザン」。

フネンの仙人 (フネンノセンニン)

カイの師匠。ヒゲの生えたモグラのような風貌の生物。いつも「不燃」と書かれたゴミ箱に入っているが、スネると箱から出て三日月のような形に変化する。不可思議な風貌とは裏腹に、医術においても武術においても、完璧と称されるほど高い能力を誇る。

ダルタニアン (ダルタニアン)

4の世界「フォス」のGC見習いの少年。「フォス」においてはGCは同じ一族の間でしか受け継がれない家督制となっている。そのため、GCとなることが運命づけられており、半人前ながらすでに聖霊を連れている。「フォス」の歴代GCでも最強の剣士と呼ばれる父親から仕込まれた、優れた剣技の持ち主。弱気な性格が災いして、潜在的な戦闘能力を発揮できずにいたが、先輩GCである爆たちに導かれて成長を遂げていく。 連れている聖霊の名前は「バクレツ伯爵」。

アリババ (アリババ)

5の世界「ゴイ」のGC。グラマーな体型の少女だが、一人称は「オレ」という男勝りな性格。盗みのライセンスを修得しており、鍵の開け閉めはお手のもの。カメモンドと共謀して爆たちを騙すが、その裏には本当の目的が隠されていた。連れている聖霊の名前は「ヒバナ」。

カメモンド (カメモンド)

「デビルモンスター」と呼ばれる最上位のトラブルモンスター。聖霊を食べて寿命を延ばすために、アリババを使って爆たちを捕まえさせた。人間と変わらぬ言葉を話すだけでなく、あらゆる攻撃を弾く甲羅や、相手の動きを止める魔術を持つなど、戦闘能力も非常に高い。

ライブ (ライブ)

6の世界「ロック」のGC。音楽好きな明るい性格の少年。針の塔の呪いによって、夜になると「ロック」が世界ごと9の世界「ナイナイ」に変わり、ライブは「ナイナイ」のGCである「デッド」に変貌する。ちなみに使用するライセンスはライブが音楽でデッドが呪縛、連れている聖霊はライブが「バズ」でデッドが「ジュバク」とそれぞれ異なっている。

乱丸 (ランマル)

7の世界「セーブン」のGC。正義感が強く生真面目な少年だが、誰にでも慈悲深く接する優しさも持ち併せている。忍者のような格好をしていて、使用するライセンスも忍術。連れている聖霊の名前は「烈火」。

ジライヤ (ジライヤ)

乱丸が連れているガマガエル型のドライブモンスター。乱丸が幼い頃からともに育ち、彼にとっては親友のような存在でもある。純粋な心の持ち主に会うと、「親愛の歌」という歌を喜びの証として歌う。

ルーシー (ルーシー)

8の世界「エイトン」のGC。賭け事を好む海賊の少女で、扱うライセンスもギャンブルに関わるもの。トラブルキッズとして指名手配された爆を捕まえるため、カードゲームをによる勝負を挑む。連れている聖霊の名前は「バクチくん」。

ハヤテ (ハヤテ)

12ある世界で最も危険とされる10の世界「テンパ」のGC。風を自在に操る鳥人族の少年。「デッド」に変化しているライブをも圧倒するほどの実力者。連れている聖霊の名前は「サンダー」。

ジャンヌ (ジャンヌ)

11の世界「イレブス」のGCを務める少女。「イレブス」のGCは代々激の監視役を務める役目があり、ジャンヌはその63代目にあたる。役目に忠実な性格で、ライセンスは兵器。本人の服装だけでなく、連れている聖霊の「ダン大佐」も軍人のような格好をしている。

現郎 (ウツロウ)

12の世界「ツェルー」の世界誕生時からGCを続けてきた謎の少年。GCであると同時にGSでもある。常に無気力で眠そうにしている。しかし、雹と激の攻撃を、片手でいとも簡単に受け止めるなど、計り知れない戦闘能力を持つ。連れている聖霊の名前は「ジバク王」。

シルバ (シルバ)

ピンクの祖母。2の世界「セカン」における元GC。ツェルブワールド全体でも指折りの実力者で、GSとしての資質も持っていた。ピンクが持つ超能力のライセンスは、元々シルバが使っていたもの。愛する孫のピンクがGCとして戦うことを快く思っておらず、彼女を「セカン」に引き戻そうと目論む。

ブラウ (ブラウ)

シルバが12歳の時に出会った少年。凶暴化した野生動物から、身を挺してシルバを守ったことをきっかけに、相思相愛の仲になっていく。やがて結婚して幸せな家庭を築いていたが、シルバが受けた針の塔の呪いの影響を受け、病に倒れてしまう。

(ヒョウ)

日本刀による二刀流で戦うGSの1人。針の塔でGSの資格者を探し、現場に赴く役目を担っている。目的のためなら相手を容赦なく切り捨てる、冷酷な性格の持ち主。未熟なGCでありながら自分に傷をつけた爆に、同じ男性でありながら本気で惚れ込むようになる。同じGSの炎とは犬猿の仲。

