概要・あらすじ
剛速球を持つバツ(抜刀軍)とスラッガー・テリー(一文字輝)は横浜・海峰高校野球部のバッテリー。束縛を嫌う二人は、明日が試合という時でも、惚れた女のために不良グループ達にケンカを仕掛ける。しかし野球では抜群の活躍を見せ勝ち進んでいく。
登場人物・キャラクター
抜刀 軍 (ばっとう ぐん)
『バツ&テリー』の主人公の1人。リーゼントヘアーの男子。登場時は海峰高校1年生で野球部に所属し、ピッチャーとしてバツ(一文字輝)とバッテリーを組む。度々2人で停学沙汰になるような問題を起こす。無類の女好きで美人を見ると素早く近づいて口説き出す。剛速球と鋭く曲がるシュートが武器で、試合では無敵のピッチングを披露する。 のちに星蘭高校に転入する。喫茶店愛・花・夢を経営する姉の抜刀恵と二人暮らし。
一文字 輝 (いちもんじ てる)
『バツ&テリー』の主人公の1人。茶色のアフロヘアーにメタルフレームの眼鏡をかけた男子。登場時は海峰高校1年生で野球部に所属し、キャッチャーとしてテリー(一文字輝)とバッテリーを組む。左利き。テリー(抜刀軍)とつるんでナンパやケンカに励む一方で、試合では比類なきスラッガーとして得点のほとんどを叩き出す。 のちに星蘭高校に転入する。家は資産家で豪邸に住んでいる。
白木アン (しらきあん)
長い髪を右側で一つ結びにした女子。暴走族愛狂のマスコットガールだったが、抜ける決意をした時にバツ(抜刀軍)・テリー(一文字輝)と知り合う。テリー(一文字輝)に元恋人邦男の面影を見て付き合い出すが、その後愛狂との抗争等を共に潜り抜けるうちに本気で好きになる。 また、バツ(抜刀軍)も自分にとって無くてはならない存在になる。星蘭高校に在学中。
抜刀 恵 (ばっとう めぐみ)
黒髪のロングヘアーの女性。バツ(抜刀軍)の姉。喫茶店愛・花・夢を営む。彼女目当ての客が多い中、常連となった桐島剛が気になりだす。
桐島 剛 (きりしま)
サングラスに口髭を生やした男性。神奈川県警交通機動隊の白バイ隊員で「白い追い風(フォローウインド)の霧島」と呼ばれる。タンデムでハーレーを乗り回すバツ(抜刀軍)とテリー(一文字輝)の前に度々現れる。喫茶店愛・花・夢の常連で抜刀恵に好意を持つ。
結城 ルナ (ゆうき るな)
染めた髪をリーゼントにした女子。登場時は海峰高校の2年生。女番として恐れられているが、バツ(抜刀軍)と出会って以来、次第に目が彼を追うようになる。
花咲 (はなさき)
海峰高校の1年生野球部員。補欠としてベンチに入る。バツ(抜刀軍)とテリー(一文字輝)は同級生で、共に甲子園へ行くことを目指している。のちに彼らを追って星蘭高校に転校する。
関口 修平 (せきぐち しゅうへい)
リーゼントパーマの男子。関東一と言われる暴走族アルファルファの総長。仲間思いで信頼されている。愛狂に抗争を仕掛ける。白木アンとは幼馴染。
鰍沢 流一 (かじかざわ りゅういち)
湘海大付属白砂高校の1年生。リトルリーグ出身の野球部員で強打を誇るサード。バツ(抜刀軍)とテリー(一文字輝)には恨みを持っている。
鮎原 弥生 (あゆはら やよい)
セミロングで前髪を切り揃えた凛とした雰囲気の女子。登場時は星蘭高校の2年生で剣道部の副主将。問題児となった菱川星児を退学させまいとする。
菱川 星児 (ひしかわ せいじ)
短髪で鋭い目をした男子。登場時は星蘭高校の2年生。手のつけられない問題児で不良グループ赦悪団の幹部だが、鮎原弥生にはぎこちない態度を取る。のちに九頭工業高校に転入し野球部の主将となる。
天宮 浩 (あまみや こう)
小柄な男子。かつては暴走族愛狂のメンバーだった。ネオ愛狂を結成し、リーダーとなる。頭が良く、抗争でも頭脳戦を展開する。不良グループ赦悪団に全面抗争を仕掛ける。
雷恩寺 (らいおんじ)
大きな身体の男子。不良グループ赦悪団の団長。横浜制圧を目論み、ネオ愛狂との全面闘争に突入する。かつて星野ミキの姉星野マキを愛した。
小泉 真琴 (こいずみ まこと)
ショートヘアーの女子。夜遊びの途中不良に襲われそうになったところをバツ(抜刀軍)に助けられてから彼を追い掛け回している。父親は医師で、バツ(抜刀軍)がケガをすると勝手に医薬品を父親の元から持ち出して治療する。