フードファイタータベル

ツッコミ役の主人公と、クセの強い大食戦士たちによる大食いをテーマにしたギャグ漫画。うすた京介の他作品で見られる単発ギャグ集的な要素は少なく、本作『フードファイタータベル』では、大筋のストーリーに沿って物語が展開していく。「少年ジャンプ+」2015年40号から連載中の作品。

正式名称
フードファイタータベル
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
レーベル
ジャンプコミックス(集英社)
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概要・あらすじ

グルメオタクの高校生・腹田美味満は、ヤンキー3人組に襲われ、弁当を奪われそうになったところを、突然現れた大食戦士神無食流に助けられる。だが結局、自分の弁当は食流に食べられてしまう。空腹のまま美味満が実家の定食屋「ルーズソックス」に帰ると、食流が来店しており、最近店に嫌がらせをするためにやって来る大食戦士を、フードルの末に見事打ち破る。

これをきっかけにプロ大食戦士の存在を知った食流は、大食戦士の聖地「テレビ凍狂」で行われる大会出場を目指しながら、大小さまざまな大食い大会に参加していく。

登場人物・キャラクター

神無 食流 (かんなし たべる)

天涯孤独の大食戦士の男性。どんぶりをひっくり返したデザインのマントに身を包み、大きく飛び出した三本ラインの前髪が特徴。子供の頃にカンフー使いの老人たちに育てられた過去を持つ。普段は胃袋に重りを入れて鍛えており、また自身の胃袋をカバン代わりに使うこともできる。腹田美味満の実家の定食屋「ルーズソックス」でプロ大食戦士の存在を知り、トッププロの集うテレビ凍狂の決勝本選を目指して、地方予選から参戦する。 フードファイトの実力はかなりのもので、食材が霧状になって口の中へ吸い込まれていく「天の食(ミルキーウェイたべ)」という食戦法を得意とする。オリジナルの創作料理で美味満を感動させるなど、自身の料理の腕も相当なもの。周囲からは「たべる」と呼ばれている。

腹田 美味満 (はらだ うまみち)

高校2年生のグルメオタクでツッコミ役の男性。実家の定食屋「ルーズソックス」に神無食流が入り浸っているため、行動をともにすることが多い。将来の夢は「TOMS(テレビなどで 美味しい 店を 紹介している人)」になること。趣味は美味しいお店の新規開拓。WEBの読者投票であだ名を公募した際、「年金泥棒」が1位に輝いたものの、「びっちぇる」が採用された。

腹田 玄成 (はらだ げんなり)

腹田美味満の父親。定食屋「ルーズソックス」の店主でもある。飯が不味く客が来ないため、客が来ると取り乱す。雰囲気に乗せられて、店での飲食代永久無料を賭けた勝負に巻き込まれたり、セーラー服を着て営業したり、神無食流に一日店を貸したりと、調子に乗りやすい一面もある。

天王酢 和 (てんのうず あえる)

テレビ凍狂公認の大食戦士の男性。イケメンで面倒見も良く、神無食流の大会出場に際してアドバイスを送ったり応援したりしている。周囲からの扱いは雑で、何かと報われない人物。大食戦士としての才能は平凡だが、いつも色々な道具を携帯しており、試合の際にはそれらを活用して、工夫と機転で勝負する。実は高所恐怖症。周囲からは「アエル」と呼ばれている。

八乙女 かもめ (やおとめ かもめ)

テレビ凍狂の大食戦士の女性。普段はコロッケ屋で看板娘をしている。営業用の顔は可愛いらしく、腹田美味満に好意を寄せられている。大食いの実力は確かだが、フードルの最中は非常に柄が悪くなり、神無食流からは「人間の皮を被ったブタ」と評されている。

実勅 弌 (じっちょく はじめ)

大食三袋の1人。「豪袋(ごうてい)」の称号を持つ男性。年齢は17歳。フードファイト界の伝説「腹人神」に最も近いといわれている人物。両親は元の大食戦士で、大手外食チェーンを経営している。厳しく育てられたため礼儀正しい性格。15歳でプロデビューを果たし、名だたるトップファイターたちを次々に撃破。初対面で神無食流に挑発されたため、ライバル視している。

東雲 プライ丸 (しののめ ぷらいまる)