(ゲキ)

7の世界「セーブン」で危機に陥った爆たちの前に現れた青年。500年前のGSだったが、反逆を起こして針の塔の呪いをかけられ、その姿を変えられていた。激化していく戦いに備えるため、爆に強力な術を教える。

チャラ (チャラ)

0の樹の番人。GCの登録受付人でもある。通常は球状の姿をしているが、受付人の際は人間の青年の姿に変身。球状の姿の際は、語尾に「みょー」と付ける癖を持つ。雹の命令で、爆の強さを試すため、度々針の塔とツェルブワールドを行き来している。

(シズマ)

夢の不燃物島の囚人たちのリーダー的な存在の青年。かつて1の世界「ファスタ」のGCだったが、GS試験に失敗したため、永久に夢の不燃物島に囚われることとなってしまった。

場所

ツェルブワールド (ツェルブワールド)

12に別れた世界の総称。1の世界「ファスタ」から12の世界「ツェルー」まで、各世界は「ファスタ」から順番に時計回りで繋がっている。世界の数字が大きくなるほど、出現するトラブルモンスターも強くなっていく。

針の塔 (ハリノトウ)

ツェルブワールドの中心にそびえる塔。GCが聖霊とライセンスを授かる場所であり、同時にGSがその資格を授かる場所でもある。現在その内部には、炎や雹らGSたちが、ある目的を持って暮らしている。

夢の不燃物島 (ユメノフネンブツトウ)

不燃物でできたゴミの島。世界地図には記されていない。空から降ってきた塔が地上にぶつかった際に一部が砕け散り、その残骸が集まってできたとされている。島の中心にある塔内部には、ナレノハテの他に閑たち囚人がいる。

その他キーワード

GC (グレートチャイルド)

トラブルモンスターを討伐する戦士。12の各世界から1人ずつ選抜される。未成年でなければ選ばれることができない。戦いに使用する聖霊やライセンスは、針の塔で受け取ることになる。世界の数字が大きいほど強いとされるが、炎のような例外も存在する。全世界の子供たちが憧れる任務のため、罪を犯すと「トラブルキッズ」と呼ばれ、その存在ごと消去されてしまう。

GS (グレートソルジャー)

1人でGC12人分に匹敵する力を持つといわれる特別な戦士。GCの中でも特に優れた素質を持つ物だけが成長できる。ツェルブワールド全体の歴史を通しても、GSに成長した者は4人しかいない。その出生率の低さから「異世界の戦士」と呼ばれることもある。なお、その資格を持ちながらGSになることを拒否すると、針の塔から恐ろしい呪いをかけられてしまう。 以降は針の塔内部で暮らすことになり、ツェルブワールドに干渉できず、また歳を取ることもなくなる。

ナレノハテ (ナレノハテ)

GS試験に失敗したGCたちのこと。思考や感情は一切なく、原始的な本能のみで動くようになり、夢の不燃物島の塔を永久にさまようことになる。閑のように、試験に失敗しても人間の姿を保てる者も存在するが、一部の例外に限られる。

トラブルモンスター (トラブルモンスター)

動物や植物が変異して、人々を襲うようになった怪物の総称。その強さによってランク分けがなされており、特に強い個体はS(スペシャル)ランクと呼ばれている。Sランクよりさらに強力なG(グレート)ランクと呼ばれる個体も存在し、こちらは「デビルモンスター」と呼ばれ、人間と変わらない知性も持つ。

ドライブモンスター (ドライブモンスター)

GCが移動の際に使うモンスター。トラブルモンスターとは違い、おとなしく友好的な性格の個体が多い。爆が連れている「チッキー」のように空を飛べるものや、ピンクが連れている猫型の、陸上を走るものなどが存在する。

0の樹 (ゼロノキ)

針の塔を中心にして、世界中に根を張っている巨大な樹。その根っこから「悪素」と呼ばれる悪性物質が放たれており、これがトラブルモンスターや鳥人族を生み出す原因となっている。

鳥人族 (チョウジンゾク)

0の樹が放つ悪性物質によって生まれた特殊な人間。背中に大きな翼が生えている。並外れた戦闘能力を理由に、10の世界「テンパ」のGCは代々鳥人族が務めることが決まっていた。非常に短命で、現在はハヤテしか生き残っていない。

聖霊 (セイレイ)

GCの相棒となる不思議な生物。少年少女がGCになる際に針の塔で譲り受けるが、爆は例外的に炎から直接受け取った。姿形はどれも似通っており、ジバクくんを基準として、細部や身に着けているものが異なる。

ライセンス (ライセンス)

GCが扱う特殊能力の総称。ピンクの「超能力」やカイの「武術」など、直接攻撃から間接攻撃をこなすものまでまで、数多くの種類が存在する。聖霊と同じく針の塔で譲り受けるのが通例だが、爆は針の塔に行かずGCになったためライセンスを持っていない。

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