タイフウリリーフ

タイフウリリーフ

両親の離婚により、別々に暮らすことになった年子の兄弟、日鷹風(ひだかふう)と日鷹大陸(ひだかたいりく)。中学時代、「柊(ひいらぎ)三羽烏」の一角として活躍した二人は、同じ高校の野球部に所属し甲子園を目指す。バラバラのように見えながら、深い繋(つな)がりを持つ家族や元チームメイトとの絆(きずな)を描く野球ドラマ。作者の茂木ヨモギの初長編連載作品。小学館「週刊少年サンデー」2022年第6号から45号まで連載。

正式名称
タイフウリリーフ
ふりがな
たいふうりりーふ
作者
ジャンル
野球
 
部活動
レーベル
少年サンデーコミックス(小学館)
巻数
既刊4巻
関連商品
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概要・あらすじ

中高一貫の柊(ひいらぎ)学園。「柊三羽烏」と呼ばれる優れた三人の投手(日鷹風(ひだかふう)、日鷹大陸(ひだかたいりく)、鷲尾雷雲(わしおらいうん)を擁する中等部野球部は、関東大会優勝を果たす。高等部で三羽烏が揃えば、柊学園初の甲子園進出も夢ではない。しかし、周囲のそんな期待をよそに、鷲尾は甲子園常連の天川高校に誘われて進学を決めてしまう。それから1年8か月後、大陸は一つ違いの兄、風と同じく、柊学園に進学し野球部に入部する。兄弟の両親が離婚してしまったため、別々に生活する日鷹兄弟だったが、二人の関係が変わることはなかった。鷲尾以上のストレートを武器とする大陸は、当然期待を背負っている。しかし、兄と違いムラっ気があり直球以外投げられない大陸は、紅白試合で先輩たちの洗礼を浴びた。そんな様子を見た鴎誠一(かもめせいいち)監督は、鷲尾が所属する天川高校野球部との練習試合を決めてくる。そして試合当日。鴎監督は、先発投手に大陸を指名した。

登場人物・キャラクター

日鷹 大陸 (ひだか たいりく)

柊(ひいらぎ)学園高等部野球部所属の1年生男子。日鷹風(ひだかふう)の弟。ポジションは投手で、ツンツンヘアーが特徴。背は低め。柊学園中等部時代は、「柊三羽烏」の一人として活躍していた。天才型で、球威は抜きん出ているが、一本調子になってしまうのが弱点。負けん気が強すぎて、やや性格に難がある。両親の離婚で、母の美都、兄の風とは別居し、父の幸一郎と暮らしている。夢は、甲子園優勝投手になってドラフト1位指名を受け、父に豪邸を建ててあげること。

日鷹 風 (ひだか ふう)

柊(ひいらぎ)学園高等部野球部所属の2年生男子。日鷹大陸(ひだかたいりく)の兄。ポジションは投手で、長身、ショートカットが特徴。柊学園中等部時代は、「柊三羽烏」の一人として活躍していた。下手投げから繰り出されるフル回転の変化球が武器で、コントロールも正確。穏やかな性格で慎重派。また、できのよい兄のように見えるが、じつは天才型の弟の背中を追い続けて成功した努力型である。両親の離婚で、父の幸一郎、弟の大陸とは別居し、母の美都と暮らしている。夢は、甲子園優勝投手になってドラフト1位指名を受け、母に豪邸を建ててあげること。

鷲尾 雷雲 (わしお らいうん)

天川高等学校野球部所属の2年生男子。ポジションは投手で、逆立った金髪が特徴。中学生時代は、柊学園野球部に所属し、エースで4番、「柊三羽烏」の一人として活躍していた。高校生離れした速球と落ちる球が武器。また、打撃でも抜群の成績を残す。冷静かつストイックな性格をしている。柊学園高等部へ内部進学せずに、誘いを受けて甲子園常連の強豪校、天川高等学校へと進学する。

鴎 誠一 (かもめ せいいち)

柊(ひいらぎ)学園高等部野球部監督の男性。ボサボサ頭とあごひげが特徴。就任5年目で、柊学園中等部野球部を関東大会優勝に導く。その翌年から、同校高等部野球部監督に就任。個性的な選手を集め、野球部の強化に貢献する。中学時代から、日鷹風(ひだかふう)、日鷹大陸(ひだかたいりく)、鷲尾雷雲(わしおらいうん)を育てたことから、三人のことは熟知している。

書誌情報

タイフウリリーフ 4巻 小学館〈少年サンデーコミックス〉

第1巻

(2022-04-18発行、 978-4098510627)

第2巻

(2022-07-15発行、 978-4098511877)

第3巻

(2022-10-18発行、 978-4098513505)

第4巻

(2022-12-16発行、 978-4098514816)

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