概要・あらすじ
2008年。新格闘王と呼ばれたレスラーを父に持つ前田日光は、異種格闘技戦で負け知らず。ネオ格闘王の称号をほしいままにしていた。ある日の試合後、日光の控室を訪ねてきた若者がいた。若者の名は獅子王寛。「燃える闘魂」と呼ばれた偉大なレスラーの息子だという。獅子王は日光への挑戦を表明。日光は獅子王に、自分への挑戦権を賭け、ボクシング世界ヘビー級統一王者との対戦を要求する。
前田対猪木、30年の時を経た新旧格闘王対決が、ジュニアたちの姿を借りて実現へと動き出そうとしていた。
登場人物・キャラクター
前田 日光 (まえだ ひかる)
『ネオ格闘王伝説 Jr.WARS』の主人公の1人。新格闘王と呼ばれたレスラーを父に持つ。格闘技集団NUWF総帥。異種格闘技戦で負け知らずの総合格闘家で、ネオ格闘王と呼ばれる。ロープワークなどのプロレス的な要素を完全否定した真剣勝負を信条とする。
獅子王 寛 (ししおう ひろし)
『ネオ格闘王伝説 Jr.WARS』の主人公の1人。燃える闘魂と呼ばれた偉大なレスラーを父に持つ。ブラジルで育ち、前田日光の父に鍛え上げられる。相手の技を受けきる闘魂プロレスにこだわり、真剣勝負を標榜する日光に挑戦状を叩きつける。
日光の父 (ひかるのちち)
前田日光の父。かつて新格闘王と称された最強の格闘家。燃える闘魂と因縁の対決後、魂のプロレスのルーツを探るためブラジルに渡り、15年間行方不明になっていた。実在の格闘家、前田日明がモデル。
燃える闘魂 (もえるとうこん)
獅子王寛の父。「燃える闘魂」と呼ばれ、多くのプロレスファンを魅了した偉大なレスラー。政界にも進出し、総理大臣に就任。卓越した政治力で日本の危機を救った偉人でもある。政界引退後、老いた肉体を鍛え直し、日光の父とラストマッチを行い壮絶な最期を遂げる。死後、格闘技の聖地・日本格闘聖殿の前に巨像が建てられた。 実在の元プロレスラー、アントニオ猪木がモデル。
ジョニー・ユキーデ (じょにーゆきーで)
マーシャルアーツ世界ヘビー級チャンピオン。前田日光と異種格闘技戦を戦うが、1RTKO負けを喫する。「怪鳥」の異名を持っていた実在の格闘家、ベニー・ユキーデの息子という設定。
ゴッチ
前田日光率いる格闘技集団NUWFの最高顧問。高齢で杖をついた老人。日光の父と燃える闘魂の因縁試合を見届けた人物で、日光と獅子王の試合を強く望む。実在の元プロレスラー、カール・ゴッチがモデルだと思われる。
炎の飛竜 (ほのおのひりゅう)
燃える闘魂の愛弟子だった元プロレスラー。現在は某プロレス団体の会長。燃える闘魂が使用していた道場を、数十年経った今も掃除し続ける男。実在の元プロレスラー、藤波辰爾がモデルと思われる。
マイク・タイソンJr. (まいくたいそんじゅにあ)
ボクシング世界ヘビー級統一王座を賭けて、モハメド・アリJr.と戦う。けた外れのパワーの持ち主で、バッティングやエルボーなど喧嘩殺法が得意。実在の元プロボクサー、マイク・タイソンの息子という設定。
モハメド・アリJr. (もはめどありじゅにあ)
ボクシング世界ヘビー級統一王座を賭けて、マイク・タイソンJr.と戦う。父親譲りの華麗なテクニックで「ミスターヘビー級」と呼ばれる。実在の元プロボクサー、モハメド・アリの息子という設定。
タイガー・ジェット・シン (たいがーじぇっとしん)
インドの狂虎と恐れられた元プロレスラーで、燃える闘魂とは名勝負を繰り広げたライバルだった。獅子王寛の存在を知り、獅子王とマイク・タイソンJr.の試合を観戦しに来る。実在の元プロレスラー、タイガー・ジェット・シンがモデル。