概要・あらすじ
有須川せあらは小さい頃に出会った瀬戸柊平に一目惚れしたものの、相手にされずに「身長が伸びて、美人になったら付き合ってやる」と言われてしまう。せあらはその言葉を励みに、小学6年生にして身長162センチ、誰からも美人と言われる少女に成長した。そんなある日、せあらは父親にアメリカへの海外出張が決まったことを聞かされる。
柊平と離れたくないせあらは、父親の部下でもある瀬戸家に乱入し、瀬戸家の居候としての生活をスタートさせるのだった。
登場人物・キャラクター
有須川 せあら (ありすがわ せあら)
小さい頃から瀬戸柊平に憧れ続けてきた小学6年生の女の子。明るく恋愛に前向きで活動的だが、それはかつて通っていた小学校でいじめにあっていたことをくり返さないよう、有須川せあらなりに生み出した処世術の賜物でもある。身長が高い柊平に釣り合う人間になるために、小学2年生の頃から牛乳を1日3リットル飲み、身長を約40センチも伸ばした。
瀬戸 柊平 (せと しゅうへい)
瀬戸小春の兄。有須川せあらが憧れている、小さい頃から身長が高かった少年。185センチの長身で、バスケットボール部所属の中学3年生。せあらからの猛烈なアプローチにも気づかない鈍感な面があり、長い間せあらは二階堂亘のことを好きだと思っていた。
瀬戸 小春 (せと こはる)
瀬戸柊平の妹。二階堂亘のことが好きな小学6年生。有須川せあらの処世術ともなっている裏表のある性格を見ているため、当初はせあらを嫌っていた。その後、亘との恋愛にせあらが協力してくれたこともあり、親友になる。
二階堂 亘 (にかいどう わたる)
瀬戸小春と有須川せあらのクラスメイトの小学6年生の少年。バスケットボールが好きで、瀬戸柊平に憧れている。素直になれない性格のため、長い間小春に片思いをしていた。小春への告白が実を結び、交際をスタートさせた。
秋山 昴 (あきやま すばる)
有須川せあらが以前に通っていた小学校のクラスメイトの少年。のちにせあらと同じ中学校に進学する。せあらのことが好きで、前の小学校ではせあらの唯一の友人で味方だった。せあらが瀬戸柊平のことを好きだと知り、柊平にバスケットボールでの勝負を挑む。
篠宮 亜梨沙 (しのみや ありさ)
有須川せあらが以前に通っていた小学校のクラスメイトの少年。秋山昴がせあらのことを好きだと知っていて、せあらが孤立するように陰湿ないじめを繰り返していた。いじめの首謀者が篠宮亜梨沙だと知ったせあらは徹底的に復讐しようとしたが、「苦しいのは自分だよ」と瀬戸小春に制止された。
司藤 雷 (しどう らい)
瀬戸柊平と同学年で、親友の男子中学生。柊平とは別のバスケットボールの強い高校に進学する。夏休みのラジオ体操で有須川せあらを見かけ、せあらに一目惚れをした。せあらとのデートにこぎつけるが、せあらには柊平しか見えてないことを知り、身を引く。
仁科 綾乃 (にしな あやの)
瀬戸柊平と同学年の女子中学生。おっとりした美人で、堰上コウと付き合っている。以前に柊平に告白して振られているが、以後もずっと柊平への想いを抱えていた。柊平に2回目の告白をした際、偶然聞いてしまった有須川せあらの心に大きなダメージを残した。
堰上 コウ (せがみ こう)
瀬戸柊平と同学年の男子中学生。仁科綾乃と並んでも遜色ない美形男子で、綾乃と付き合っている。柊平に「綾乃が好きなんだが、協力してくれるよな」と頼んで、綾乃を振ってもらうように仕組んだ人物。卒業前に、やはり柊平のことが好きだったと綾乃に告白され、振られる。
鳴海 由希 (なるみ ゆき)
瀬戸柊平の高校に上がってからのクラスメイトの男子。中学時代はバスケットボール部に所属していて、柊平と対戦したことがある。賑やかな性格で、柊平ともすぐに仲良くなっていた。
川崎 李真 (かわさき りま)
瀬戸柊平の高校に進学してからのクラスメイトの女子生徒。柊平と並んでも同じくらいの長身だが、中学時代に「巨人」とバカにされたことがあるため、自分の長身をコンプレックスに感じている。
集団・組織
全国アイドルリサーチ連盟 (ぜんこくあいどるりさーちれんめい)
「全国美少女図鑑」という同人誌を売って歩いている、美少女を探すためには労力を厭わない集団。有須川せあらや仁科綾乃もそのターゲットにされ、一時期まとわりつかれていた。