ホタルノヒカリBABY

ホタルノヒカリBABY

ひうらさとるの『ホタルノヒカリSP』の続編。「干物女」と呼ばれていた高野蛍が妊娠し、ついに第一子・高野一を出産した。相変わらずドジながらも、母親として一生懸命に育児に奮闘する蛍の初めての子育てを描くハートフルコメディ。「Kiss」2017年12月号から掲載の作品。

正式名称
ホタルノヒカリBABY
ふりがな
ほたるのひかりべいびー
作者
ジャンル
妊娠・出産・育児
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あらすじ

高野一、誕生!

高野蛍高野誠一のあいだに生まれた高野一は、赤ん坊ながら精神年齢40代と自称する熟練した思考の持ち主。新米ママとして奮闘する蛍のドジさに心の中で突っ込みを入れていたが、初めての育児でノイローゼ気味の蛍に大きな愛を向けられるうちに、一は自分たちが互いに赤ん坊1年生、母親1年生だということに思い至り、蛍に対して寛容になる。そして、高野家に巻き起こる幼児教育ブームや保育園探しに翻弄されつつも、一は無事に生後10か月を迎えた。蛍は育児休業を終えて社会復帰し、一は保育園という新しい世界に身を置くこととなった。

高野一、保育園に通い始める

保育園のゼロ歳児クラスに入園した高野一は、慣らし保育の時点でクラス担任の三浦健太の保育士としての腕がずば抜けて素晴らしいことに気づく。ほかの園児たちもそれを察しており、健太の担当するクラスに入れたことに満足していたが、見た目がルーズな健太は保護者たちに嫌われ、担任を解任させられそうになってしまう。一たち園児は、健太を守ろうと必死になるが、身体的に何もできずにいる中、ついに保護者たちが園長に健太解任を求めて詰め寄る。園長の機転で健太が非常に勉強熱心で、子供思いであることが保護者たちに伝わり、健太はクラス担任の解任を免れることになる。さらには分厚い眼鏡を外した健太のイケメンぶりに気づいた保護者たちは色めき立ち、あっという間に健太は保護者たちの人気者になるのだった。

高野蛍の、女の人生と女の友情

一人息子の高野一も保育園にだいぶ慣れてくれたため、仕事復帰して順調に現在の暮らしを謳歌している高野蛍は、ついにアイドルオタク活動の再開を宣言する。大好きなアイドルグループ「B-LEY」の一年半ぶりの全国ドームツアーを祝してオタク仲間たちの集まりに参加した蛍は、婚活中の独身の友人に、つい育児や仕事で忙しくて独身時代のようにオタク活動ができないことへの愚痴をこぼしてしまう。結婚願望のある独身女性からしたら、完全にリア充の部類に入る蛍の発言は場を気まずい雰囲気にしてしまい、蛍は深く反省するのだった。後日、自分より先に結婚し、妊娠して出産した神宮寺優華と話していた際に、優華の妊娠に嫉妬した過去を思い出す。自分の発言がいかに無神経だったのかをあらためて思い知った蛍だが、それぞれ境遇の違う友人たちと、結婚や出産を乗り越えて女性ならではの友情を続けていくためにどうしたらいいかを悩み始める。そんな蛍を見兼ねた山田早智子は、結婚生活や子供と過ごすうえでのトラブルを、アイドルたちのデビューの大変さや華々しい活躍、スキャンダルに置き換えて説く。これをきっかけに、結婚しようが出産しようがそれがゴールではないということに気づいた蛍たちは、オタク愛でいくらでも友情をつなぎ止められることを喜んで和解する。

高野一、初めての海外旅行に行く

2歳児までは移動費が安くて済むと知った高野蛍は、さっそく春休みに家族三人での初海外旅行を計画する。ところが有給休暇を無事に取れた蛍に対して、高野誠一は現場視察のために台湾に出張に行くことになる。落ち込む蛍だったが、神宮寺要からアドバイスを受けて誠一の台湾出張中に、高野一を連れて台湾でのサプライズ合流を果たそうと計画を立てる。一を初めて飛行機に乗せることになった蛍は心配したが、当の一はフライト中も上機嫌でおとなしく遊んでいた。何事もなく台湾に着き、ほっと胸を撫で下ろす蛍だったが、誠一との合流地点であるレストランへの行き方がわからなくなってしまう。青ざめる蛍だが、現地の人に聞きながら偶然たどり着いた有名な夜市にちょうど誠一も立ち寄ったため、三人は奇跡的に合流を果たす。ハプニングもあった旅行だったが、人に親切にすることや感謝を忘れないなど、子供の時に習ったどの教訓もが子育てをするようになって本当に必要なことだったと蛍は実感する。誠一も同じことを感じていたようで、異国の地での大冒険を通して二人はより家族としての絆を深めていく。

