トイレット博士

トイレット博士

初期はうんこの研究者トイレット博士とライバルのダラビチ博士、中盤以降はスナミ先生率いるメタクソ団の活躍を描いた下ネタ満載のギャグ漫画。とりいかずよしの代表作。

正式名称
トイレット博士
ふりがな
といれっとはかせ
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
 
下ネタ
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概要・あらすじ

うんこの権威・トイレット博士と、幼馴染ダラビチ博士はライバル同士。あくどい手段で金儲けを企むダラビチ博士だったが、うんこまみれの結果ばかり。その後はスナミ先生、一郎太、三日月(三日月半平太)、チン坊(珍年与八郎)達メタクソ団が活躍する。

登場人物・キャラクター

トイレット博士 (といれっとはかせ)

『トイレット博士』の主人公の1人。頭頂部が禿げ、髭を生やして白衣を着た中年の男性。科学者で医師でもある。和式便器の形をした研究所で人のうんこの研究をしている。主人公と明記されているが、ライバル・ダラビチ博士やスナミ先生、一郎太達の陰に隠れてしまう。本人も出番が少ないことに不満を募らせている。

ダラビチ博士 (だらびちはかせ)

『トイレット博士』の主人公の1人。毛が長くカエルのような顔をした男性。語尾に「~ダラ」とつけて話す。幼馴染のトイレット博士をライバル視する科学者。貧しい暮らしをしているため、ニセ医師になるなど卑劣な方法で金儲けを企む中でスナミ先生や一郎太達と出会うが、一緒になって次々にトラブルを起こす。

スナミ

『トイレット博士』の主人公の1人。パンチパーマのような髪型で髭剃り跡の目立つ男性。一郎太達の通う大山小学校の教師。下品で低俗な発言や行動が多い。授業もいい加減で、PTAで問題にされる程。また学校そっちのけでダラビチ博士と争ったりする。のちに大山中学校へ転任する。三日月(三日月半平太)と共に「スナミクラブ」を結成し、一郎太も加入してメタクソ団となる。 語尾に「~だっチ」と付けて話す。妻しず子、長男一城、長女双葉と共に暮らし、家族を大切にしているが、時々メタクソ団の騒ぎに巻き込んでしまう。実在の編集者・角南攻がモデル。

一郎太 (いちろうた)

『トイレット博士』の主人公の1人。坊主頭に10円ハゲで唇の厚い男児。初登場時は大山小学校に通う小学生。その後大山第一中学校に入学する。担任のスナミ先生が結成したメタクソ団のメンバーとなる。スナミ先生とは小学校・中学校通じての付き合いとなり、ケンカしつつも結局一緒に行動する。マリちゃん(小林マリ子)や美代ちゃん(浅田美代子)に恋をして、いい所を見せようと奮闘するが、うんこ絡みのトラブルになることが多い。 しつけに厳しい祖母、両親と暮らしている。

うんこちゃん

長い髪にヘアバンドをした少女。スタイルがよく可愛らしいが「うんこ」が大好きで、人糞を研究するトイレット博士の助手のような立場にある。

タメやん

バキュームカーの運転手。職業柄、人糞の研究者トイレット博士の元に度々現れる。運転するバキュームカーのホースは生物のように動く。語尾に「~やんけ」と付けて話す。

三日月 半平太 (みかづき はんぺいた)

坊主頭で三日月形のハゲがある少年。大山第一中学校の生徒で、スナミ先生が作った「スナミクラブ」のメンバー。その後一郎太と共にメタクソ団のメンバーとなる。語尾に「ムーン」を付けて喋る。

珍念 与八郎 (ちんねん よはちろう)

鼻水を垂らした男児。一郎太が小学生の時からついて回っていた。大山第一中学校でメタクソ団のメンバーとなった一郎太に助けを求めに現れ、その後正式にメタクソ団のメンバーとなる。

ピッピ

「P」と書かれたヘルメットを被り、度のきつい眼鏡をかけた男子。大山第一中学校の生徒で、メタクソ団の新団員募集に1人だけ現れ、見習いメンバーとなる。真面目だが限度を知らない性格。当初はスナミ先生から敬遠されていた。

校長

頭頂部が禿げ、口髭を生やした男性。大山第一中学校の校長。語尾に「~ワイワイ」と付けるのでワイワイ校長と呼ばれる。またメタクソ団の合言葉・マタンキを「マタンピ」としか言えないため、マタンピ校長とも呼ばれている。大山小学校の校長とは兄弟。メタクソ団への入団を切望しているがスナミ先生からはなかなか許可されず、ひどい目にあわされる。

小林 マリ子 (こばやし まりこ)

二つ結びの女子。一郎太が大山小学校に通っていた時の同級生。一郎太が憧れていた。

浅田 美代子 (あさだ みよこ)

二つ結びの女子。大山第一中学校の生徒で、学校のアイドル。メタクソ団の活動を応援していたこともあるが、すぐに呆れてしまう。

集団・組織

メタクソ団 (めたくそだん)

『トイレット博士』に登場する集団。大山第一中学校で、どのクラブからも受け付けてもらえないスナミ先生が三日月(三日月半平太)と結成した「スナミクラブ」が原型。その後一郎太が加わってメタクソ団となり、チン坊珍念与八郎、ピッピが加わる。「MK」と書かれたバッジが目印で合言葉はマタンキ。 入団資格は「勇気 決断 実行」。モットーは「友情 努力 勝利」。当初は校内に部室が無く、地下室を掘って部室にしていた。活動は校内に留まらず、「世なおし団」と称して町にも繰り出すが、概ね悲惨な結末になる。

その他キーワード

7年ゴロシ (しちねんごろし)

『トイレット博士』に登場する必殺技。スナミ先生が披露し、その後メタクソ団のメンバーも使うようになった。「天怒りて非道を絶つ! 臨、兵、闘、者、皆、陣、烈、在、前! 七年ゴロシ!」と叫び、肛門に両手を入れて指を7本立てる。直腸を破壊し、7年後の生命は定かではないといわれる。

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