概要・あらすじ
アトラスの第一王子ナザレが宇宙空間に浮かぶ星バルティータにある450-A少年刑務所に投獄される。そこで以前、自分に仕えていた侍従サラートに偶然出会う。サラートは450-A少年刑務所で行方不明になる人間を調査をするためにわざと刑務所に入ったが、ナザレに助けて欲しいと頼まれ刑務所から脱走する手伝いをすることになる。
その最中サラートは追手に殺されてしまう。しかしサラートは実は人間ではなく分裂して生きる生物プラナリアと同系統の種族であった。そのため死ぬ事はなく分裂し同じ人格、容姿を持つ完全なるもう1人の自分ができてしまう。
登場人物・キャラクター
ナザレ王子 (なざれおうじ)
女の子のように可愛らしい容姿と紫の瞳を持つ、アトラス王国第一王位継承者。国王の実子でなく弟が王位を継ぐと思われていたが、アトラスとデルタ間の戦いでアトラスを救い英雄となった。のちに王位を継ぎアトラス国王となった。
イオ・クロワゼ (いおくろわぜ)
姿形は人間を擬態しているが、バルティータに住む無性生殖生物の生き残りでプラナリアと同系統、組織は全く異なる生物である。分裂したサラートとは元が同じ生物なので、見た目や能力は全て同じであるが性格に違いがあり、口が悪く、下ネタが得意。
サラート
ナザレ王子の元侍従。姿形は人間を擬態しているが、バルティータに住む無性生殖生物の生き残りでプラナリアと同系統、組織は全く異なる生物である。分裂したイオとは元が同じ生物なので、見た目や能力は全て同じであるが、性格に違いがあり、やさしく丁寧。博識でもある。
クルーガ大佐 (くるーがたいさ)
『パピヨン』の登場人物の男性。顔の表面に筋肉が見える不気味な容姿の 450-A少年刑務所を仕切る大佐。 アトラスの長官フーガに依頼されて刑務所内でプラナリアの研究をしている。