ユンボル -JUMBOR-

ユンボル -JUMBOR-

世界の再建を目論むゲンバー大王率いる、重機の力を持つ改造人間「ユンボル」たちに更地にされた世界・ワールドザンドが舞台。ユンボルに生まれ変わった工事戦士・バル・クロウがゲンバー大王らに立ち向かっていくさまを描く、「工事」をモチーフにしたSFバトル作品。登場人物の名前や用語などは、土木・建築関連の用語から命名されている。「週刊少年ジャンプ」誌上にて『重機人間ユンボル』のタイトルで連載後、設定や登場人物を引き継ぎ「ウルトラジャンプ」誌上にて新たに『ユンボル -JUMBOR-』が連載開始された。

正式名称
ユンボル -JUMBOR-
ふりがな
ゆんぼる
作者
ジャンル
その他職業・ビジネス
 
その他SF・ファンタジー
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概要・あらすじ

ワシントンDCホワイトハウス。各国首脳が集まるサミットに、突如として謎の男・ゲンバー・ダイオードが出現し、「世界工事の着工」を宣言。全てを更地に変え、新たな世界の建造を目的とするゲンバーは、圧倒的力を持つ10人の重機人間・ユンボルを率い、瞬く間に世界を大解体してしまう。それから10年。大解体で命を落とした伝説の工事戦士・バル・クロウは、亡きドヴォーク王国の姫・リベッタのもとでユンボルとして復活。

10歳の子供の姿となってしまったバルは元の体を取り戻すため、ゲンバー大王に立ち向かっていく。

登場人物・キャラクター

バル・クロウ (ばるくろう)

伝説の工事戦士集団「バル・クロウ組」の親方だったが、大解体に巻き込まれ重傷を負った。ゲンバー大王に工事戦士としての能力を見込まれて回収され、ユンボルに改造された自身のクローンへと意識と記憶を転送され、カプセルの中で10年間眠り続けていた。その後、ゲンバー帝国に抵抗するレジスタンスとなったリベッタのもとで覚醒。 再びゼロから成長し直していたため、10歳の子供の姿になってしまっている。ゲンバーの研究所に保管されているオリジナルの肉体を取り戻し元の姿に戻るため、リベッタと行動を共にすることになる。ユンボルナンバーは11Dで、ショベルのテツグンテを持つ。ユンボルとなる前は36歳で、妻バケッタとの間に、息子ショベルと娘ピッケルの二人の子供を持っていた。

リベッタ・グンテ・ヘルメート・ドヴォーク (りべったぐんてへるめーとどゔぉーく)

ドヴォーク王国の姫。眼鏡をかけた、スタイル抜群の美女。気が強く、クールな性格の持ち主。ゲンバー大王の下で「世界を工事する会」ドヴォーク支部ユンボル開発室長として働いていたが、眠っていたユンボル・バルを奪い脱走、レジスタンスとなる。幼いころに、ドヴォークに工事にやって来たバルたちと出会っていた。

ニッパー・トーラス (にっぱーとーらす)

元「バル・クロウ組」の一員。愛称は「ニッパ」。バルに心酔しており、彼のことを「隊長」と呼んでいる。大解体後はかつての仲間ロッド・ボリングの下に配属されるも脱走、チュー・ブラインにかくまわれていたが、その間一切働かず便所に居座り続けたスーパーニート。その後、ユンボルとなったバルと再会。はじめは子供の姿になった彼を本物だと信じていなかったが、行動をともにするうちにバル本人と認めるようになる。 重度の重機マニアで、重機に関してはスペシャリストだが、他の事は一切ダメ。二足歩行重機アースムーバー・ガラをカスタムした「デビルペンチ」を乗機としている。

チュー・ブライン (ちゅーぶらいん)

ドヴォーク領バーラックのバー「TRONICA」のマスター。元「世界を工事する会」アースムーバー研究開発局整備部門長で、あらゆる重機に精通する、解体・整備・点検のプロフェッショナル。「重機マスター」の異名を持つ。脱走したニッパをかくまい、リベッタの手助けをしている。モデルはチャールズ・ブロンソンと思われる。

バーン・ハッパー (ばーんはっぱー)

元「バル・クロウ組」の一員でベテラン火薬マイスター。大解体後は右目を失い、オーガハンターとなっていた。「シャリバー」という名のオーガを飼いならしている。

ゲンバー・ダイオード (げんばーだいおーど)

