概要・あらすじ
ふつうの小学生、飛田ヒロトの夢は、ヒミツキチを作ること。ヒロトの家の中には壁がなく、リビングの一角にヒロトのスペースがあるだけなので、自分だけの空間が欲しいのだ。「家の隣にある蔵をヒミツキチにできないかな」と、ボンヤリ考えながら蔵を見ていると、何かがものすごい勢いで飛んできて、蔵の屋根をぶち破り、中に落ちた。驚いたヒロトが、蔵の中に入ると、そこには変な忍者のトンカチがおり、「蔵の中で、里の宝・ニンジャボックスを見つけた」とはしゃいでいた。彼は、ニンチューブ(動画配信サイト)の有名人だというが、その再生数はたったの3だった。ヒロトにバカにされたトンカチは、家の前の自販機を開けて、そこからワープ。忍者が住むという「タテマクリの里」にヒロトを連れていった。そこには犬の姿をした里の長老、タテゾウがいた。里の宝であるニンジャボックスで、荒れてしまった里を復興するというタテゾウだったが、トンカチは大反対。ニンジャボックスはヒミツキチを作って、その過程を動画でニンチューブにアップして人気者になるのだという。ヒミツキチ作りで利害が一致したヒロトは、トンカチに大賛成。こうして、二人のドタバタヒミツキチ作りが始まったのだ。
登場人物・キャラクター
トンカチ
タテマクリの里出身の少年忍者。赤い忍者服に、額のスマートフォンが特徴。また、トンカチハンマーというアイテムを持っている。世界一の人気者になることが目標。ニンチューブ(動画配信サイト)にヒミツキチを作る動画をアップして再生数を稼ごうと考えている。
飛田 ヒロト (とびた ひろと)
ごくふつうの小学生男子。トンカチの友達。飛田家の家の中には壁がなく、リビングのすみに自分のスペースがあるだけなので、プライベート空間を欲しがっている。突然現れたトンカチにより、ニンジャボックスの存在を知り、二人でヒミツキチ作りを目指す。