概要・あらすじ
18世紀から20世紀のイギリスとドイツを舞台に、永遠の時を生きるバンパネラの一族となった少年エドガー・ポーツネルを中心に、彼が巡り合う人間たちとの運命の交錯を叙情的に描いた物語。14本の中短編で構成されている。萩尾望都はインタビューで、石ノ森章太郎の作品『きりとばらとほしと』の吸血鬼の設定をヒントに構想を広げたと語っている。
第21回小学館漫画賞少年少女部門受賞。
登場人物・キャラクター
エドガー・ポーツネル
18世紀のイギリスで、ある伯爵家の元に生まれるが妹メリーベル共々捨てられ、バンパネラの一族に拾われる。14歳の時に一族に加えられ、その姿のまま生き続けている。
集団・組織
バンパネラ
「ポーの一族」シリーズに登場する不老不死の一族。吸血鬼と似た性質を持っているが、本人たちは同一視されることを良く思ってはいない節があり、「ポーの一族」と名乗っている。バラや人間の生気を吸って生きる。大人のバンパネラは克服しているが、年少のエドガーやメリーベルは十字架、聖書の言葉などを苦手としている様子。 鏡に映らないため、特殊能力で意識して映し出すようにしている。
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