概要・あらすじ
森に捨てられた幼いエドガーと妹のメリーベルはバンパネラの一族の長老格である老女ハンナ・ポーに拾われ、彼らの正体を知らないまま一族の住む村で育てられる。ある日一族の一人であるフランク・ポーツネルがシーラを一族に加えるため村に戻ってきたことから、エドガーは彼らがバンパネラであることを知ってしまう。
登場人物・キャラクター
エドガー
幼い頃、乳母の手によって妹のメリーベルと共に森に捨てられていたところをハンナ・ポーに拾われ、彼女たちの村で育てられる。フランク・ポーツネルがシーラを仲間に加えるべく行った「儀式」を目撃し、彼ら一族がバンパネラであることに気付く。
メリーベル
赤ん坊の頃、兄エドガーと共に森に捨てられていたところをハンナ・ポーに拾われる。バンパネラの村から遠ざけたいというエドガーの願いによって、村から離れた地に住む人間のアート男爵家の養女となる。
ハンナ・ポー
バンパネラ一族の長老格。森でエドガーとメリーベルを拾い、育てた。フランクの願いを受け、シーラを一族に加える「儀式」を行う。
フランク・ポーツネル
バンパネラの男性。シーラを一族に加えるための「儀式」を行うため、シーラと共に村へと戻ってきた。
シーラ
20歳の女性。15歳の時にフランクと出会い、互いに恋に落ちるが、さる伯爵家へ嫁がされることとなったため、二人で駆け落ちをした。
オズワルド・オー・エヴァンズ
アート男爵家の養女となったメリーベルが知り合ったエヴァンズ伯爵家の長男。メリーベルを可愛がる。ユーシスとは異父兄弟。
ユーシス・エヴァンズ
エヴァンズ伯爵家の次男。オズワルドとは異父兄弟。母親に溺愛されている。メリーベルと出会い、お互いに惹かれあうようになる。
関連
「ポーの一族」シリーズ (ぽーのいちぞくしりーず)
永遠の時を生きる吸血鬼の一族となった少年と、彼が巡り合う人間たちの運命を描いた物語。 関連ページ:「ポーの一族」シリーズ