高野一、幼児教育を受け始める

幼児教育は遅くても2歳には始めていなければならないと考える神宮寺優華に感化された高野蛍は、さっそく高野一を連れてリトミックの体験教室に向かう。数時間の体験レッスンだったが、リトミックに物足りなさを感じた蛍は、英語教室や水泳教室にも一を連れて行き、慌ただしく体験教室の見学に明け暮れる。体験教室をいくつも見て回ったあと、高野誠一の助言で一自身がどの教室に通うのかを決めることになった。蛍と誠一の注目を集める中、一が選んだのはなんと囲碁クラブだった。囲碁クラブには老齢の会員ばかりが在籍しており、幼児のためになるのか疑問視した蛍だが、誠一はどういうわけか一の選択にご機嫌である。実は、誠一は囲碁に子供の頃から親しんできたため、今後は親子いっしょに囲碁クラブに通えることを喜んでいたのだった。こうして一は、初めての幼児教育に誠一同伴で通うことになる。

登場人物・キャラクター

高野 一 (たかの はじめ)

高野蛍と高野誠一の息子。幼いながらも精神年齢は40代半ばと自称しており、思慮深い一面を常々見せている。同じく精神年齢40代と自称する幼児たちとのテレパシー会話においても、しっかり者であると認識されている。幼児のためにうまく思いを言語化できないが、声に出さないながらも蛍や誠一に鋭い突っ込みを入れることもしばしばある。初めての習い事に囲碁を選ぶなど、渋くて落ち着いた性格をしている。訪れそうにないと言われていたイヤイヤ期に突入し、だんだん弾けたい気分が強くなり、サングラスをかけて派手なシャツを着るなどイケイケの格好をするようになる。

高野 蛍 (たかの ほたる)

高野一の母親で、高野誠一の妻。誠一と結婚するまでは「恋愛するより家で寝ていたい」をモットーに、恋もせずデートに出掛けることもなく、休日も家でゴロゴロして過ごしていた。その性格から、誠一には恋を忘れて枯れ果て、青春時代を干物にしたようだという意味で「干物女」と呼ばれていた。誠一と結婚し、一を出産してからも干物ぶりは相変わらず健在。しかし母親になってからは、徐々に干物ぶりがおおらかさへと変わり、ママ友の救いになったり見習われたりすることもある。一を出産後に乳腺炎になり、慣れない育児でノイローゼ状態になったりと、苦難の日々が続いていたが、母親として精いっぱい愛情をかけて一を育てている。誠一には、未だに旧姓の「雨宮」と呼ばれている。息子の一には「ママ宮」と心の中で呼ばれている。

高野 誠一 (たかの せいいち)

高野一の父親で、高野蛍の夫。蛍とは正反対の性格で、何事も計画的にきっちりとこなすタイプ。現在は独立して会社を経営している。社長になっても徹底した現場主義者で、部下に仕事を任すことなく自ら海外の短期出張に頻繁に赴き、第一線で活躍している。高野誠一自身が高齢のため、一の将来を案じており、健康第一を志としている。蛍の元上司で、蛍には結婚して子供が生まれても「部長」と呼ばれ続けている。息子の一には「部長父」と心の中で呼ばれている。

神宮寺 優華 (じんぐうじ ゆうか)

高野蛍のかつての恋敵で、仕事仲間でもある女性。容姿端麗で気配りもできることから、蛍公認のステキ女子。旧姓は「三枝」で、神宮寺要と結婚して長男の神宮寺要士を出産した。要士が3歳になるのを前にしてお受験対策に焦り始め、マニュアルどおりの教育ママになりつつある。最近は要士の世話や仕事、家事に追われており、要の浮気疑惑が浮上してもこれまでのようにしつこく問いつめるほどの愛情がなくなったことに悩んでいる。しかし要のサプライズプレゼントに、あっさり恋情を再熱させてしまうような乙女心を持っている。仕事はバリバリとこなし、ベストワーキングマザーとして雑誌で特集が組まれるなど、世の働く母親たちのあこがれの女性である。

