ニケ先輩のおおせのままに

ニケ先輩のおおせのままに

あざとくてかわいい美少女顔の男子高校生、仁花屋薫と、「陰キャ」の女子高校生、白鳥美玲。それぞれにコンプレックスを持つ男女が、互いを認め合い、惹かれていく姿を描くラブストーリー。「ベツコミ」2017年9月号に掲載された作品。

正式名称
ニケ先輩のおおせのままに
ふりがな
にけせんぱいのおおせのままに
作者
ジャンル
ラブコメ
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あらすじ

第1巻

超美少女顔の男子高校生、仁花屋薫(ニケ)は、文化祭の裏ミスコンテストで優勝してからというもの、そのかわいさとあざとさで学校中の女子生徒達の人気の的になった。例にもれず、白鳥美玲もそんな彼に本気であこがれる「ガチ勢」だが、元来「陰キャ」な事を理由に、ニケへの思いは、こっそり心の奥に秘めていた。そんなある日、さえからニケの盗撮写真をもらい、浮かれていた美玲は、出会い頭にニケとぶつかってしまう。その拍子に、スマホの写真をニケに見られ、嫌われる事も覚悟していると、彼は怒る事もなく、その場でツーショット写真を撮影。そしてその写真をプレゼントするという神対応ぶりを見せ、連絡先の交換もする事になった。突然の出来事に呆然とする美玲だったが、それ以降、なにかとニケから連絡をもらっては、漫画研究部の部室に呼び出され、いっしょにお昼ご飯を食べるなど、二人だけの時間を過ごすようになる。もともと自分の名前にコンプレックスを持っていた美玲は、コンプレックスをプラスに捉える事ができるニケの、前向きなところにあこがれていた。自分の名前を伝えても、笑う事なく、きれいな響きだと褒めてくれたニケに、美玲の思いはどんどん募っていく。しかしニケは、美玲といっしょにいる事を周囲にはひた隠しにしており、美玲はそれを自分が不釣り合いだからだと考え始める。

登場人物・キャラクター

白鳥 美玲 (しらとり みれい)

北高に通う女子高校生。地味顔で、オタクっぽいところがある、いわゆる「陰キャ」。麗しい女子をイメージしがちな自分の名前に、期待する人は予想以上に多く、勝手に期待した人が、見た目と名前がそぐわないと失望するため、困っている。文化祭の裏ミスコンテストで優勝した仁花屋薫(ニケ)を見て以来、すっかり惚れ込み、大ファンになった。ニケにはほかにも大勢のファンや取り巻きがいるが、いっしょになって騒ぐ事はなく、ニケに思いを寄せている事はさえ以外には隠している。ある日、学校の廊下でニケにぶつかり、さえにもらったニケの盗撮写真を見られてしまうが、怒る事もなくその場でツーショット写真を撮ってくれるという神対応を見せたニケに、より惚れ込んでしまう。その際、連絡先を交換する事になり、なにかとニケから連絡が来ては、いっしょの時間を過ごす事が増えていく。しかし、ニケがつねに自分とかかわっている事を隠そうとする事を気にしており、内心傷ついている。さえからは、「シロ」と呼ばれている。

仁花屋 薫 (にけや かおる)

北高に通う男子高校生。身長が低く、美少女顔な事にコンプレックスを持っており、そのせいでいじめられる事もあった。しかし文化祭の時、女装した姿で裏ミスコンテストで優勝して以来、そのあざといかわいさに、学校中の女子が熱狂する事になった。写真を隠し撮りされたり、連絡先を聞きたがるファンからいつも追われているが、のらりくらりと笑顔を武器にかわし続けている。ある日、学校の廊下で白鳥美玲とぶつかり、彼女のスマホに自分の盗撮写真がある事を発見するが、特に怒る事もなくその場でツーショット写真を撮影し、プレゼントするという神対応を見せた。その後、彼女が仁花屋薫の低い身長の事について、好きな人と同じ目線で世界が見えると解釈し、最高に幸せだと言ったところを偶然にも立ち聞きする事になり、これをきっかけに美玲に惹かれていく。漫画研究部の部長を務める友達と交渉し、女装コスプレ写真の撮影を交換条件に、昼休みは部室の単独利用を特別に許可してもらっている。噓がつけない性格で、思った事は口にするタイプ。通称は「ニケ」。

さえ

北高に通う女子高校生。白鳥美玲の友達。学校では基本的に美玲と行動を共にしており、美玲が仁花屋薫(ニケ)に対して、本気の入れ込みを見せている「ガチ勢」である事を知っている。部活の先輩から、ニケの寝顔を盗撮した写真をもらったため、真っ先に美玲にあげた。おとなしそうな顔だが、意外と物事をはっきりと言う毒舌家。美玲の事は「シロ」と呼んでいる。

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