概要
小学生・野比のび太はある日裏山で苗木を手に入れた。未来の猫型ロボット・ドラえもんの道具で苗木を自由に動けるようにしたのび太はキー坊と名付け弟のように可愛がる。キー坊は読み書きを覚え、急速に思考力を高めていく。
その矢先、のび太と仲間達は超空間の渦に飲まれ、動く植物達の住む緑の星へ迷いこむ。そこで地球の植物を根こそぎ奪う計画が進められているのを知った一行は、侵攻を受ける地球を守るべく戦っていく。
登場人物・キャラクター
野比 のび太 (のび のびた) 主人公
キャラクター紹介勉強もスポーツも駄目な冴えない小学生。大きな眼鏡をかけている。両親の野比のび助と野比玉子と暮らしている。常に他人を思いやる、優しい心の持ち主だが、怠惰で小ずるい面も多々見られる。同級生... 関連ページ:野比 のび太
ドラえもん 主人公
キャラクター紹介22世紀からタイムマシンでやってきたネコ型ロボット。元々のび太の玄孫であるセワシに仕えていた子守用ロボットだったが、成人後ののび太の数々の不始末がもとで、一家は困窮。その過去を改変すべ... 関連ページ:ドラえもん
骨川 スネ夫 (ほねかわ すねお)
キャラクター紹介のび太のクラスメイト。キザで嫌味な性格の小柄な少年。裕福な家庭に生まれ、自分の持ち物や恵まれた境遇を(主にのび太に対して)自慢している。この性格が災いしてトラブルとなることも少なくない... 関連ページ:骨川 スネ夫
剛田 武 (ごうだ たけし)
キャラクター紹介のび太のクラスメイト。通称「ジャイアン」。大柄でケンカの強いガキ大将で、暴力や理不尽な理屈でのび太たちを取り仕切っている。単なる暴君ではなく、ときにはリーダーとして仲間を牽引したり、厚... 関連ページ:剛田 武
リーレ
知性をもって動くヒト型植物たちが暮らす緑の星を統べる王女。もとは元気のいい女の子だったが、親を亡くしてから孤独感にふさいでおり、国政は家臣のシラーに託している。
キー坊 (きーぼう)
知性をもって動くヒト型植物の幼児。のび太が苗木を家で世話する際、ドラえもんの道具・植物自動化液の効果で自由に動けるようにしたもの。元気がいい悪戯者だが賢い。のび太から弟のように可愛がられつつのび太の父母とも仲良くなり、野比家の新しい家族として迎えられる。 地球上の植物をすべて持ち去るという緑の星の計画の要に組み込まれてしまう。
源 静香 (みなもと しずか)
キャラクター紹介のび太のクラスメイト。かわいらしく、文武両道の優等生で、同級生からの憧れの的。友達からはしずちゃんと呼ばれている。思いやりがあるやさしい性格であるが、意地悪やいたずらはきちんと叱るとい... 関連ページ:源 静香
シラー
知性をもって動くヒト型植物たちが暮らす緑の星の住人。リーレ王女に仕える家臣のような立場にある中高年の植物。その執政方針には強硬な面がある。地球の環境悪化を見かねて地球の植物をすべて緑の星へ持ち去り保護するという計画を進めるが、最終的な狙いは人類を滅ぼすことのほうにある。
場所
グリンピア
『ドラえもん のび太と緑の巨人伝』に登場する都市。知性をもって動くヒト型植物たちが暮らす緑の星にある、水上都市。巨大な樹を中心に町が築かれている。政治関係の会議もここで開かれる。
緑の星 (みどりのほし)
知性をもって動くヒト型植物たちが暮らす惑星。グリンピアと呼ばれる水上都市がある。ドラえもんたちが超空間の渦に飲まれてたどり着いた場所。発展した都会で暮らす民だけでなく、人里はなれた地域で暮らす森の民もいる。
その他キーワード
四次元ポケット (よじげんぽけっと)
ドラえもんが腹につけている半円状の白いポケット。未来の道具が無数に収納されている。内部は異次元に通じ、どんな大きなものでも、どんな数量でも自由に出し入れできる。手を入れた者の意志に応じて物が出てくる仕様上、ドラえもんが慌てている時はあらぬ品ばかり出てきてなかなか目当てのものを取り出せない。
植物自動化液 (しょくぶつじどうかえき)
ドラえもんが四次元ポケットから取り出した未来の道具。植物に投与すると、擬人化して自由に動けるようになる薬品。これによりキー坊が誕生した。