電脳少女☆Mink

ごく普通の中学2年生、白石みんくが、未来からやってきた不思議なプログラムWANNA-BEの力で“理想の自分”であるMinkに変身し、アイドル活動に奮闘する、シンデレラ・ストーリーが描かれた長編少女漫画。マネージャーを務める鳥海モトハルとのラブ・コメディを中心に物語が展開されるが、WANNA-BEの能力を駆使してさまざまなトラブルを解決していく魔法少女の要素も多い。また、物語の後半では親友の鳥海真帆子と森山叶花もアイドルへ変身し、3人ユニットのMinkleとして活動していく。

正式名称
電脳少女☆Mink
作者
ジャンル
その他SF・ファンタジー
 
アイドル
 
ラブコメ
レーベル
講談社コミックスなかよし(講談社)
巻数
全6巻完結
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概要・あらすじ

白石みんくは友人の鳥海真帆子森山叶花とごく普通の学生生活を送る、アイドルに憧れるちょっとおとなしめな中学2年生の女子。ある日、彼女は2099年の未来からやってきた“なりたい自分になれる”パソコンソフトWANNA-BEを手に入れたことをきっかけに、わけもわからぬまま理想の自分であるMinkに変身してしまう。

そして、偶然全国ネットのテレビ中継に映ってしまったMinkは一気に世間の注目を集め、弱小芸能プロダクションバード・ミュージックの社長代理鳥海モトハルにスカウトされる。夢のアイドルになった彼女だが、未来のアイテムを使ったことが未来人に発覚すると、“時空法違反”としてそのアイテムに関わった人間が抹消されることが発覚し、素性を隠して活動を続けることに。

Minkの活躍を妬む人気アイドル水原愛純やゴシップ記者ジョニー堀田に翻弄されながらも、みんくはWANNA-BEの多彩なパワーや、憧れのトップアーティスト、イリヤのサポートで着実にアイドルへの道を歩み、同時にマネージャーとして奮闘するモトハルへ徐々に好意を寄せていく。

そんななか、WANNA-BEの開発者、鏡・J・ファーウェルも姿を現し、みんくのアイドル生活はさらなる展開を迎える。

登場人物・キャラクター

白石 みんく (しらいし みんく)

14歳の少女で、栗色のセミロングが特徴のごく普通の中学2年生。おとなしい性格で、いつも親友の鳥海真帆子や森山叶花と過ごしている。また、気になることがあるとほかのことが考えられなくなる直情的な一面もある。カリスマアーティストのイリヤへ近づきたいという理由からアイドルに憧れていたが、偶然手に入れた未来のアイテムWANNA-BEの力で“理想の自分”であるMinkに変身したことをきっかけに、鳥海モトハルにスカウトされてアイドルとして大活躍するようになる。 その魅力は憧れだったイリヤにも見初められ、彼のプロデュースによりCDデビューも果たしている。また、アイドル活動を通してモトハルへと好意を抱いてゆくが、WANNA-BEの存在は未来人への発覚を防ぐために隠さなければならず、みんくとしての自分を明かせぬまま恋の悩みに葛藤していく。

鳥海 真帆子 (とりうみ まほこ)

白石みんくの同級生で、茶髪でセミロングの中学2年生女子。みんくや森山叶花とはいつも一緒に過ごす親友関係で、変身の場に居合わせたことからMinkとして活動するみんくを叶花とサポートしている。明るく快活な性格だが、ミーハーな一面もあり、カリスマアーティストのイリヤのおっかけをやっていた経験もある。 物語の後半では鏡・J・ファーウェルの手によってMacoに変身できるようになり、Minkleのメンバーとしてアイドル活動を行うようになる。ちなみに、両親の別居により離れて暮らしてはいるが、鳥海モトハルとは血のつながった兄妹であり、“モッくん”と呼ぶほど仲がいい。

森山 叶花 (もりやま かのか)

白石みんくの同級生で、黒髪ショートの中学2年生女子。みんくや鳥海真帆子とは親友であり、変身の場に居合わせたことからMinkとして活動するみんくを真帆子と共に支えている。また、理知的な性格からツッコミ役に回ることが多い。機械の知識にも精通しており、自身のノートパソコンにインストールされたWANNA-BEにも独自の改造を加えている。 物語の後半では鏡・J・ファーウェルの手によってCanonに変身できるようになり、Minkleのメンバーとしてアイドル活動を行うようになる。

鳥海 モトハル (とりうみ もとはる)

父が社長を務めるバード・ミュージックの社長代理と所属アイドルのマネージャーを兼任する18歳の青年で、白石みんくの通う学校の高等部に在籍している。運命的な出会いを果たしたMinkをスカウトし、献身的に彼女のアイドル活動をサポートする熱血漢で、何よりもアイドルの気持ちを大切にする優しい性格の持ち主。 その行動から、みんくが好意を寄せる存在となっていく。また、MacoとCanonも事務所にスカウトして面倒をみているが、彼女たちの正体には気づいていない。なお、鳥海真帆子とは兄妹関係で、彼女からは“モッくん”と呼ばれている。ちなみに、バイクの運転免許を持っているが、たびたび事故を起こしている。

イリヤ

大人気音楽ユニット“JAGGUNNA(じゃがんな)”のボーカルを務める美少年で、18歳にしてドラマ出演や音楽プロデュースなどの多彩な芸能活動を行っているカリスマアーティスト。また、「恋人にしたい男性」ナンバー1に選ばれた実績もあり、白石みんくや鳥海真帆子にとって憧れの存在となっている。 自身で手がけたものの、事務所の意向で廃棄した曲、“百億の月”をMinkが鮮やかに歌い上げたことで彼女に興味を示し、プロデュースを申し出る。しかし、その関係がジョニー堀田にスキャンダルの材料として利用されてしまう。

