ブルーフォビア

ブルーフォビア

記憶喪失の男と、手足が鉱石化するという謎の奇病に罹った少女が、絶海の孤島にある研究施設からの脱出を試みるSFサスペンス作品。「週刊ヤングジャンプ」2017年44号より連載開始。

正式名称
ブルーフォビア
ふりがな
ぶるーふぉびあ
作者
ジャンル
その他SF・ファンタジー
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概要・あらすじ

気がつくと記憶を失っており、ベッドに拘束されて謎の投薬実験を受けていた男カイは、手足が青い鉱石のように変質している少女メーアに救出され、謎の研究施設の中を逃げ回ることになる。そんな中、カイは自分がかつて医師として施設に勤務していたことや、自分の患者だったメーアを連れて施設を脱走しようとしていたということを、メーアから聞かされる。

絶海の孤島に位置する研究施設に、カイの協力者が船で訪れる3日後まで、2人は施設の職員から逃れようとする。

登場人物・キャラクター

カイ

30代の男性。研究施設内で拘束され、謎の投薬実験を受ける時点より以前の記憶を失っている。かつては研究施設に勤める医師であったらしく、記憶を失いながらも無意識のうちに救命措置を行うことができる。研究施設内に実験体として拘束されていたメーアを連れ、施設から脱出しようとしていたらしい。研究施設の職員たちからは「code-01」と呼ばれている。 何らかの投薬実験を受けているの途中であるらしく、職員たちは、カイを殺さずに身柄を拘束しようとしている。

メーア

10代後半の少女。全身が次第に鉱石化していく藍病と呼ばれる奇病にかかっており、手足が鉱石化している。研究施設に実験体として囚われており、施設の職員たちからは「N-007」と識別番号で呼ばれている。左肩には、バーコードと識別番号を示す刺青らしきものがある。自分の担当医であったカイによって、かつて施設から脱出させられようとしていたらしく、職員に拘束されたカイを救出し、いっしょに脱出しようとしている。 鉱石化した手足によって高い戦闘力を持ち、人の手足の骨や壁などを叩いて破壊することができる。代わりに、手足が鉱石化していることで泳ぎは苦手。

汽水 (きすい)

研究施設の職員の一人の男性。カイたちが逃げ回っているE棟の主任を務めており、2人を捕らえるために天敵と呼ばれる実験体をE棟の内部に送り込むが、そのことも実験の一環と考えている様子もある。室内でも帽子をかぶり、サングラスとマスクで素顔を隠している。

天敵 (てんてき)

メーアと同じ藍病患者と思われる人物。全身が鉱石化しており、骸骨のような外見をしている。性別は不明。藍病患者の鉱石化した体や、海鉱石を捕食しようとしている。汽水によると、それ以外の欲求は残っていないらしく、メーアのような藍病患者の天敵として、カイとメーアを拘束するためにE棟内部に送り込まれた。

場所

研究施設 (けんきゅうしせつ)

藍病患者を隔離し、研究するために設立された施設。もとは「海鉱石」と呼ばれるエネルギー資源の採掘場だったらしいが、現在正式名称は不明。太平洋のどこかにある絶海の孤島の中に存在するとされ、全体の広さや構造などには謎が多い。藍病患者の隔離や実験以外にも、何らかの実験を進めている様子があるが、詳細は不明。

その他キーワード

藍病 (あいびょう)

全身が手足の先端から徐々に鉱石化していく謎の病気。「海鉱石」と呼ばれるエネルギー資源にもなる鉱石に触ることで進行するとされ、鉱石化が進んだ患者の人体は、最終的に「海鉱石」になるとされる。エネルギー資源の海鉱石には莫大な値がつくとされる。

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