概要・あらすじ
学校嫌いで、平凡な毎日に退屈していた高校2年の男子・二階堂 昶はある日、白く長い髪を三つ編みにした怪しげな男に声をかけられる。変なことに関わりたくなかったためその場を去った昶であったが、その夜、コクチというバケモノに襲われてしまう。
登場人物・キャラクター
二海堂 昶 (にかいどう あきら)
学校嫌いでサボリの常習犯である、高校2年の男子。短気でキレやすく、無愛想なため喧嘩を絶えず売られている。ある日、全身黒ずくめの白銀に出会い、影の世界に転落。自分のドッペルゲンガーを失ったことで白銀と契約し、「シン」となった。 普段は白銀からもらった即席ドッペラーをつけ生活し、「ドッペラー解除」の掛け声で「シン」の状態へと変化、影側のモノとの戦闘に挑む。
焔緋 (ほむらび)
影の世界の独裁者で、シンの王。地面すれすれの赤く長い髪に金色の瞳を持つ。目的のためなら手段を択ばない冷酷非情な人物で、光をも闇で呑みこみ支配することを望んでいる。
鈴野 綾 (すずの あや)
二階堂 昶のクラスメイトで、「鬼の風紀委員」と呼ばれている16歳の女の子。正義感が強く、昶にも面と向かって説教をする。学力が高く、また家が剣道の道場をやっているため、運動能力にも長けている。 普段は一刀のみを扱うが、本来の戦術は二刀流。影側のモノとの戦いに巻き込まれた際、白銀から「紅雨」という装備品をもらったことで真剣の使用が可能となる。
我妻 秋一 (わがつま しゅういち)
バーを経営している27歳の男性。白銀の知人で、盲目である。足音や気配で人を判別し、物の「本質」を見極めることができるため、彼の前で嘘はつけない。怪我の治療ができるという特殊能力を持っているが、治療を受ける者は、かなりの激痛に耐えなければならない。 彼も白銀と同じように「こちら側の人間ではない」ようである。
九条 悠 (くじょう はるか)
九条財閥の跡取り息子で、11歳にして既にアメリカの大学の卒業資格を持っている天才児。陰陽道や占星術の研究を行っている。ゲームセンターで不良に囲まれているところを二階堂 昶に助けられ、以後昶たちとの付き合いを開始。 影側のモノとの戦いでは、ボウガンを使用する。
浅村 賢吾 (あさむら けんご)
二階堂 昶のクラスメイトで、幼馴染でもある16歳の男子。髪は金に染色している。昔から昶のそばにいるため抗争の場に巻き込まれることが多く、自然とケンカに強くなっていった。明るく空気が読めない性格で、細かいことはあまり気にしないが、キレると豹変する。
白銀 (しろがね)
地面につくほどの白く長い髪を三つ編みにし、黒いコートにシルクハットをかぶった、25歳程の外見をした男性。自身を「こちら側の人間ではなく、人型をした影のようなもの」と述べる。手にしている杖は長刀であり、影側のモノとの戦闘時には驚異的な強さを誇る。 口数が少なく、謎が多い人物。
クレジット
原作
モノクローム・ファクター (ものくろーむ ふぁくたー)
普通の高校生が謎の人物に導かれ、影の世界の住人となって化け物と戦うファンタジーバトルアクション。設定や世界観が練りこまれており、ちょっとした出来事が壮大な物語の伏線となって展開していく。「コミックブレ... 関連ページ:モノクローム・ファクター