メジャー(第4シリーズ)

メジャー(第4シリーズ)

満田拓也原作の同名漫画『MAJOR』のアニメシリーズ第4弾。物語は主人公の茂野吾郎(旧姓名は本田吾郎)の半生を描いた壮大な作品であり、第4シリーズでは、アメリカに単身乗り込み、所属する3Aメンフィス・バッツを優勝に導くまでの様子を描いている。 原作漫画では第41回小学館漫画賞少年部門(1995年)、第2回サムライジャパン野球文学賞ベストナイン(2011年)をそれぞれ受賞している。

正式名称
メジャー(第4シリーズ)
ふりがな
めじゃー
原作者
制作
SynergySP
監督
福島利規
放送期間
2008年1月5日 〜 2008年6月28日
放送局
NHK教育
話数
26話
ジャンル
野球
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概要・あらすじ

かつて父である本田茂治の死の原因を作ったメジャーリーガー、ジョー・ギブソンが自分との対戦を待っているというメッセージを聞いた主人公の茂野吾郎は、日本のプロ野球球団からのドラフト指名を断り、単身アメリカのメジャーリーグに挑戦するものの、その実力の差に驚愕する日々を送る。

しかし、持ち前の負けん気と努力により、次第にアメリカの野球に順応していく。

そして、新たなライバルのジョー・ギブソン・ジュニアの出現により闘志を掻き立てられ、3Aリーグの優勝という目標に向けて走り続ける。

登場人物・キャラクター

茂野 吾郎 (しげの ごろう)

プロ野球選手である父の本田茂治に憧れ、幼少期からボールを持って育った少年。常に野球一筋で、野球のことを第一に考えている野球バカ。熱血漢で自己中心的なところはあるものの心根は優しく、チームメイトへの思いやりや責任感は強い。 カッとなりやすい性格で、度々暴力に訴えてしまうのが欠点。茂野吾郎にとっての野球選手の理想像は、「打って守って走れ、三振も取れるプロ野球選手」。 ピッチングに関しては、力のあるジャイロボールで対戦相手をねじ伏せるスタイル。球威もあり、バットをへし折ることも多い。またバッティングに関しては、どちらかといえば長距離打者で、よく長打を放っている。 持ち前の勝負強さも発揮され、チャンスの時ほどよく打つなど、かなりの野球センスを見せる。しかし、大雑把な性格が災いしてか、バントなどの小技は苦手としている。

ヒルベルト・サンチェス (ひるべるとさんちぇす)

アナハイム・サーモンズのベテラン選手で技巧派ピッチャー。若い頃は速球派だったが、年齢を重ねてコントロールを磨き、絶対の自信を手に入れている。過去にサイ・ヤング賞を2度も獲得している、誰もが認める実力者。 気性が激しく、茂野吾郎と乱闘騒ぎまで起こす。しかし、茂野吾郎の才能と実力を見抜き、アナハイム・サーモンズを解雇されて旅立つ茂野吾郎に、「本気のストレートに本物のコントロールを付けろ」とアドバイスを送る。

ジョー・ギブソン・ジュニア (じょーぎぶそんじゅにあ)

メジャーリーグの一流選手、ジョー・ギブソンを父に持つエリート。父親の過失と本田茂治の死を知ってはいたものの、母と妹の事故死により、一家離散を父と本田親子のせいだと逆恨みして、激しい憎悪を父と茂野吾郎に向けることになる。 直球に強い長距離打者で、チャンスに強いスラッガー。選球眼とミート力に優れ、また守備も華麗にこなすなど、抜群の野球センスを見せる。 性格はプライドが異常に高く負けず嫌い。しかし、必要な努力は惜しまないなど、エリートならではの傲慢さは、少なくとも野球関連には見られない。

陣内 アリス (じんない ありす)

3Aチーム、メンフィス・バッツのオーナー代行。日系アメリカ人で日本語も話せるため、出会った頃から茂野吾郎にとっての良き理解者となる。若い女性ながら球団を切り盛りし、ホームゲームではコウモリのコスプレで試合を盛り上げている。 アナハイム・サーモンズを解雇された茂野吾郎を採用し、またクローザーへの転向を任命したのも陣内アリスであり、先見の明と野球を熟知した一面を見せる。

ジェフ・キーン (じぇふきーん)

3Aチーム、メンフィス・バッツのキャッチャー。ドラフト1位でメンフィス・バッツの親球団であるインディアナ・ホーネッツに入団した。攻守ともに好成績をあげて3Aまで上がってきた。 徹底的にデータにこだわったリードが特徴で、サンダースから正捕手の座を奪うことになる。絶対の自信とプライドが高く、バッテリーを組んだ茂野吾郎とはよく衝突する。 しかし、心根は優しく面倒見のいい一面も持っている。

眉村 健 (まゆむら けん)

元海堂学園高校野球部のエースで、プロ野球の横浜ブルーオーシャンズからドラフト1位指名を受けて入団する。冷静でクール、そして非常にマイペースな性格で、ほとんど表情を表に出さない。 高校時代に得意としたジャイロボールと多彩な変化球はプロ野球でも即戦力の実力があり、プロ野球1年目のシーズンで好成績を収めたことで実力を証明して見せた。

佐藤 寿也 (さとうとしや)

茂野吾郎の幼馴染で、茂野吾郎に勧められて野球を始めることになる。海堂学園高校卒業後、プロ野球の東京ウォリアーズからドラフト1位で指名されて入団、プロ野球選手としての第一歩を踏み出し、強肩強打のキャッチャーとして開幕から活躍して周囲の期待に応える。 シーズン途中からは故障した正捕手、矢田部に代わって、東京ウォリアーズのレギュラーに定着する。

ジョー・ギブソン (じょーぎぶそん)

40歳を超えて300勝を達成するなど、輝かしい成績を残している一流のメジャーリーガー。現在も「ミスター メジャーリーグ」として先発を続けている。いつの日か、メジャーリーグの舞台で本田茂治の息子である茂野吾郎との対戦を望んでいる。

八木沼 隼人 (やぎぬま はやと)

関東大学の3年生。大学の野球部員だが、憧れのメジャーリーグへの挑戦を決意、トライアウトを受けるために単身渡米した。置き引きに会った茂野吾郎と偶然に出会い、一緒にアナハイム・サーモンズのトライアウトに合格し、マイナー契約を結ぶことになる。

サンダース

3Aチーム、メンフィス・バッツに所属するベテラン選手。ポジションはキャッチャー。チームメイトから「軍曹」と呼ばれている、虎ひげが特徴の選手。なかなかメジャーに上がることができず、すでにメンフィス・バッツで10年を過ごしている。 せめて1度はメンフィス・バッツで優勝したいと思っているが、他のメンバーが勝利に執着していないことに危機感を覚え、選手の意識改革を決意する。 茂野吾郎の数少ない理解者で、よく他の選手と衝突する茂野吾郎の擁護に回るなど、顔は怖いが面倒見はいい。妻と息子がいる。

クレジット

原作

監督

福島利規

シリーズ構成

総作画監督

大貫健一

音楽

中川幸太郎

アニメーション制作

SynergySP

原作

MAJOR (めじゃー)

プロ野球選手の父を持つ主人公本田吾郎がその類まれなる才能といかなる困難にも負けないバイタリティを武器に、並み居る強豪たちと野球で戦っていく半生を描いた長編野球漫画。小学館「週刊少年サンデー」1994年... 関連ページ:MAJOR

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