ドラゴンクエスト エデンの戦士たち

RPG『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』を元に描くコミカライズ長編ファンタジーの第一部。魔王に滅ぼされた後の世界に生まれた勇者たちが、過去の世界を滅亡から救うために活躍する。

概要・あらすじ

海に囲まれた世界唯一の陸地エスタード島に生まれた少年アルスは右腕に水の紋章があり、冒険好きの王子キーファやわがまま娘のマリベルと共に不思議な石版を通して過去の世界に転移。魔王オルゴ・デミーラの放った魔物たちと戦いながら雄々しく成長し、世界を滅亡の運命から救っていく。

登場人物・キャラクター

アルス

漁師ボルカノと妻マーレを両親に持つ少年。平和の楽園エスタード島の漁村フィッシュベルに住んでいる。性格はおとなしくお人好しで、普段はボーッとしていることが多い。最初に石版のかけらを見つけ、また古文書を読める未知の才能も持っているため、賢者の像が立つ謎の遺跡から始まる冒険の旅のきっかけを作った。 右腕に水の精霊の紋章のアザがあり、後にその力によって水のオーラを放てるようになった。「失われた世界を取り戻す」と予言されたエデンの戦士たちの一人である。二つ年上のキーファ王子と二つ年下の網元の娘マリベルと共に旅に出てからはウッドパルナの村人ハンクに剣術と呪文を習い、さらに海の番人から防具マーマンヘルムを与えられた。 戦いの中で精神が追い詰められるたびに新たな力に目覚め、勇猛果敢な活躍を見せる。魔物のどうくつまじん、プッチ戦隊、ナプトによって最大の危機に陥った時は、紋章の力を自分のものにして、たった一人で逆転している。

キーファ・グラン

バーンズ・グラン国王を父に持つエスタード島 グランエスタード王国の王子。早逝した母親の形見の太陽石の指輪を持ちっている。リーサという妹がいる。城を継ぐよりも自由と冒険を愛する熱血漢で、城の倉庫で古文書を見つけたり、親友のアルスと以前から遺跡を探検していた。 もともと剣術を身に付けていたが蜃気楼の塔での修行などでさらに磨きをかけ、「かえん斬り」や「しんくう斬り」などの秘剣をマスター。場内指南役で剣術の師匠だったモリコーネ兵長さえ、城でのトーナメントで圧倒している。弱点は馬で、転生した時に植え付けられたトラウマにより、どうしても好きになれない。 旅の仲間のマリベルとは不器用ながら相思相愛の仲だったが、後にユバール族の踊り手ライラを愛し、その父親のダーツに替わって一族の守り手となった。

マリベル

エスタード島の漁村フィッシュベルの網元アミットの娘で、父親から溺愛されている。キーファ王子に憧れていて、強引に王子と幼なじみのアルスの冒険に同行するが、性格は勝ち気かつワガママで怒りっぽい。そのため魔物との戦いにも果敢に加わるようになった。 覚える呪文もメラルカニしっぺ返しルカナンと、次々とグレードアップしていった。しかしお互いの愛を確かめたはずのキーファが、ユバール族の踊り子ライラに心を動かされてしまったため、最後には自分の気持ちを押し殺して身を引いている。

ガボ

大地の精霊から魔物デス・アミーゴを封じることを命じられた白い狼の一族の生き残りで、デス・アミーゴによって言葉をしゃべれない人間の姿に変えられた時にアルスたちと出会った子供の狼。デス・アミーゴとの戦いで親を失い、雌の黒狼によって育てられた。 やがてデス・アミーゴは改心したものの、ガボを元の姿に戻すことに失敗し、代わりに言葉がしゃべれるようになった。見かけは小柄でおおらか、もっさりとした少年だが、元は狼だけに性格は野性的で、感情で動くことが多い。アルスたちの旅の一行に加わってからは素早い動きで戦力の一端を担い、蜃気楼の塔での修行により白い狼たちの魂を現世に引き連れ、攻撃力として使えるようになった。

