概要・あらすじ
宮下桃子は恵まれない境遇にありながらも真面目で成績優秀な高校生。暴走族のリーダー藤丸翔に一目惚れされる。一途な態度に心を動かされた宮下桃子は、悲しい出来事が続く中で藤丸翔と結ばれ、共にお腹に宿った子どもを育てようと決意する。やがて藤丸翔はロックバンドのボーカルとして才能を開花させていくが、一方で厳しい運命が二人を待ち受ける。
登場人物・キャラクター
宮下 桃子 (みやした ももこ)
『ハイティーン・ブギ』の主人公の1人。ポニーテールの女子。登場時は港南高校の2年生。父は分からず、母宮下圭子は亡くなったため、幼くして親戚を転々とした後、母の兄宮下充夫一家と共に暮らしている。一緒に住む伯母が営む喫茶キャビンで働いているが、金にうるさい伯母から厳しく使われている。辛い境遇で育ったにも関わらず、真面目で成績優秀。 また慎ましやかで、素直な性格。自分に一目惚れした藤丸翔に初めは見向きもしなかったが、ひたむきな態度に心を動かされ、結ばれる。
藤丸 翔 (ふじまる しょう)
『ハイティーン・ブギ』の主人公の1人。リーゼントだったが、宮下桃子と出会ってから髪を下ろす。宮下桃子と出会って一目惚れし、同じ港南高校に転校した。彼女の言葉に従い暴走族スケルトンズを辞めるなど一途なアプローチの末に結ばれる。父藤丸幸一郎達の妨害により厳しい生活を強いられていたが、ロックバンド藤丸翔&ライダーズを組み、ボーカル&ギターとして活躍しデビューを果たす。
宮下 奈々 (みやした なな)
長い巻き毛の女子。登場時は港南高校の2年生。宮下桃子はいとこで、同じクラス。出来の良い彼女を疎んで、度々意地悪をする。藤丸翔に好意を持っている。
桐生 冬彦 (きりゅう ふゆひこ)
鳥居かおりの母と肉体関係にある一方で鳥居かおりにもアプローチする。
未樹 (みき)
ロングヘアの女子。暴走族スケルトンズのメンバーだが、有名モデルでもある。藤丸翔がスケルトンズをやめる原因となった宮下桃子を恨み、自分に言い寄る重(鳴海重男)を使って痛めつけようとする。
鳴海 重男 (なるみ しげお)
短くちぢれた髪で鋭い目の男子。暴走族スケルトンズのメンバー。同じスケルトンズの未樹に惚れている。ボクシングのジムに通っていたが、藤丸翔との争いによるケガが元でドロップアウトし、ヤクザの港竜会に入る。妹鳴海佐知は重病を患っている。
藤丸 幸一郎 (ふじまる こういちろう)
藤丸コンツェルンの会長で資産家。息子藤丸翔を鳥居かおりと結婚させるため、宮下桃子と別れさせようと画策する。
鳥居 かおり (とりい かおり)
藤丸翔とは幼馴染で小さい頃から慕っている。彼を取り戻そうとして宮下桃子に近付く。父は亡き有名作家沢渡潮。
飛弾 修 (ひだん おさむ)
アフロヘアーに黒い肌の男子。暴走族スケルトンズのメンバーで藤丸翔の友人。藤丸翔のボーカルとしての才能に惚れ、共にロックバンド藤丸翔&ライダーズを組む。
宮下 圭子 (みやした けいこ)
宮下桃子の母。女性誌の編集者。語学が堪能で作家沢渡潮の翻訳書も手掛けていた。未婚の母となり宮下桃子を産むが、29歳で死亡する。
ジャン・ピエール
フランス人の男子。宮下桃子が働いていたブティックの客の息子で、宮下桃子を気に入る。のちにロックバンド藤丸翔&ライダーズのメンバーとなり、キーボードを担当する。
沢渡 潮 (さわたり うしお)
鳥居かおりの父で作家。作品が宮下圭子の翻訳により海外に出て、一躍有名作家となったが、飛行機事故で死亡する。藤丸幸一郎とは親友同士で、彼の息子藤丸翔も可愛がっていた。
朴 一男 (ぱく いるなむ)
リーゼントパーマの男性。キャバレーの酔客相手にベースを弾いていたが、藤丸翔&ライダーズのメンバーとなる。
白石 蓮司 (しらいし れんじ)
リーゼントにサングラスの男性。自宅の車庫で1人ギターの腕を磨いていたが藤丸翔&ライダーズのメンバーとなる。
クレジット
- 原作
-
後藤 ゆきお