モートリ/妄想の砦

モートリ/妄想の砦

幼い頃から想っている女優のことを妄想する日々を送っていた少年が、再会した幼なじみの少女に振り回されながら学園生活を送るさまを描いたラブコメディ。少年と少女を中心にいくつもの三角関係が作られ、それぞれの想いのやりとりが見所。作中では女性の裸体が多く登場し、お色気満載な点も特徴となっている。「週刊ヤングジャンプ」2008年27号から2010年20号にかけて連載された。

正式名称
モートリ/妄想の砦
ふりがな
もーとり もうそうのとりで
作者
ジャンル
ラブコメ
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あらすじ

再会した幼なじみと初恋の女性との出会い(第1巻)

恋愛経験はまったくないが女性とのエッチな妄想を楽しんでいる寺ノ内梵は、登校早々に、坂本太一郎から童貞を守り続ける「桜・BOYZ」にとって最大の危機が訪れたことと、敵の襲来に警戒することを伝えられる。太一郎の言う敵とは女子生徒のことで、今までは男子校だったが今年度から女子生徒を受け入れて共学となるため、童貞を守って男らしく生きることが難しくなると危惧していた。女子生徒が登校して来ると周囲の男子生徒は歓声を上げ、梵は周囲にうんざりしつつも女子生徒たちを眺めていると、その中でもひときわかわいい女子生徒から抱きつかれる。自分のことを親しげに呼ぶ女子生徒に心当たりがなかった梵だったが、自己紹介されて女子生徒が幼なじみの百瀬小春だったことを知る。それと同時に小さい頃に小春からされた出来事が蘇り逃げ出す。そして逃げた先で梵は、初恋の女優で常に妄想の対象にしていた「市原いぶき」をかつて演じていた三ツ葉冬子と出会うのだった。

G3のたくらみ(第1巻~第2巻)

百瀬小春は転校してまだ間もないのに、かわいい見た目で男子生徒の中で人気となっていく。その人気に極悪3人組「G3」が目をつけ、小春の写真を撮らせようと寺ノ内梵に声をかける。梵はなりゆきで小春の写真を撮ることに成功するが、G3からは今度はHな写真を要求されてしまう。梵がこの要求に躊躇すると、G3は自分たちで撮ると宣言。梵はG3から解放されて安堵するが、坂本太一郎が見ていた携帯電話のサイトからG3が極秘裏に主催する賭博「猛酉高校美少女グランプリ」に小春がエントリーさせられ、「ガチでヤバイ写真」が配られる予定であることを知る。そして小春の友達から小春が猛酉高校美少女グランプリについて新聞部から取材されていることを教えてもらった梵は、それがG3による罠だと判断して取材を受けている保健室へ向かう。

神様との出会い(第2巻)

子供の頃に見た特撮番組での姿に恋をし、ずっと妄想し続けていた「市原いぶき」こと三ツ葉冬子と出会った寺ノ内梵は、冬子の観察と研究を日課にしていた。ある日の放課後、梵は私服の冬子を見つけて妄想を始めるが、妄想中に冬子がいなくなってしまう。あわてて探しに行った梵は、冬子の洗濯物を拾ったことで彼女の家に招かれる。そしてそこで自分がこの世でたった1人、神と崇める稲葉秀吉と出会う。

A4の襲来(第3巻~第4巻)

百瀬小春寺ノ内梵と一緒にいる時間を増やすため桜・BOYZに入部する。梵や桜・BOYZのリーダーである坂本太一郎から活動内容や趣旨の説明を受けていると、「アゲハ・ガールズ」と呼ばれる4人の女子生徒から部室の明け渡しを要求される。4人の態度に怒った小春は、あと2人入部させて桜・BOYZを同好会から正式なクラブに昇格させれば部室を奪われずにすむと考え、体を張って入部希望者を集めると宣言。翌日、宣言通りに入部希望者を16人も集めるのだった。その様子を見たアゲハ・ガールズは驚くものの、桜・BOYZには童貞しか入部できない条件を逆手にとって、新入部員に色仕掛けをして童貞を奪う作戦を実行する。そして新入部員を全員自主退部に追い込むと、梵と太一郎の童貞も同様に奪って桜・BOYZの壊滅を目指す。こうして桜・BOYZとアゲハ・ガールズの部室を巡る戦いがさらに激しくなっていく。

