見た目は正反対だが、気が合う二人
黒髪で清楚な雰囲気を持つ優等生タイプの和田と、金髪で日焼けした肌を持つギャル風の山本。二人は見た目は正反対ながら、周囲から距離を置かれがちという共通点がある。そんな二人は中学卒業間近にある出来事をきっかけに親しくなり、すぐに親友となった。しかし、別々の高校に進学するため、卒業後は会えなくなることが判明する。そこで二人は高校入学後、放課後に最寄り駅前のショッピングモール内のフードコートで会う約束を交わす。
本音で向き合う二人の絆
和田と山本は親友であり、互いに本音を話し合える関係。しかし、時には自分勝手な行動が原因で、無意識に相手を傷つけてしまうこともある。傷つけられた側が注意をうながしても、傷つけた側は一方的に責められていると感じ、口論に発展することもある。それでも、心の奥底では互いにいっしょにいたいと願っており、すぐに自分の非を認めて謝罪し合うことになる。こうして二人の友情は、さらに強固なものとなっていく。
フードコートで出会う人々
物語は和田と山本の会話を中心に進行する。しかし、舞台となる駅前のショッピングモール内のフードコートは人が集まりやすいため、中学時代の同級生や高校のクラスメート、アルバイト先の店長と偶然出会うこともある。ふだんは互いのことやその日の出来事を語り合う二人だが、その時は出会った人物についての話題で盛り上がる。
登場人物・キャラクター
和田
とある高校に通う女子。放課後ほぼ毎日、ショッピングモールのフードコートで、別の高校に通う親友・山本と待ち合わせをし、その日の出来事や気になることなど、他愛のない話で盛り上がっている。黒髪のロングストレートという清楚な外見から、優等生のお嬢様だと思われがちだが、見た目とは裏腹に、饒舌なうえに清々しいほどの俗物的な一面を持つ。普段話しかけにくい雰囲気を醸し出しているため、学校ではいつも一人で過ごしており、猫をかぶってストレスを溜め込んでいるが、山本の前では本来の自分を素直にさらけ出している。
山本
とある高校に通う女子。放課後ほぼ毎日、ショッピングモールのフードコートで、別の高校に通う親友・和田と待ち合わせをし、その日の出来事や気になることなど、他愛のない話で盛り上がっている。金髪で日焼けした肌をしたギャル風な外見のため、周囲から怖がられ、学校ではいつも一人で過ごしている。しかし、見た目とは裏腹に、小学生の弟のために毎日弁当を作り、ショッピングモールでアルバイトに励み、英語の勉強も欠かさないまじめな努力家。親友の和田と過ごす時間を増やすためにアルバイトのシフトを減らそうとするなど、友達思いで優しい性格をしている。







