セッちゃん

セッちゃん

20XX年の東京が舞台。誰とでもセックスすることから「セッちゃん」と呼ばれる瀬川世都子と、他人に興味がない男の子あっくんこと影山厚の物語。決して交わるはずのない二人は、大学の同級生たちの学生運動やテロ事件をきっかけに、いつの間にか肩を寄せ合うようになる。冒頭で、セッちゃんがテロにあい、死亡したことが明かされており、物語はあっくんの回想から始まる。イラストレーターとして活躍する作者の、初の漫画作品。小学館「マンガワン」2018年4月7日から8月25日まで配信。

正式名称
セッちゃん
ふりがな
せっちゃん
作者
ジャンル
日常
 
その他
レーベル
裏少年サンデーコミックス(小学館)
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概要・あらすじ

瀬川世都子のあだ名「セッちゃん」の「セ」は、セックスの「セ」。誰とでも寝ることで有名で、それは中学二年生の頃から続いていた。彼女は、コミュニケーションが煩わしいと感じており、面倒なく相手と繋がれるセックスのほうがラクだと考えていたのだ。一方、同じ大学に通うあっくんこと影山厚は、恋人をはじめ、誰に対しても興味を持てない男子だった。それは、高校生の頃、偶然同じクラスの女子高生の死体を見つけたことに起因するのかもしれない。本来交わるはずのない二人だったが、あっくんの自宅マンションの同じフロアに、セッちゃんの彼氏がいたことから面識を持つ。やがて大学では、学生運動が激しくなり、過激派たちが爆破テロを起こすようになる。休講続きの大学ではテロ行為に反対するデモが行われるなど、非常事態が続いていた。あっくんの彼女も、デモ隊に参加していたが、あっくんとセッちゃんは無関心だった。学生運動の波に飲み込まれた学内にあって、二人はなんとなく惹かれ合い、一緒に映画を見たり、漫画を読んで過ごすようになった。

書誌情報

セッちゃん 小学館〈裏少年サンデーコミックス〉

(2018-11-12発行、 978-4091287106)

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