ゲンバー帝国のリーダーにして、ナンバー0Dのユンボル。筋骨隆々で、頭には兜のようなユンボルホーンを装着している。バケットホイールエクスカベータのテツグンテ「バケットフィンガー」を持つ。国境も格差もない世界を建造するため、各国首脳が集まるG50サミットに現れ、世界工事の着工を宣言。大解体を行い、地球上の人間を激減させた。 「現場主義」を信条としており、大王となった今でも最もHOTな現場に赴き、常に現場で陣頭指揮をとっている。

クレン

ナンバー1Dのユンボル。ロード・ドカルトの娘。頭にはサイドテールのようにクレーンのフックをぶら下げている。クレーンのテツブーツ「クレインボトム」を持つ。大解体の際は、パリの凱旋門をクレーンで持ち上げた。ドリルの目的を知っており、彼に従っている。かつて、父ドカルトにショベルを託され、育ての親となった。

ハブサス

ナンバー2Dのユンボル。スキンヘッドで筋骨隆々の巨漢。重ダンプトラックのテツグンテ「ウィールズ」を持つ。大解体の際は、空母を丸ごと運んでいた。

キリ

ナンバー3Dのユンボル。特攻服姿で、リボン型のユンボルホーンを付けた女性。削岩機や発破などに変形するテツグンテ「トリプルD」を持つ。大解体の際は、一撃でエベレストにトンネルを開通させた。

バイス

ナンバー4Dのユンボル。痩せ細った体格で、出っ歯が特徴の少年。グラップルのテツグンテ「デスクロー」を持つ。大解体の際は、スフィンクスをクレーンゲームのように持ち上げた。ドリルのことを「アニキ」と呼び慕っている。

ミキシア

ナンバー5Dのユンボル。チアガール姿の少女。コンクリートミキサー車のテツバレッタ「ドラムンテール」を、ポニーテールのように下げている。ブロワと行動をともにしており、大解体の際も二人で日本海を埋め立てた。

ブロワ

ナンバー6Dのユンボル。防護服とマスクを着用した小柄な男。コンクリートポンプ車のテツグンテ「ハンドガッシャー」を持つ。ミキシアと行動をともにしており、合体することができる。

ドーザ

ナンバー7Dのユンボル。異常な巨体で、おっとりとした性格の持ち主。ブルドーザーのテツグンテを持つ。大解体の際は、ニューヨークの高層ビル群を更地にした。

チェン

ナンバー8Dのユンボル。カンフー服姿で、頭から辮髪のようにチェーンをたらした小柄な男。チェーンのテツグンテ「鎖拳」を持つ。大解体の際は、万里の長城を粉々にした。

モンケン

ナンバー9Dのユンボル。忍び装束姿の小柄な男。鉄球(モンケン)のテツグンテ「重鎮」を持つ。大解体の際は、奈良の大仏を押しつぶした。

ペチカ

ナンバー10Dのユンボル。フードを被り、マフラー型のマフラーを巻いた少女。外見は幼いが、ユンボルになる以前の年齢は60歳過ぎらしい。ジェットヒーターのテツグンテ「ヒートへイズ」を持つ。ゲンバー大王に付き従い、大解体の際もサミット会場から、世界中に世界集中工事のアナウンスを行った。

ロッド・ボリング (ろっどぼりんぐ)

元「バル・クロウ組」の一員で、基礎と構造の策士。大解体後は、ゲンバー帝国で働き、ドヴォーク領主にまで出世していた。昔からバルの才能にコンプレックスを抱いており、ユンボルとなった彼を倒すため、超巨大重機「バルバスター」を持ち出し戦いを挑んだ。

トビー・マクワイア (とびーまくわいあ)

元「バル・クロウ組」の一員で、高所作業のプロ。ネイティブ・アメリカンの部族出身の巨漢。大解体後は、ナンバー3Gのユンボル「ワイア」へと改造され、記憶と人格も消去された。足場用パイプやクランプのテツグンテ「ハードクランプ」を持つ。バルと再会するも、戦闘となってしまう。

ショベル・クロウ (しょべるくろう)

バル・クロウの息子。ゲンバー帝国の脱工兵処刑専門エリート部隊「骸骨の鶴嘴(シェデルクロイツ)」所属。幼いころはやんちゃだったが、現在では冷徹な性格に変貌している。クレンに育てられたという過去を持つ。乗機はハイスペックのアースムーバー・ショベリウス。

ロード・ドカルト (ろーどどかると)

バルやゲンバー大王をユンボルへと改造した天才科学者。五大博士の一人。前頭葉が巨大なリーゼント状に発達しており、その姿から「博士番長」と呼ばれている。自らをもナンバー12Dのユンボル「ドリル」へと改造し、ドリルのテツグンテを持つ。無限のエネルギー源であるユンボライトが眠る「ユデンの園」採掘のため、バルの成長を目論んでいる。

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