花形 揚羽 (はながた あげは)

高野蛍の姉。「湖太」と「栄太」という名の二人の男児を育てているベテラン主婦。蛍のずぼらな性格や、高野誠一のきちんとしたそつのない性格を知り尽くしている。高野一を通わせる保育園をどうするか悩んでいた時期に、誠一との関係がぎくしゃくしていた蛍が実家に避難してきた際は一喝し、自宅に帰らせた。蛍にとって頭の上がらない人物の一人である。

山田 早智子 (やまだ さちこ)

高野蛍の勤務する会社の先輩女性。主婦になった蛍をアイドルオタク活動に引きずり込んだ張本人で、アイドルの交流会も頻繁に開くなど、精力的にアイドルを応援している。さばさばした性格で、非常に姉御肌で頼りがいがあるため、蛍たちからは「ヤマダ姐さん」と呼ばれて慕われている。

晴香 光 (はるか ひかり)

高野蛍の元同僚で、アイドルオタク活動を通して知り合った友人の女性。ヒャニーズ事務所に所属するアイドルグループ「B-LEY」のメンバーである二弥のコスプレをしている。そのコスプレ姿は美麗で評判も高い。彼氏の大和直の転勤についていき、現在はドバイに在住しており、コーディネーターの仕事をしている。非常に仕事のできる有能な人物で、独身でありながらも蛍のために日本の保育園入園事情を調べ上げ、傾向と対策を立てるなど遠い地からも蛍をサポートしている。

神宮寺 要 (じんぐうじ かなめ)

高野蛍のかつての仕事仲間で、神宮寺優華の夫。精神的に不安定になりやすい優華を、どっしりと構えて支えている。蛍とは男女を越えた友情で結ばれており、結婚後も互いの家を行き来する関係が続いている。殿様然としたオラオラ系の性格から、蛍には「殿」と呼ばれている。たまに浮気疑惑が持ち上がったりしているが、優華を大事に思っており、記念日にはバラの花束を用意するなど、キザな行動も躊躇なく行う。

手嶋 マコト (てしま まこと)

高野蛍の元彼氏。家具デザイナーを生業としている男性で、今や世界的に活躍している。どこか天然気味であるが、女性に非常にもてる。現在は結婚し、二児の父親となってロサンゼルスに移住している。結婚してからは、そのおしゃれな感性を生かして家事育児の様子をSNS上で公開している。蛍の元彼氏ということで何かと高野誠一に嫉妬されがちだが、手嶋マコト自身は誠一にそんな風に思われていることには気づいていない。売れっ子デザイナーになっても謙虚な姿勢を崩さず、誠一を仕事でかかわっていた時期から理想の人として尊敬し続けている。

星野 優子 (ほしの ゆうこ)

高野蛍の親友で、ファッション誌の編集を務めている女性。旧姓は「古田」。三児の母親であり、先輩ママとして子育てや保育園の問題について蛍に親身にアドバイスを送っている。

ウタさん

高野蛍と共にアイドルオタク活動をしている女性。二児の母親で、自分の経験を基に蛍に保育園に子供を預けるためのいろはを教えてくれた。誰とでもすぐに打ち解ける社交的な性格で、いつの間にか共通の友人の蛍を介さなくても神宮寺優華と意気投合し、なかよくなっていた。

神宮寺 要士 (じんぐうじ ようじ)

神宮寺要と神宮寺優華の息子。3歳のやんちゃ盛りの幼児で、好きな食べ物は牡蠣フライ。優華の方針でリトミック教室など、多くの習い事をしている。

小原 星子 (おばら せいこ)

結婚5年目でやっと授かった娘・小原花を大切にしている新米ママ。年齢は32歳。実家が遠くて両親には頼れず、夫も仕事ばかりで帰宅が遅いため、花と二人ぼっちの日々に不満をため込んでいる。子育てセンターで知り合った高野蛍の自由奔放な子育てに触れて心が楽になり、友達となった。花が高野一と同じ保育園に通うことになり、それを機に蛍との交流がますます盛んになる。パートを辞めたことをきっかけに家事がテーマのYouTubeの配信を始めたが、編集技術も素晴らしいことから高評価を受けている。

小原 花 (おばら はな)

