概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
伊能 完至 (いのう かんじ)
日本プロレスの生みの親、鬼道山に弟子入りした新進レスラー。鬼道山の付人となるが、同じ道場のライバル、番場正平は可愛がられているのに対し、自分は厳しいしごきを受ける。ある日、ついに人前で足蹴にされ、鬼道山への怒りが爆発。鬼道山へ憎しみを抱くのと同時に、番場正平だけには負けまいと心に誓う。 実在のプロレスラー、アントニオ猪木がモデルと思われる。
ペドロ・レイエス (ぺどろれいえす)
アメリカのレスラー。八百長の試合を軽蔑しているところがある。レスラーとして行き詰っていたところ、急逝した人気覆面レスラーのスカルマンの身代わりにスカウトされる。
ジョニー・モーゼス (じょにーもーぜす)
黒人男性。普段は世界ヘビー級チャンピオンのジャック・ワイルド・ジュニアの後ろに影のようについているが、マスクト・タイガ―、ミステリアスXという覆面レスラーになって試合をすることもある。孤児院にいたところをジャック・ワイルド・シニアに引き取られ、奴隷のように育てられた。 必殺技はニー・クラッシャー。
サムライ・ジョー (さむらいじょー)
アメリカで活躍する日本人レスラー。チャンピオン側からつぶし屋レスラーの名を持つ闇の帝王を刺客として送られ、試合をする。ショ―プロレスを嫌い、観客へのアピールもしないという信念を貫くが、それがあだとなり次第に人気が衰えていく。
番場 正平 (ばんば しょうへい)
伊能完至と同じく日本プロレスの生みの親、鬼道山に弟子入りした新進レスラーで2mを超す長身。鬼道山には可愛がられていたが、鬼道山から次代の日本マット界を背負うのは伊能完至だと聞かされ、伊能完至にだけは負けまいと思うようになる。実在のプロレスラー、ジャイアント馬場がモデルと思われる。
鬼道山 (きどうざん)
日本プロレスの生みの親で伊能完至と番場正平の師匠。プロレスを真の日本のスポーツにしようと活動を続ける。番場正平を可愛がる一方、伊能完至には厳しくあたる。ある日、泥酔したところをヤクザに刺されて急逝する。実在のプロレスラー、力道山がモデルと思われる。
東條 (とうじょう)
プロモーターを名乗る東洋人男性。かつては日系の大悪党レスラー、グレート・東條として活躍していた。ペドロ・レイエスの才能を見出し、急逝した人気覆面レスラーのスカルマンの身代わりにスカウトする。
山下 イサム (やました いさむ)
足が不自由な日本人の男の子。スカルマンの大ファン。ペドロ・レイエスが身代わりとなったスカルマンが来日した際に対面し、偽物と見破る。
水野 (みずの)
オールスポーツ新聞社のジャーナリストの男性。プロレスを担当。取材の中で、チャンピオンのジャック・ワイルド・ジュニアと彼のボディーガード役のジョニー・モーゼスとの秘密の関係に気付く。
ジャック・ワイルド・ジュニア (じゃっくわいるどじゅにあ)
世界ヘビー級新チャンピオン。甘いマスクで女性のファンも多い。父親のジャック・ワイルド・シニアのマネージメントのもと、史上最年少チャンピオンとなる。その裏にはジョニー・モーゼスの活躍があった。
ジャック・ワイルド・シニア (じゃっくわいるどしにあ)
世界ヘビー級新チャンピオンのジャック・ワイルド・ジュニアの父親。孤児院にいたジョニー・モーゼスを引き取り、ジャック・ワイルド・ジュニアが試合に勝つための影武者として育てた。ある日、心臓発作で急逝するが、実は毒物で殺されたことが判明する。
闇の帝王 (やみのていおう)
アメリカで活躍する日本人レスラー、サムライ・ジョーのもとに、チャンピオン側から送られた刺客レスラー。別名、潰し屋レスラーの異名を持つ。笑い顔のマスクをかぶっている。必殺技はヘル・ドライバー。