ヤンキー水戸黄門

ヤンキー水戸黄門

「水戸黄門」として知られる、第二代水戸藩主、徳川光圀。一般に知られるイメージと異なり、実際の光圀は札付きのワルだったという視点で描かれたギャグ時代劇。EDに悩む光圀は、自分の病気を治してくれるアモーレ(運命の女)を探して全国を旅していく。講談社「イブニング」2021年8号~17号に掲載された作品。作者である和田洋人が、2021年7月18日脳出血等で急逝したため、第10話で未完のまま連載終了となった。

正式名称
ヤンキー水戸黄門
ふりがな
やんきーみとこうもん
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
 
時代劇
レーベル
イブニングKC(講談社)
巻数
既刊1巻
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概要・あらすじ

第二代水戸藩藩主の水戸光圀はEDで悩んでいた。毎日のように吉原に通ったり、春画を見たりしていたが、下半身に反応はない。世界の王や貴族には、寵愛(ちょうあい)するアモーレ(最愛の人)がいた。自分にもアモーレがいたら、EDが治るのだろうか。そんなことを考えていた時、八兵衛がやってくる。将軍、徳川家光がお呼びだという。江戸城に家光を訪ねた光圀は、隠密(おんみつ)の仕事を依頼される。自分にたてつく大名を潰したいという家光は、諸国漫遊のフリをして、大名改易の口実を見つけ出してほしいというのだ。「面倒だ」といったんは断る光圀だったが、全国のイイ女と出逢えば、自分のEDが治るんじゃないかと考えを改めた。そんなわけで光圀は、佐々介三郎安積覚兵衛、八兵衛を従え、自分だけのアモーレを探して、諸国漫遊の旅に出るのだった。

登場人物・キャラクター

水戸 光圀 (みと みつくに)

第二代水戸藩藩主。色白で長身の美男子だが、EDに悩んでおり、改善のために吉原に通ったり、春画を取り寄せたりする。アモーレ(運命の女)と出逢えばEDが治ると考え、諸国漫遊の旅に出る。「将軍にもタメ口」「遊郭の女性のために侍を斬り捨てる」など、破天荒な性格。同名の実在人物をモデルにしている。

佐々 介三郎 (さっさ すけさぶろう)

水戸藩藩士。女性のような顔立ちの美青年で、水戸光圀とともに諸国漫遊の旅に出る。瞬間記憶能力に長(た)けており、一度見たものを決して忘れない。「写し絵の介」の異名を持つ。実在の人物、佐々宗淳(通称、介三郎)をモデルにしている。

安積 覚兵衛 (あさか かくべえ)

水戸藩藩士。怪力の持ち主で、筋骨隆々の巨体が特徴。水戸光圀とともに諸国漫遊の旅に出る。10里先の匂いまで嗅ぎ分ける、絶対嗅覚の持ち主。「犬ッ鼻の覚」の異名を持つ。実在の人物、安積澹泊(たんぱく)(通称、覚兵衛)をモデルにしている。

書誌情報

ヤンキー水戸黄門 1巻 講談社〈イブニングKC〉

第1巻

(2021-07-21発行、 978-4065241639)

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