概要・あらすじ
必勝学園探偵部の部室に、事件の知らせが飛び込んできた。日頃ファミコンばかりやっているゲームボケした部長の岸田流星(コスモ)は、クラブ員の少女探偵隊、略して少女隊と一緒に、学園内の事件解決に乗り出す。そんな彼らにも、卒業の日は来る。
登場人物・キャラクター
岸田 流星 (きしだ りゅうせい)
男性、15歳。必勝学園探偵部部長。クラブの仕事をせず部室でファミコンばかりしているため、ゲームボケ、クラブは名ばかり等と、女子クラブ員からさんざんに言われるが、一応頼りにはされている様子。ファミコンソフト目当てで依頼を引き受け、事件の道筋を何でもファミコンゲームにたとえようとする。 卒業後の進路はプログラマー。
天田 智子 (あまだ ともこ)
女性、14歳。必勝学園探偵部クラブ員。女子クラブ員の中では年少の妹分で、イラスト描き担当。ゲームボケ部長のコスモ(岸田流星)に最もなついている様子。卒業後の進路は漫画家。ニックネームは1980年代に結成された実在のアイドルグループ・少女隊の初期メンバーである市川三恵子(チーコ)、名前は後期メンバーである引田智子がモデルと思われる。
高原 麗子 (たかはら れいこ)
女性、15歳。必勝学園探偵部クラブ員。女子クラブ員の中で一番オーソドックスな黒髪美少女。会計担当。部長であるコスモ(岸田流星)のゲームボケが悩みの種。卒業後の進路はエアロビクス教室のオーナー兼インストラクター。1980年代に結成された実在のアイドルグループ・少女隊のメンバーである安原麗子がモデルと思われる。
青山 美豊 (あおやま みとよ)
女性、15歳。必勝学園探偵部クラブ員。女子クラブ員の中で一番ボーイッシュな風貌。コスチューム作りの手芸担当で、お菓子好き。部長であるコスモ(岸田流星)のゲームボケが悩みの種。卒業後は自家製クッキー店を創立。1980年代に結成された実在のアイドルグループ・少女隊のメンバーである藍田美豊がモデルと思われる。
雷門 ピン坊 (かみなりもん ぴんぼう)
男性。必勝学園生物部部長で、旧校舎をアジトとする軍団の一員。いつも額帯鏡で目が隠れ、大きな一つ目に見えるのが特徴。ゲームボケの部長・コスモ(岸田流星)率いる探偵部に一度敗れるが、その後もこりずに登場する。卒業後の進路はバイオ研究者。実在のファミコンゲームソフト「忍者じゃじゃ丸くん」に登場するキャラクター「ピン坊」及び、ネーミングは実在の芸能人・雷門ケン坊がモデルと思われる。
槙カナ (まきかな)
女性。必勝学園探偵部のクラブ員である天田智子(チーコ)と前から知り合いで、引越しで転校してきて探偵部に入部した。マネージャーとして、ゲームボケの部長・コスモ(岸田流星)のファミコンソフトへの無駄遣いを管理する。女子クラブ員の中で一番大人びた容姿。 卒業後の進路は芸能界。1980年代に結成された実在のアイドルグループ・少女隊のコンサートをコーラスで手伝ったことのある、実在の歌手・槇奏子がモデルと思われる。
おじいさん
男性。白髪白ヒゲの元気な老人。登場していたゲームソフトが解かれて用無しになったと称し、金のために学園内のどこにでも出没しては出店、ゲームボケ部長のコスモ(岸田流星)率いる必勝学園探偵部の面々にアイテムを売りつけて荒稼ぎする。正体は必勝学園の重要人物。
集団・組織
必勝学園探偵部 (ひっしょうがくえんたんていぶ)
『ファミコン探偵団』に登場するクラブ。自由な校風の学校「必勝学園」のクラブの一つ。ゲームボケの岸田流星(コスモ)が部長で、クラブ員の3人の女子、天田智子(チーコ)、高原麗子(レイ)、青山美豊(ミー)は少女探偵隊、略して少女隊と呼ばれる。部費をコスモ(岸田流星)がファミコンソフトに使ってしまうため、運営費稼ぎが悩みの種。 後に、転校生の槙カナがマネージャーとして参加。
必勝学園 (ひっしょうがくえん)
『ファミコン探偵団』に登場する学園。日本のあるところにある、自由で平和な学校。クラブも授業も生徒の自主性を重んじ、授業に出たい人は出て、出たくない人はクラブに熱を入れるという、個人の才能を伸ばす校風。妙なコスチュームの生徒や妙な外装の校舎がはびこっており、部長のコスモ(岸田流星)たち探偵部の面々は、それらをファミコンソフトのステージにたとえて事件を解決する。