概要・あらすじ
人気漫画家の新條まゆは、構成作家のE塚から初めて投稿した昔の作品をけさなれたことで激昂。漫画家「新條まゆ」が誕生するまでの愛と感動の秘話を交えつつ、面白い漫画を描くための方法論とテクニックを、惜しみなく読者へと伝授していくのだった。
登場人物・キャラクター
新條 まゆ (しんじょう まゆ)
長崎県出身の少女漫画家の女性。もともとは日本画家志望だったが、父親が借金を残して失踪。極貧の家庭事情から大学進学を諦め、中学校の用務員として働いていた。しかし、学校で知り合った国語教師の女性から漫画家になることを薦められ、少女漫画家を目指すことになる。当初は漫画家がスカウト制だと思っていたり、ペンの使い方を知らないなど、漫画家や漫画全般に対する知識はまるでなかった。 だが、デビュー後にさまざまな苦労を重ねつつも徐々に頭角を表し、押しも押されぬ人気少女漫画家となる。仕事や恋愛を問わず、即断即決ができる男らしい性格をしており、その破天荒さが漫画の内容にも反映されている。自信家でキザな男性がタイプ。漫画家の新條まゆ本人がモデル。
E塚 (いーづか)
「少女コミック」誌上で開催されている漫画賞「少コミまんがアカデミア」で、漫画指導を続けていた構成作家の男性。新條まゆのことを「運だけでのし上がった作家」とバカにしているが、まゆの方からは「指導内容が古い」とバカにされている。作中では「E塚のまんがバカ格言」というコーナーを担当していた。
国語教師 (こくごきょうし)
新條まゆが高校卒業後に勤めていた中学校で、国語の教師をしていた女性。実は兼業の漫画家で、まゆに漫画家になることを薦めた張本人。漫画家や漫画の描き方についてほとんど知識のないまゆに、ペンの使い方から用紙の種類、スクリーントーンの張り方まで、もろもろのイロハを叩き込んでいた。
クレジット
- 構成
-
飯塚祐之