ロボッ太くん

ロボッ太くん

主人公ロボッ太とその家族や友人たちを中心に、凸凹小学校を舞台として繰り広げられるハチャメチャな日常をパワフルに描くギャグ漫画。とりいかずよしの代表作『トイレット博士』の系譜に連なる、下ネタギャグ満載の作品。「月刊コロコロコミック」1981年1月号から1984年3月号まで連載された。

正式名称
ロボッ太くん
ふりがな
ろぼったくん
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
 
下ネタ
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概要・あらすじ

凸凹小学校に通うロボッ太はクラスメートの近の介や(ホルモン)たちと共に、真の男性像を追求する集団であるKP(キンポコ)少年団を結成する。そんな彼らのことを普段から苦々しく思っていた校長先生は、仲間の助兵衛博士やロボットのガリ勉28号らと「ゲーハー中年団」を組んでロボッ太たちに対抗する。

対するロボッ太たちは古代中国から伝わる「煬獄死法(ようごくしんぼう)」という秘術を駆使し、「三年地獄」や「九年地獄」などの必殺技を編み出し、逆に校長先生たちを追い詰めていく。両者の抗争は激化の一途をたどり、校長先生たちは屈強な美人女教師リカちゃんウーマンをリーダーに据えた「UP(ウンポコ)団」を新たに組織。

KP(キンポコ)少年団とプロレスや野球など様々なシチュエーションでの勝負を繰り広げていく。

登場人物・キャラクター

ロボッ太 (ろぼった)

元気いっぱいの少年ロボットで凸凹小学校5年生。KP(キンポコ)少年団のリーダー。股間は「スペアチンポ」を付け替えることによって「チンポコ一輪車」や「ドリル・チンポ」などに変化する。普段は下ネタの大ボケをしてばかりだが、仲間のピンチには自らの身体の故障もいとわずに立ち向かう熱血な面も持っている。

近の助 (きんのすけ)

ロボッ太のクラスメートでKP(キンポコ)少年団団員。メガネをかけているが特に秀才というわけでもない。ロボッ太の良きサポート役である。やせていて身体測定の時には太から「ホネ男」とからかわれた。

(ふとし)

ロボッ太のクラスメートでKP(キンポコ)少年団団員の太った少年。通称「ホルモン」。プロレスラーのアントニオ猪木のファンで、猪木とプロレスごっこをするのが夢。盲腸で入院した際にはロボッ太たちに不治の病で余命幾ばくもないと勘違いされ、ひと騒動となった。

角兵衛 (かくべえ)

ロボッ太の父親で通称「ロボパパ」。様々な発明品でロボッ太を助ける。KP(キンポコ)少年団が「ゲーハー中年団」に追い込まれた時には、数々の必殺技が掲載されている秘伝の書「煬獄死法」をロボッ太たちに授けた。

ロボイヌ

弟をねだるロボッ太のため、ロボパパが「今年はイヌ年だし縁起がいい」と作製したロボット犬。後にKP(キンポコ)少年団の団員となる。ロボッ太のいうことはなんでも聞くようにプログラミングされていたはずだったが、パワーが強くロボッ太も持て余すようになっていく。

校長先生 (こうちょうせんせい)

凸凹小学校の校長。ロボッ太たちのいる5年3組の成績が悪いので目の敵にしている。KP(キンポコ)少年団に対抗し「ゲーハー中年団」を結成する。頭がハゲているのを気にしており、そのことをバカにされると泣きながら激怒する。

助兵衛博士 (すけべえはかせ)

自称宇宙一の科学者であり、凸凹小学校の屋上に住んでいる。「ゲーハー中年団」団員であり、ロボッ太たちをこらしめるために様々なロボットを作る。ロボパパとはコーモン小学校から大学院までずっと一緒で、互いに「助さん、角さん」と呼び合う親友だった。しかし現在では恋愛関係のもつれから憎しみ合うようになっている。

ガリ勉28号 (がりべんにじゅうはちごう)

助兵衛博士によって作られた教師ロボットで、後に「ゲーハー中年団」団員となる。生徒に勉強を強いるために作製され、ロボッ太たちの担任となった。身体検査と称して女生徒たちの下着や裸を無理矢理検査しようとすることが多い。

リカちゃんウーマン

「煬獄死法」の使い手である煬万張の一番弟子。太ももで相手の顔をはさむ「モモ・サンドスペシャル」という必殺技を持つ。ロボッ太たちを倒すため、校長先生に頼まれて凸凹小学校の女教師となり、後に「UP(ウンポコ)団」のリーダーとして活躍する。

煬 万張 (よう まんちょう)

「煬獄死法」の達人。ゲーム機で買収され、ロボッ太たちに数々の必殺技を伝授した。しかし秘伝の「煬獄死法書」を取り返すため、弟子のリカちゃんウーマンを凸凹小学校に送り込む。年齢不詳で、本人曰く「西郷隆盛と子供の頃遊んだ」とのこと。

集団・組織

KP少年団 (きんぽこしょうねんだん)

男の強さを追求するため、ロボッ太を中心に結成された課外クラブ。キンタマとチンポコを組み合わせた造語「キンポコ」を合言葉に活動する。校長先生ら「ゲーハー中年団」とは敵対関係にある。

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