夏合宿(第4巻)

アゲハ・ガールズとの部室を巡る争いの末、アゲハ・ガールズが桜・BOYZに入部することになり、人数が7人となって同好会からクラブに昇格を果たす。名称も「生き様研究部」と代わり、顧問には三ツ葉冬子が就任。2泊3日の夏合宿で海に来た生き様研究部は、坂本太一郎増山フジコのどちらが部長になるかで意見が分かれてしまう。寺ノ内梵の提案で勝負して勝ったほうが部長ということになり、冬子によって勝負方法は「ナンパの成功回数」と決まる。圧倒的不利な立場に追い込まれた梵、太一郎、百瀬小春の3人。しかし小春は常に前髪で隠された太一郎の素顔に気づき、太一郎を劇的に変化させる。翌日、部長の座を賭けて太一郎とフジコのナンパ勝負が始まる。

ライバルの登場(第5巻~第6巻)

夏合宿中に出会った土居高志は9月に猛酉学校に転校して来た。転校後の高志は、イケメンなことと親しみやすい性格とですぐに人気者となる。しかし一緒にいたくて生き様研究部に入るほどの好意を寄せる百瀬小春とは友達以上の関係になれずにいた。小春が好意を寄せる寺ノ内梵に対して劣等感を抱くようになった高志は、梵に敵意を向けるようになっていく。そして文化祭で生き様研究部として上映する映画の脚本を梵が書き上げたところで隙を見て盗み出し、自分が書いたものとして部員に発表するだった。

本当の気持ち(第6巻)

文化祭が終わった直後に体育館裏での出来事で、三ツ葉冬子稲葉秀吉が互いにまだ好き合っていることを知り、寺ノ内梵は自分の中で冬子に対する気持ちに1つの区切りをつける。土曜日の放課後に百瀬小春の買い物に付き合って秋葉原まで来た梵は、コスプレをして自分のDVDを宣伝するアイドルの津山若葉を助ける。梵のことが好きになった若葉は転校した猛酉高校で梵を見つけるものの、梵の近くには常に小春がいることに気づく。小春のことが邪魔な若葉は、小春を自分の代わりにアイドルとしてデビューさせ、自分はアイドルを辞めて梵と恋人になろうと計画する。若葉が所属する事務所の社長からスカウトされた小春とアゲハ・ガールズの5人は、会社を訪れるが社長と借金取りのやりとりを見かける。小春は若葉と社長から事情を聞き、アゲハ・ガールズのやる気と梵の夢をかなえさせたいという理由で監督や脚本など、すべてを自分に任せもらうのを条件に正式にアイドルDVDへの出演を承諾する。そして小春から監督を任された梵は、撮影を進めるうちに自分が小春をどう思っているかを自覚していく。

登場人物・キャラクター

寺ノ内 梵 (てらのうち ぼん)

私立猛酉高等学校に通う男子生徒。クラスは2年B組。同好会「桜・BOYZ」に所属し、桜・BOYZにアゲハ・ガールズが加わって正式なクラブに昇格した後は生き様研究部に所属する。稲葉秀吉からは「坊主」、アゲハ・ガールズと対立していた時は「ネガネ」、仲良くなった後は「メガネ君」、津山若葉から「メガネの君」と呼ばれる。 成績は上位だが運動が苦手な秀才タイプ。常人をはるかに超える妄想力があり、一度妄想に入ってしまうと周りが見えなくなって何度もトラックや電車に轢かれそうになる。幼い頃に見た特撮番組「五目超戦隊ガッツリマン」に多大な影響を受け、その登場人物の市原いぶきを演じた女優「四ツ葉東子」に初恋をする。そのため常に市原いぶきに扮した四ツ葉東子が妄想で登場する。 また五目超戦隊ガッツリマンで監督を務めた稲葉の言葉と行動に感銘を覚えて稲葉を神と崇拝し、稲葉のような映画監督になることを目標としている。気弱だが困った人は見逃せない優しい性格。しかし極度の羞恥心に晒されると内部でスイッチが切り替わったように変化し、正義感あふれる強気な性格になる。 女子と一緒になるのが嫌だったから男子校の猛酉高校に進学したが、2年に進級した時に共学となって転校して来た百瀬小春と再会する。幼い頃から小春にはイジメられていた過去があって小春から距離を取ろうとするが、小春が積極的にアプローチしてくるため対処に苦慮している。また新任の養護教諭の三ツ葉冬子が四ツ葉東子だとわかると、「自分の夢をかなえるまでは童貞を守り続けるが、夢がかなった時は自分の童貞をもらってほしい」とお願いする。

