概要・あらすじ
ケン一とブートン博士が乗った客船が大嵐で難破し、2人はクラゲ島にたどり着く。クラゲ島には地球征服をたくらむ火星人の手下、ポッポ博士が首領を務める巨大な研究施設があり、そこではさまざまなロボットが製造されていた。ケン一とブートン博士はポッポ博士の仲間になることを拒否し、善良なロボット、ピイ子の協力を得て施設から逃亡。
しかし、ピイ子は壊され、ケン一は追っ手に追われて崖から落下し、ブートン博士も火星人に捕らえられてしまう。着々と侵略の準備を進める火星人の前に、地球は危機に陥るのだった。
登場人物・キャラクター
ケン一 (けんいち)
花丸博士の助手で正義感が強く勇気ある少年。クラゲ島ではたびたび危険な目に遭うが、そのたびに機転を利かせた大胆な行動で切り抜けていく。少年ながら地球の平和のために人類の敵と戦うという、強い使命感を持っている。
ブートン博士 (ぶーとんはかせ)
ハゲ頭で白いヒゲのずんぐり体型で蝶ネクタイ姿の初老の紳士。世界的に有名な科学者で、クラゲ島では悪の仲間入りを強要されるが、その誘いをきっぱりと拒絶する正義漢。両手を縛られても頭突きで敵に対抗するという気概も持つ。
ピイ子 (ぴいこ)
若い女性の形をした事務用のB型ロボット。正しい判断力を備えたアンドロイドで、製造者のポッポ博士の命令であっても悪事なら拒絶する。鋼鉄製で弾丸も跳ね返し一度に大勢の人間を振り回せる怪力だが、大きな弱点がある。
ポッポ博士 (ぽっぽはかせ)
世界中に大暴風雨を発生させる機械の発明者で、クラゲ島内の巨大な工場で大量のロボットを製造する一味の首領。角帽をかぶり長い鼻ヒゲとあごヒゲでいつも白衣姿。ブートン博士を仲間に引き入れようとするが拒絶されたため逆上し、ケン一もろとも抹殺を謀る。