水原 愛純 (みずはら あずみ)

白石みんくと同じ14歳のアイドルで、青髪のセミロングと勝ち気な性格が特徴の美少女。その人気はトップクラスで、カリスマアーティストのイリヤとドラマで共演した経験もある。全国ネットのテレビ中継をMinkに奪われたことをきっかけに彼女をライバルとして妬むようになり、ジョニー堀田や茜有香を利用してアイドル活動を妨害する。

茜 有香 (あかね ゆか)

白石みんくと同じクラスに転校してきた美少女で、髪型は茶髪のロングヘア。社長である鳥海モトハルの父にスカウトされてバード・ミュージック所属のアイドルとなるが、天真爛漫で甘えん坊な性格からモトハルを振り回してMinkから引き離してしまう。また、そのことでモトハルから叱責を受けるが、逆に好意を抱くきっかけを作り、結果としてみんくの恋敵となる。 反面、本人はMinkを尊敬しており、良き後輩として立ち回ろうとしている。

ジョニー堀田 (じょにーほった)

出版社“文文社”に務めるサングラスと紫髪が特徴の有名ゴシップ記者で、週刊誌“Scoop”を担当している。彼に目をつけられたタレントは必ず失脚することから“タレントつぶしのジョニー”という異名を持っており、スクープのためなら手段を選ばない。大躍進を続けるMinkとイリヤの関係に目をつけ、2人を執拗に付け回すようになる。 また、Minkを妬む水原愛純と協力関係を結んでいる。

オムくん

WANNA-BEに付属していたキャラクターで、物語のマスコット的存在。頭にプロペラの付いた小さなロボットだが、喜怒哀楽を豊かに表現する感情も備わっている。また、WANNA-BEが搭載されたパソコンと、それに連動する携帯電話、さらに現実世界を自由に行き来することが可能で、Minkたちをさまざまな場面でサポートしている。 その一方で、コンピューターウイルスに感染して暴走したこともある。

鏡・J・ファーウェル (きょう・じぇー・ふぁーうぇる)

WANNA-BEを開発した未来人で、青い髪と眼鏡が特徴の自称天才プログラマー。未来で危険なソフトとして発売禁止となったWANNA-BEを世界に認めさせようと目論み、過去と未来を繋ぐ“超時空ネットワーク”を使ってMinkの前に出現。WANNA-BEの力で彼女を翻弄しつつ、鳥海真帆子と森山叶花をアイドルへ変身させてしまう。 そして、Minkleとして活動を始める彼女たちをWANNA-BEのプロモーション材料として意のままに操ろうと暗躍し始める。

集団・組織

Minkle (みんくる)

『電脳少女☆Mink』に登場するユニット名。WANNA-BEの能力で変身したMink、Maco、Canonによるアイドルグループで、バード・ミュージックから電撃デビューを果たす。Minkの知名度もあり、またたくまに雑誌撮影やCDデビューなどの仕事が殺到。管理しきれなくなったマネージャーの鳥海モトハルが寮の共同生活を提案するほどに躍進する。 その一方で、WANNA-BEの開発者である鏡・J・ファーウェルに手先として利用されそうになる。

バード・ミュージック (ばーどみゅーじっく)

『電脳少女☆Mink』に登場する企業名。Minkleや茜有香が在籍するタレントプロダクションで、鳥海モトハルの父が社長を務める有限会社。しかし、彼が旅行に出たまま行方不明になっているため、モトハルが社長代理とマネージャーを兼任して1人で切り盛りしている。赤貧の弱小プロダクションだが、Minkの活躍により一気に注目されることとなる。

その他キーワード

WANNA-BE (わなびー)

白石みんくが偶然手に入れたコンピューター用のプログラムで、2099年の未来に鏡・J・ファーウェルが開発したもの。あらかじめ設定したプロフィールに応じた“理想の自分”に3時間だけ変身できる機能があり、Minkleのメンバーはこれを使ってアイドル活動を行っている。 また、森山叶花によって多数の“機能(ファンクション)”が追加されており、変身に使う“起動(セットアップ)”のほか、変わり身を作り出す“複製(コピー)”や電波の届く場所へ物質を瞬間移動させる“転送(トランスミッション)”など、多彩な能力でアイドルと女子中学生の二重生活をサポートしている。なお、未来では殺人マシーンをも生み出しかねない危険なソフトとして発売禁止になっている。

ガルーダ・イリヤ・レーベル (がるーだいりやれーべる)

『電脳少女☆Mink』に登場するレーベル名。大人気音楽ユニット“JAGGUNNA(じゃがんな)”のボーカル、イリヤが新規に立ち上げた音楽レーベルで、彼の主催したクリスマスパーティで発表された。ロサンゼルスでレコーディングするファーストアルバムのアーティストをオーディションで決める予定だったが、イリヤの意向によりMinkが指名され、プロダクションの移籍問題へ発展していく。

書誌情報

電脳少女・Mink 全6巻 講談社〈講談社コミックスなかよし〉 完結

第1巻

(2000年3月発行、 978-4061789333)

第2巻

(2000年9月発行、 978-4061789456)

第3巻

(2001年4月発行、 978-4061789593)

第4巻

(2001年9月発行、 978-4061789708)

第5巻

(2002年2月発行、 978-4061789821)

第6巻

(2002年10月発行、 978-4063640021)

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