二次予選で天王酢和とチームを組んだ東雲親子の息子。年齢は15歳。父親がフードファイトのコーチを務めている。ランニングシャツ姿で、出っ歯を生やした口から涎を垂らしている異様な風貌だが、大食いの実力はかなりのもの。驚異的な顎を持ち、辛い物を食べることにも耐性がある。

戌野 三歩 (いぬの さんぽ)

実勅家の弟子「実勅一門」の男性。ヘアバンドを顎にかけている。食事マナーに厳しい実勅家当主にも認めさせるほどの、犬食いを食戦法としている。また、ヘアバンドを外すと、咀嚼スピードが3倍になる。他にも食材限定で使える必殺技を持っている。

後藤田 弁 (ごとうだ べん)

万年最下位と定評のある中年男性。二次予選で神無食流や八乙女かもめとチームを組んだ。成績不振のため、かつて応援してくれていた地元の友人たちも、最近では疎遠になり、後藤田弁本人も、「友達」でなく「知り合い」と表現するほどの距離感になっている。脂満寝県(しまねけん)出身。

数見 空 (かずみ くう)

大食三袋の1人。「凄袋(せいてい)」の称号を持つ男性。数学者としての顔も持つ。さまざまな要因を分析して最も効率の良い食べ方を導き出す独自の食戦法を持つ。しかし、技名のセンスがなく、腹田美味満からツッコミが入る。

もえや すず

大食三袋の1人。「巨袋(きょてい)」の称号を持つ女性。可愛いらしい顔立をしており、よく気が利く性格で女子力も高い。本業は67人組アイドルグループ「ソト カンダ イッチョメッティ」のメンバー。底辺地下アイドルのため、メンバーは貧乏な生活を送っている。「どうすれば観衆の目を引くか、どうすれば1秒でも長く画面に映れるか」を常に考えており、フードル中も決してアイドルらしさを失わない。 ファンからは「もえやず」の愛称で親しまれている。

場所

ルーズソックス

腹田玄成が経営する定食屋。腹田美味満の実家でもある。食事が不味く、いつも客が少ない。コミックス限定の書下ろしでは、神無食流がCM動画を作っているが、高額の製作費にもかかわらず、その集客効果はまったく出ていない。5kgのチャーハンを20分以内に食べきると無料になるという「メガ盛りチャーハンチャレンジ」という客寄せメニューがある。

テレビ凍狂 (てれびとうきょう)

大食戦士の聖地として知られるテレビ局。ここで大食い大会の本選が行われるが、大会名は本選直前まで(仮)がついており、コロコロ変わっていた。また運営スタッフが無能なため、予選では、大会のイベント用の予算を、ルールの説明ビデオや巨大スクリーンにつぎ込み、食材や会場の経費を削るという体たらくだった。また本選でも、メインのフードファイトよりも、ファッションショーやアイドルのライブなどのイベントの方が観客の期待度が高かった。

その他キーワード

大食戦士 (ふーどふぁいたー)

フードルをする人たちの総称。フードファイトによる獲得賞の金額でランクが決定される。上位ランカーには「大食三袋」などの特別な称号が与えられ、テレビ凍狂が最高の舞台として「聖地」と呼ばれている。テレビ凍狂公認の大食戦士も存在する。素人の大食戦士は「胃ンディーズファイター」と呼ばれる。プロ大食戦士も存在し、テレビ凍狂大食い大会ではプロの大食戦士に限り、二次予選のプロ枠から参加できるというシード権が得られる。

食戦法 (いーとすたいる)

大食戦士たちの食材の食べ方。各個人、さまざまなスタイルがあり、「犬食い」などの一般的なものから、技名が付けられた特殊なものまである。ただ技名については腹田美味満から「ダサくなきゃダメな決まりでもあんの?」とツッコミが入るくらい独特のセンスなものが多い。

大食三袋 (たいしょくさんてい)

大食戦士の上位ランカー三人衆を指す言葉。それぞれ「巨袋(きょてい)」「凄袋(せいてい)」「豪袋(ごうてい)」の称号がある。一般的な知名度もそれなりにあり、「豪袋」である実勅弌は、その肩書でテレビの生放送にも出演した。大食三袋の上には「王袋(おうてい)」というトップランカーが存在している。

フードル

大食いバトル、フードバトルを意味する言葉。単体でバトルそのものの意味で使われることもあれば、試合開始時に審判やギャラリー、または大食戦士たちが「フードル!」と叫んでスタートする場合もある。

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