小原星子の娘。高野一と同い年で、同じ保育園に通っている。観察眼が鋭く、母親や周囲の人にいつも目を配っている。となりの家のお姉さんにあこがれており、ミニスカートを履きたいという理由で決死のトイレトレーニングを重ね、みごと2歳になる前におむつを卒業した。イヤイヤ期にはひたすら泣き叫ぶことで親を困らせていたが、親の対応方法を見て親の許容度を探っていた。

田辺 紗江子 (たなべ さえこ)

ゲームオタクながら、周囲にはそれを秘密にしている新米ママ。年齢は35歳。生後8か月の娘・マミがいる。子育てセンターで見かけた高野蛍のだらけた雰囲気に仲間意識を持ち、友達になりたいと考えている。夫が官僚のため、出産後は官舎に入居して煌(きら)びやかな雰囲気のママ友ばかりと付き合うことになってしまった現状を憂えている。幼稚園も小学校も同じ官舎の子供たちと同じ学校に進学することになるからと、自分を押し殺してママ友と付き合っている。しかし、華やかに感じていたママ友たちもそれぞれに悩みを抱えていると知り、それからは上手に息抜きをすることを覚えた。夫とはゲームサイトで知り合い、同じオタク系の人間だと思って安心して結婚したが、夫は仕事が忙しくてほとんど家に帰ってこないことに不満を抱えている。

高野 徹 (たかの とおる)

高野誠一の父親。職業は吟遊詩人を自称し、全国を放浪している変わり者。誠一の入学式や卒業式も出席したことがなく、妻が事故に遭った時も家に居なかった。あまりに自由人すぎることに、誠一からは愛想を尽かされて交流を断たれていたが、孫の高野一の1歳の誕生日に高野家を訪れて誠一と和解した。一の誕生日の頃は佐賀の窯元で陶芸の修業をしており、一の手形を型にはめた記念プレートを誕生日プレゼントとして贈った。ひょうひょうとしているが、全国を放浪した旅紀行を本にまとめて出版したり、陶芸修業の末に個展を開いたりなど、その活動は必ず成果を出している。ちなみに誠一とは交流がなかったが、誠一の妻の高野蛍とはしょっちゅうLINEのやりとりをする仲である。現在も陶芸教室で知り合った30歳年下の女性と、ドライブデートをするなど精力的に自由を満喫している。

大和 直 (やまと なお)

晴香光の彼氏。現在は仕事の都合でドバイに在住している。光とは結婚はしていないが、順調に愛を育んでいる。

堂本 (どうもと)

高野蛍のママ友の一人。高野一と同じ保育園の同じクラスに娘の堂本エリカを通わせている。不慣れな保育園生活も事前準備を怠らずに乗り切り、初日から蛍にアドバイスを送るなど、しっかりした性格をしている。エリカを担当している保育士の三浦健太の挙動を怪しみ、ママ友たちをまとめて健太をクラス担当から外そうとするなど、仕切り屋な一面が目立つが、根は非常に優しく子供思いである。ハワイに友人がおり、2歳のエリカを連れてハワイ旅行を楽しむなど、何に対しても積極的に行動している。

堂本 エリカ (どうもと えりか)

高野一が通っている保育園のクラスメートの女児。いくつもの食品アレルギーを持っているため、母親の堂本が保育園入園初日に手作りのアレルギーリストを渡し、適切な対応を求めた。

三浦 健太 (みうら けんた)

高野一が通っている保育園の保育士を務める男性。一のクラスを担当している。実家は竹富島にあり、入園式当日は航空便が欠航して出席できなかった。ひげ面に加えて髪も服装もルーズなため、高野蛍には親近感を持たれるものの、ほかの保護者からはひんしゅくを買ってしまう。そのだらしない外見と違って保育士としての腕は一流で、たった2時間の慣らし保育で初対面の小原花を泣きやませ、幼児たちの厚い信頼を得た。実は大学院で発達心理学を学ぶなど、非常に勉強熱心な努力家で、つねに子供の目線で物事を見ている。そのため、幼児が遊ぶ遊具を舐めるなどの異常ともいえる行動を取ったことで保護者を不安にさせてしまうが、三浦健太自身も二人の子供がおり、自らも試行錯誤をしながら育児をしていることを明かして保護者たちの理解を得た。さらに眼鏡を外すと非常に整った顔であることから、コンタクトレンズに変えてからは一転して保護者たちの熱い支持を得るようになった。