百瀬 小春 (ももせ こはる)

私立猛酉高等学校に通う女子生徒。クラスは2年B組。1年の時は別の高校に通っていたが、猛酉高校が共学になるのを機に、幼なじみで自分にとってヒーローの寺ノ内梵と一緒にいたいために猛酉高校に転校する。強気で行動的な性格で、転校1日目で梵を見つけると毎日のように梵へ自分の気持ちを前面に出してアプローチをしていく。容姿端麗で男子生徒からの人気が高く、イケメンからも好意を寄せられるが、気持ちは梵一筋。 梵がほかの女子と仲良くしていると怒る嫉妬深い一面もある。学校でより長く梵と一緒にいたくて、坂本太一郎に頼んで女人禁制だった桜・BOYZに入る。アゲハ・ガールズからは仲が悪かった時に「女童貞」と呼ばれていたが、アゲハ・ガールズが桜・BOYZに入った後は普通に名前で呼ばれるようになる。

三ツ葉 冬子 (みつば とうこ)

私立猛酉高等学校に新しく赴任した養護教諭の女性。B100(Gカップ)・W60・H88の見事なプロポーションをして、ミニスカートを履いてフェロモンたっぷりなため治療してもらいたい男子生徒が行列を作るほど人気となる。「レーゾン」という名前のヘビをペットとして飼っている。以前は「四ツ葉東子」という芸名で芸能活動しており、特撮番組「五目超戦隊ガッツリマン」では「市原いぶき」役を演じて一世を風靡したこともある。 その後、突然芸能界を引退し、今は一般人として生活している。「自分の夢をかなえるまでは童貞を守り続けるが、夢がかなった時は自分の童貞をもらってほしい」と突然言い出した寺ノ内梵のことを面白い子と興味を持つが、あくまで生徒として接する。 百瀬小春の恋愛相談に乗るなど生徒思いで、生き様研究部ができた時は顧問に就任する。

坂本 太一郎 (さかもと たいちろう)

私立猛酉高等学校に通う3年の男子生徒。同好会「桜・BOYZ」の主宰で、寺ノ内梵、百瀬小春、土居高志からは「リーダー」、アゲハ・ガールズからは「落ち武者」と呼ばれている。女の子に間違われる少女漫画のように輝く目に小さい頃からコンプレックスがあり、常に前髪で目を隠し、さらに男らしくなれるようにやや古風な口調と考え方をしている。 また中学2年の時にギャル風の女子生徒から告白されるものの、デートに来るかどうかを賭けの対象にされたことがトラウマとなって、ギャル風の女子を苦手としている。

稲葉 秀吉 (いなば ひでよし)

特撮番組「五目超戦隊ガッツリマン」で監督を務めた男性。「特撮界の寵児」とも呼ばれている。デビュー作の「五目超戦隊ガッツリマン」が大ヒットし社会現象を引き起こす。「コンプレックスの強い人間ほど妄想力や想像力が研ぎ澄まされる。コンプレックスこそ創造の神」という持論があり、寺ノ内梵は共感して稲葉秀吉を神と崇めて目標としている。 梵や百瀬小春の相談に乗った時は、適当だが妙に説得力のある言葉で道を示す。自分でスカウトした三ツ葉冬子に演技指導し、「五目超戦隊ガッツリマン」で市原いぶきを演じているのを撮っているうちに冬子のことを本気で好きになり、妻子のある身でありながら男女の仲となる。今は妻と離婚して息子の土居高志と2人で暮らしている。