グレン

コミカライズ版オリジナルキャラクター。エンゴウにある炎の山の山小屋で炎の番人をしていたバーストとフレア夫婦の息子で、額に炎の紋章のアザを持つ。魔王オルゴ・デミーラの画策により村から追放された両親により、9歳の時に大賢者ベゼルに預けられた。 しかし蜃気楼の塔で修行をして両親の元に戻った時、魔物あめふらしによって両親は石化。グレンは魔物メディルの使いによって記憶を消され、魔物フレアシャドウに取り憑かれて邪心を持たされてしまう。後にエンゴウの村人に復讐すべく炎の山に炎の巨人を仕掛けたが、すべてはオルゴ・デミーラの策謀と知ったものの魔物へと覚醒させられ、アルスとの戦う事になる。 アルスとの戦いの最中、ふたりの紋章が共鳴したため正気に戻った。その後ダイアラックの町の封印を解く際にあめふらしを倒し、ベゼルによってフレアシャドウを引き剥がされている。また石化を解かれた両親との再会も果たし、蜃気楼の塔での再修行ではフレアシャドウの力をみずからに吸収した。

大賢者ベゼル (だいけんじゃべぜる)

蜃気楼の塔に住む大賢者で、転生を繰り返して何万年も生き続けている。勇者の育成をみずからの使命としてアルスたちのほか、炎の一族に連なるグレンの師匠にもなった。グレンに憑依した魔物フレアシャドウをストップ・ザ・ワールドの呪文で引き剥がしている。

ライラ

流浪の民ユバールの娘。ユバール族は神を復活させる宿命を背負った大地の精霊の一族で、精霊のアザがある17歳のライラが一族の跡継ぎの踊り手となった。ユバール族がアルス一行の守護によって神の祭壇に辿り着いた後、ライラは神の復活の儀式において、伝説の神器清きころもをまとい舞を舞っている。 楽器大地のトゥーラの奏者のジャンという婚約者がいたが、彼に精霊のアザが出来てしまったことから、「アザがある者どうしは結婚できない」という掟に妨げらる。心が揺れ動いているところで、キーファとの関係が深まり、結果、ジャンは身を引いて去っていった。

ジャン

ユバール族の楽器トゥーラの若き奏者。魔除けの曲を奏でられる。神の復活の儀式において神の祭壇に隠されていた伝説の神器大地のトゥーラを弾いた。踊り手ライラの婚約者でもあるが、彼女と同じ精霊のアザが出来てしまったことから、「アザがある者どうしは結婚できない」という掟に妨げられ、さらに揺れ動くライラの気持ちがキーファに傾いたこともあって、一族から去っていった。

パミラ

エンゴウの村の占い師の老婆。優れた薬剤師でもある。エンゴウの村人が行っていいたほむら祭の、炎の山に聖なる炎を捧げる火送りの義が、災いの引き金となることを占いによって予知し、中止することを訴えた。しかし村人たちに聞き入れられず、村を訪れたアルスたちに助けを求めた。

マチルダ

命と引き換えにウッドパルナの村を救った英雄パルナの妹。少女だった時に兄を見殺しにした村人たちを恨んで魔王オルゴ・デミーラの誘いに乗り、魔物の親方となって村の女たちをさらっていた。普段はマチルダが成長した女戦士の姿に変身して村を守るふりをしていた。 村を訪れたアルス一行も欺いたが、アルスたちに率いられてようやく立ち上がった村人たちを見て、彼らを許す気持ちになり、新たな村の英雄ハンクにみずから討たれて消えていった。

ゼボット

フォーリッシュの町のフォロッド城に仕えるトラッド兵士長の弟で優秀なからくり技師。兄とは不仲である。かつてエリーという娘を愛していたが、からくりを第二の生命と考える助手のロッドと三角関係になり、ロッドの実験によってエリーが死んでからは人間嫌いになってしまった。 ゼボットと別れたロッドは魔物のメディルの使いに従い、エリーの妹のマリア姫をさらってからくりのエリーに命を与えようとすると共に、からくり兵を大量に生産。復讐のためフォーリッシュの町を攻撃していた。それに対してアルスたちから助けを求められても拒んでいたゼボットだったが、からくり兵が音波で操られていることに気付いて対抗措置を考え、落城寸前のフォロッド城を救っている。 未来において、エリーと名づけたからくり人形に見守られながら、白骨化した死体が見つかっている。

