概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
菊田 藍 (きくた あい)
事務職として働く女性。年齢は25歳。黒髪をショートボブに整えている。ある日、横断歩道で信号無視したトラックに轢(ひ)かれて死亡する。いっしょに事故に巻き込まれた牧野健太、緒方睦美と共に臨死体験で、拡声器から神様のような存在の声が響き、「君たちの寿命はあと1秒で終了だけど、プラス60年あげてもいいよ」と提案され、その申し出を受け入れる。人付き合いが苦手でオカルト嫌いということもあり、当初は拡声器のことを白昼夢と考えており、完全に疑っていた。しかし、元の世界に戻ったあと、ギリギリまで握手をしなかったことで拡声器のある空間に引き戻されかけたため、あの出来事が事実であることを実感する。
牧野 健太 (まきの けんた)
高校2年生の男子。年齢は17歳。年齢の割に妙に大人びており、ひょうひょうとした雰囲気を漂わせている。ある日、菊田藍と緒方睦美と共に横断歩道で信号無視したトラックに轢(ひ)かれて死亡する。二人と共に臨死体験で、拡声器から神様のような存在の声が響き、「君たちの寿命はあと1秒で終了だけど、プラス60年あげてもいいよ」と提案され、その申し出を受け入れる。柔軟な思考の持ち主で、拡声器の声をすべて信じていないわけではない。そのため、拡声器に怯える緒方や、かたくなに拡声器のことを否定する菊田のあいだを取り持つことが多い。周囲にはあまり本心を見せないものの、藍や睦美と毎日握手するために長年打ち込んできた部活をこっそり辞めるなど、陰ながら尽力している。