中垂水 義実 (なかだるみ よしみ)

私立猛酉高等学校に通う男子生徒。イケメン揃いのテニス部の部長を務める。野球部、サッカー部と猛酉高等学校三大人気部の1つで、今年から入って来た女子生徒に入部勧誘を活発に行う。百瀬小春に対してもエレガントに勧誘するが、小春が提示した「中垂水義実がテニス勝負で寺ノ内梵に勝ったら入部する」という条件を受けて梵と試合をする。 都大会で優勝を狙えるほどの実力があるものの、疑心暗鬼になるクセがあってすぐに自滅してしまう。

河内 大河 (かわち たいが)

私立猛酉高等学校に通う男子生徒で、寺ノ内梵のクラスメイト。大阪弁でしゃべる学校一のお調子者。何も考えていないようで、女心には敏感。さらに梵が悩んでいる時に百瀬小春に様子を見ていてほしいと頼むなど友達思いの一面もある。

権藤 洋平 (ごんどう ようへい)

私立猛酉高等学校に通う3年の男子生徒。「G3」と呼ばれる極悪3人組みのリーダー格。会員制のサイトで「猛酉高校美少女グランプリ」という賭博を主催し、配当金以外にも「ガチでヤバイ写真」をエサに男子生徒から多額の金を集める。そして出来レースで自分の彼女の鮫島まみこを優勝させることで配当金が少なくなるように仕組む。百瀬小春の写真を撮るために寺ノ内梵に声をかけ、梵が過激な写真を撮らないとわかると、まみこに猛酉高校美少女グランプリの取材と称して写真を撮るように命じる。

鮫島 まみこ (さめじま まみこ)

私立猛酉高等学校に通う女子生徒。クラスは3年A組。権藤洋平の彼女。権藤からは「マミコリン」と呼ばれ、自分のことも同じように呼ぶ。権藤が主催する賭博「猛酉高校美少女グランプリ」でベスト4に名前があがるくらいには男子生徒から人気がある。何でも一番でないと気がすまない性格で、頭が悪い。出来レースで自分が1位になったことを、出来レースの意味がわからないまま賭博に参加した男子生徒の前でしゃべってしまう。

増山 フジコ (ますやま ふじこ)

私立猛酉高等学校に通う女子生徒。クラスは1年A組。アゲハ・ガールズのリーダーを務める。玉の輿を狙ってモテ道を極める拠点として桜・BOYZの部室を明け渡すように要求する。メイクばっちりの外見と強気な性格をしているが、中学までは地味でおとなしい性格だった。中学の時に想いを寄せていた男子生徒が、自分のことを平安時代のような顔だなどと言って笑いものにしていたのを聞いてトラウマになり、高校進学を契機に今までの自分と決別してギャルデビューする。 しかし田嶋えり子、和泉美希子、松川理美と一緒に行動するようになってもトラウマは消えず、どこかに泊まりに行っても全員が寝付くまでメイクを落とせずにいたり、まだ処女であるのに言い出せず経験豊富な振りをするなど、3人を騙していることに後ろめたさを感じている。 部室を巡る桜・BOYZとの戦いで坂本太一郎に色仕掛けを迫った際に、太一郎の振る舞いとスッピンの本当の自分を褒めてくれたことで太一郎のことが好きになる。その後はアゲハ・ガールズのメンバーからはずっと嘘をついていた裏切り者扱いされて1人ぼっちになったため、太一郎の勧めもあって桜・BOYZに入部する。

田嶋 えり子 (たじま えりこ)

私立猛酉高等学校に通う女子生徒。アゲハ・ガールズのメンバーの1人。「タジコ」というあだ名がある。ヘアアイロンでキープしたサラサラのストレートロングヘアにヘアバンドをつけて、語尾に「っス」を付けてしゃべる。増山フジコに憧れてアゲハ・ガールズに入ったこともあり、フジコが自分たちにずっと嘘をついていたことを知ると一番怒った。