プッチ戦隊

魔物のプチット族のプチファイター コウガ、プチプリースト オツマ、プチマージ ヘイトスによる三人組で、プッチ戦隊というユニット名を名乗っている。その実力は、かなり低い。ウッドパルナの村でマチルダに仕えて以降、次々と仕える相手を変え、そのたびにアルス一行と戦っては敗れるお邪魔虫的キャラクター。 後に伝説の勇者を自称するプチヒーロー テーラーが加わり、プッチ戦隊コウオツヘイテイと改称した。一方でからくり兵を使っての攻撃でキーファを殺しかけたり、どうくつまじんやナプトがアルスたちを窮地に陥れた時に加担したりと、それなりに悪の限りを尽くしている。

デス・アミーゴ

オルフィーの町の住人だったが、愛猫のマロニエが牛の暴走で死んだために人間を憎み、魔王オルゴ・デミーラと契約して道化のような姿の魔物となった。それから20年後、大地の精霊によって特別な力を与えられた白い狼の一族と戦って封印されたが、後に魔物メディルの使いに封印を解かれて復活。 オルフィーの町の住人と動物を、魂はそのままにして姿を入れ替えてしまった。アルスたちと戦った際には、かつて魔物仲間だったマチルダが好きだったことから、彼女が納得して死んだことを知って改心。町の人々にかけた魔法を解いて、みずから封印された。未来では魔力の消えた姿となって甦り、エスタード島を訪れている。

メディルの使い (めでぃるのつかい)

魔王オルゴ・デミーラ配下の最強の魔法使い。デス・アミーゴの封印を解いて復活させたり、からくりのエリーを起動装置に巨大なデスマシーンを起動させたりと陰で暗躍を続け、様々な局面でアルスたちを苦しめている。

オルゴ・デミーラ

先の大戦で神に封印されると共にみずからも神を封印し、魔族の跳梁跋扈する世界をもたらした元凶たる魔王。人々に見捨てられた者たちを集めて魔物に変え、人間に復讐させてその地を封印することで次々と大陸を切り取り、世界を滅ぼそうとしている。自身は姿を現さずにメディルの使いのような手下を使って、人間を絶望へと追い込んでいる。

場所

エスタード島 (えすたーどとう)

エスタード島は小さな島であり、その周囲はすべて海という世界である。だが、アルスたちが、不思議な石版のかけらを集めて謎の神殿にある台座にはめ込むことで、過去の世界に転移。過去の様々な土地で、その地に災いをなしている魔物を倒すことにより、過去が改善され、現世の主人公たちの住む世界に、改善された世界の土地が陸地として出現していくことになる。

題材

ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち

書誌情報

ドラゴンクエストエデンの戦士たち 全14巻 エニックス〈ガンガンコミックス〉 完結

第1巻

(2001年8月発行、 978-4757504912)

第2巻

(2001年11月発行、 978-4757505582)

第3巻

(2002年3月発行、 978-4757506312)

第4巻

(2002年7月発行、 978-4757507180)

第5巻

(2002年11月発行、 978-4757508125)

第6巻

(2003年3月発行、 978-4757508729)

第7巻

(2003年7月発行、 978-4757509689)

第8巻

(2003年11月発行、 978-4757510494)

第9巻

(2004年3月発行、 978-4757511422)

第10巻

(2004年7月発行、 978-4757512191)

第11巻

(2004年11月発行、 978-4757512986)

第12巻

(2005年3月発行、 978-4757513679)

第13巻

(2005年8月発行、 978-4757514744)

第14巻

(2006年3月発行、 978-4757516236)

ドラゴンクエストエデンの戦士たち 全2巻 スクウェア・エニックス〈ガンガン コミックス リミックス〉 完結

第1巻 石板の冒険者たち

(2013年2月発行、 978-4757538894)

第2巻 選ばれし者たち

(2013年2月発行、 978-4757538900)

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