あらすじ
プロ嫁「沙和」
40歳の係長・赤崎周平は、上司と部下との板挟みとなり、今日も激務で心身ともに疲弊し切っていた。そんな周平をおいしい料理で癒してくれるのは、若くてかわいい妻・沙和だった。沙和は食後に耳そうじをしながら、仕事の愚痴をこぼす周平を優しく励ます。そしていい雰囲気となり、いっしょにお風呂に入ろうとした矢先、家のドアが突然開け放たれ、支配人がサービス終了の時間がきたことを告げる。実は沙和は、理想のお嫁さんとの時間を提供する派遣サービス業「プロ嫁」から派遣された20歳の女子大生だったのだ。愚痴を聞いてもらったのも、耳そうじをしてもらったのも、すべて周平が事前にプロ嫁にリクエストしたものだった。2週間に一度、このサービスを利用している周平だったが、沙和のサービスのおかげですっかり元気を取り戻すのだった。
登場人物・キャラクター
赤崎 周平 (あかさき しゅうへい)
とある会社に勤務する独身男性。年齢は40歳。会社では係長として部下と上司の板挟みとなって日々ストレスを抱えている。その疲れを2週間に一度、派遣サービス業「プロ嫁」に癒やしてもらい、ストレスを解消している。特にお気に入りは20歳の女子大生・沙和で、いつもマニアックで細かい設定のリクエストを申し込んでいる。
沙和 (さわ)
派遣サービス業「プロ嫁」で働いている女子大生。年齢は20歳。2年前に田舎から出てきて一人暮らしを始めた。しかし一人で生きる大変さを知り、1年前に時給の高い「プロ嫁」の仕事を開始した。「アグリアス」という名前の猫を飼っている。お風呂に入りながらプレイするほどのゲーマー。
支配人 (しはいにん)
理想のお嫁さんとの時間を提供する派遣サービス業「プロ嫁」で支配人を務める女性。赤崎周平と沙和がいつもいい雰囲気になったところで、サービス終了を告げるために部屋に入ってくる。ちなみに「プロ嫁」の料金は30分1万円からで、指名料は2千円、年会費は2万円が必要。キスを含めた性的行為はサービス外となっている。
たまき
派遣サービス業「プロ嫁」で働いている女性。たまに赤崎周平から、20歳の女子大生・沙和の母親という設定でいっしょに呼ばれることがある。巨乳の持ち主で強烈なアドリブを得意としており、「プロ嫁」のNo.2の人気を誇る。
書誌情報
プロ嫁 3巻 講談社〈イブニングKC〉
第1巻
(2022-04-21発行、 978-4065274484)
第2巻
(2022-10-21発行、 978-4065298343)
第3巻
(2023-04-21発行、 978-4065314753)