和泉 美希子 (いずみ みきこ)

私立猛酉高等学校に通う女子生徒。アゲハ・ガールズのメンバーの1人。「ミキティ」というあだ名がある。ホットカラーでセミロングの髪をウェーブさせている。人に干渉されるのが嫌いなため、自分も他人に干渉しないことがモットー。貞操観念がまったくなく、セフレは同い年からかなり年上まで7人いる。同じ中学出身の松川理美に誘われてアゲハ・ガールズに入っただけなため、増山フジコが自分たちにずっと嘘をついていたのがわかっても何とも思わなかった。

松川 理美 (まつかわ さとみ)

私立猛酉高等学校に通う女子生徒。アゲハ・ガールズのメンバーの1人。「マッツン」というあだ名がある。マスカラをマストアイテムとしている。田嶋えり子や和泉美希子よりは冷静に分析する能力があり、アゲハ・ガールズの中では一番おとなしい。増山フジコが自分たちにずっと嘘をついていたのがわかっても、とくに自分の考えを言うことはなかった。

土居 高志 (どい たかし)

海で溺れた寺ノ内梵を助けた少年で、稲葉秀吉の一人息子。年齢は17歳。爽やかな笑顔が似合うイケメンで、社交的な性格。雑誌の読者モデルのコンテストでグランプリを獲得したこともある。9月から私立猛酉高等学校に転校して来て一気に人気者となるが、好意を寄せる百瀬小春とは友達以上の関係にはなれなかった。小春から好意を寄せられているうえに、自分と同じく映画監督を目指し、さらに父親の稲葉からも目をかけられている梵に劣等感を抱く。

あいだ れもん

稲葉秀吉に連れてこられた撮影現場で、寺ノ内梵が出会ったAV女優。年齢は18歳。若いわりにデビュー作の撮影でも落ち着きを見せていたが、気丈に振る舞っていただけで1人になると震えていた。梵の何気ない心遣いで落ち着くと見事に撮影をこなす。撮影後、梵が映画監督になったら梵の台本、演出で撮ってもらうことを約束する。

津山 若葉 (つやま わかば)

新人アイドルとして活動する少女。本名は「薬師ノ院若葉」。デビュー作のアイドルDVDの宣伝を街頭でしている時に、プロモーションの一環で恥ずかしい格好にされたところを寺ノ内梵に守ってもらう。このことで梵のことが好きになり、転校した私立猛酉高等学校で梵を見つけてからは梵の行動に注目する。梵の近くにはいつも百瀬小春がいることに気づくと、小春をアイドルにして梵と離れ離れにし、そのあいだに自分はアイドルを辞めて梵と恋人になろうと企む。

集団・組織

桜・BOYZ (ちぇりーぼーいず)

私立猛酉高等学校にある同好会の1つ。坂本太一郎が主宰し、寺ノ内梵と2人で活動している。童貞であることが絶対条件で、童貞でなくなると強制的に脱退しなければならない。入った後も童貞でい続けるために「童貞鬼十則」という掟を順守する必要がある。女人禁制だったが、梵と一緒にいたい百瀬小春のたび重なる入部申請に太一郎が折れて、小春の入部を認める。

アゲハ・ガールズ (あげはがーるず)

「いい男をつかまえて玉の輿に乗るため、モテ道を極める」を掲げる集団。「A4」という略称がある。リーダーは増山フジコで、田嶋えり子、和泉美希子、松川理美を加えた4人で活動している。「3人以下の同好会は部室を取り上げる」という学校の方針により部室を取り上げられる桜・BOYZに、部屋を自分たちに明け渡すように迫る。

生き様研究部

桜・BOYZとアゲハ・ガールズによる部室を巡る戦いの後、2つが合併してできた部活。顧問は三ツ葉冬子。部長は坂本太一郎と増山フジコによるナンパ対決が引き分けた後、冬子の裁量で太一郎に決まる。これといった明確な活動内容は決まっていなかったが、文化祭の出し物として寺ノ内梵の提案で自主制作の映画を撮って上映することとなった。

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