令和のダラさん

令和のダラさん

ともつか治臣の初連載作品で、現代の片田舎を舞台にしている。三十木谷日向と三十木谷薫の姉弟が、半人半蛇の祟り神・ダラさんと交流する姿を描いたホラーギャグコメディ。「恐ろしいと見せかけてまったく怖くない」がコンセプトで、怖い見た目のダラさんをまったく怖がらない姉弟と、彼らの能天気さや倫理的に問題のある言動にツッコミを入れつつも振り回されるダラさんとの、コミカルなやりとりが見どころとなっている。KADOKAWA「ComicWalker」で、2022年3月から配信の作品。「次にくるマンガ大賞2023」Webマンガ部門で第14位に選出。2023年2月に、YouTubeチャンネル「KADOKAWAanime」でボイスコミック化。ダラさんをファイルーズあい、三十木谷日向を豊崎愛生が演じている。

正式名称
令和のダラさん
ふりがな
れいわのだらさん
作者
ジャンル
お化け・妖怪
 
ギャグ・コメディ
レーベル
MFC(KADOKAWA)
巻数
既刊3巻
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概要・あらすじ

登場人物・キャラクター

ダラさん

上半身は人間の巫女で、下半身は家屋を跨ぐほど長大な蛇体を持った異形の祟り神。三十木谷日向が住む村の裏山にある祠に封印されていたが、集中豪雨の影響で祠の封印が解け、現世に復活を果たす。しかし、復活してから最初に出会った三十木谷日向と三十木谷薫が、ダラさん自身をまったく怖がらないどころか懐かれるようになる。見た目は怖いが、実際はお人よしの常識人で、日向たちの非常識な言動に対して、ツッコミを入れることが多い。祟り神としての名前を「屋跨斑(ヤマタギマダラ)」というが、初めて会った時に薫から「山田さん」とカンちがいされ、人前に出るときは山田さんを名乗っている。昔から祟り神であったわけではなく、かつては巫女を務める人間だったが、家族に陥れられるかたちで命を落とした時の遺恨によって蛇神「谷跨斑」と融合し、現在の姿となった。しかし、すでに復讐すべき相手がいないこともあって現世に対する恨みはなく、日向や薫との日常を楽しんでいる。また、人間であった頃の名前を忘れていたため、それを知った薫から「ダラさん」のあだ名で呼ばれるようになる。

三十木谷 日向 (みそぎや ひなた)

とある片田舎の中学校に通う2年生の女子。スカートだと落ち着かないからとズボンを履き、髪を乾かすのに時間がかからないからとショートカットの髪型で、ボーイッシュな風貌をしている。明るい性格で、その容姿も相まってやんちゃに見られがちだが、三十木谷日向自身はインドア派で、囲碁や将棋を趣味にしている。土砂崩れで崩壊した祠を見に行った際に、半人半蛇の異形のダラさんと遭遇するものの、まったく怖がることなく、むしろ懐いてしまう。霊感が非常に強く、ふつうの人間では触ることすらできないダラさんの体に触れられるうえに、油性ペンで落書きすることもできる。また、学校では男女問わずに人気が高いが、ダラさんや弟の三十木谷薫と遊ぶことを優先しがちで、少々ブラコン気味。

書誌情報

令和のダラさん 3巻 KADOKAWA〈MFC〉

第1巻

(2022-11-22発行、 978-4046818515)

第2巻

(2023-05-23発行、 978-4046824141)

第3巻

(2023-11-21発行、 978-4046831934)

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