園長 (えんちょう)

高野一が通っている保育園の園長を務める女性。個性的な見た目をしている。背が非常に低く、額の真ん中に大きなほくろがある。幼児の自発的な行動を育てるという教育方針で保育園を開設した。一の入園した年は新設したばかりの保育園だったため、あまりその存在を知られずに定員割れを起こしたが、現在は三浦健太など実力派の保育士が在籍していることから、保育園の運営は良好。自らも働きながらの子育てを経験したことから保護者たちへの理解が深く、保護者たちに慕われている。

聖徳 (きよのり)

高野一が通っている保育園のクラスメートの男児。立派な福耳で、つねに悟ったような表情をしている。その落ち着いた性格は一と通じるところがあり、一とは深い大人びた話をしていることが多い。

ともき

高野一が通っている保育園のクラスメートの男児。シングルマザーの母親に育てられており、幼児ながら育児と共に毎日仕事に奮闘する母親の多忙さを案じている。母親を何も手伝えないことに歯がゆさを感じており、日々悔しい思いを抱いている。

三浦 アリサ (みうら ありさ)

三浦健太の長女。年齢は16歳。仕事でアメリカに住んでいる母親・三浦麻子についていき、現地の学校に通っている。海外で生活しているため、年齢の割に大人びており、高野蛍にも臆することなく接している。弟の三浦宙太はインターナショナルスクール保育園の園児で、三浦アリサ自身が保育園に迎えに行くなどしてかわいがっている。

三浦 宙太 (みうら ちゅうた)

三浦健太の長男。インターナショナルスクール保育園に通っている。母親の三浦麻子が宇宙飛行士のため、地球への帰還までのあいだは健太に育てられている。

三浦 麻子 (みうら あさこ)

三浦健太の妻で、三浦アリサと三浦宙太の母親。宇宙飛行士を務めており、アメリカに住んでいる。つい最近地球に帰還し、家族と再会を果たした。

雨宮 鈴虫 (あめみや すすむ)

高野蛍の弟で、蛍と同様に楽天家の男性。現在はシリコンバレー在住で、三児の父親となった。国際結婚をしており、研究者の妻に影響されてリベラルな考えを持つようになる。

一ノ瀬 ほのか (いちのせ ほのか)

婚活中の女性。年齢は29歳。外資系企業の正社員の彼氏・靖幸と同棲中で、周囲には順調に愛を育んでいると思われているが、実際は互いに仕事が多忙すぎて同棲していながら、全然いっしょにいる時間が取れていない。家賃の安さに惹かれて実家の所有しているアパートを借りることにしたが、母親がしょっちゅう顔を出しては靖幸との結婚を急かすため、心穏やかに暮らせずに困っている。結婚しても仕事を続けようと考えているが、家事や育児の両立がうまくできるかを思い悩んでいる。ベストワーキングマザーに選ばれた神宮寺優華を「先輩」と呼んでリスペクトしており、優華に現在の悩みを話したところ高野蛍を紹介され、蛍の自由奔放な家事と育児の仕方を知って、働きながらの育児を柔軟に考えられるようになった。高野家で高野一を抱っこさせてもらったことで一気に子供が欲しくなり、帰宅後に勢いに任せて靖幸にプロポーズし、結婚が急速に現実を帯びてきた。

靖幸 (やすゆき)

一ノ瀬ほのかの彼氏。年齢は29歳。外資系企業に勤めており、日々仕事に追われているため、プライベートではのんびりとしたおおらかな性格をしている。仕事が忙しすぎてほのかと同棲を始めたが、結局同棲しても互いに深夜に帰宅するために生活は変わることはなかった。なかなか落ち着いた時間が取れないことにストレスを感じている。

集団・組織

B-LEY (びーれい)

巷で人気の男性アイドルグループ。ヒャニーズ事務所に所属している。高野蛍が結婚後に夢中になったアイドルグループで、メンバーの二弥の大ファン。元同僚の晴香光もB-LEYの大ファンで、メンバーの二弥のコスプレをしている。

前作

ホタルノヒカリ

恋愛に無気力だった干物女、雨宮蛍。突然始まる上司高野誠一との同居生活や、年下のインテリアデザイナー手嶋マコトとの恋愛模様を描く。干物女という言葉を流行らせたひうらさとるの代表作。 関連ページ:ホタルノヒカリ

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