概要・あらすじ
秘密基地光クラブに集ったゼラを中心とした9人の少年達は、ライチの実を動力とする人造人間、ライチを作り出す。ライチは美しいものを連れてくるように命じられ、失敗を重ねた後に少女カノンを連れてくる。
女神と崇められるカノンを交え、少年達が毎回異なるテーマで会話を展開する。
登場人物・キャラクター
ゼラ
本名は常川寛之(つねかわひろゆき)。転校生としてやってきた後に光クラブに参加したが、人造人間のライチを作り始めたことでクラブの中心人物になった。醜いものを嫌悪しており、ライチを使って美しいものを連れてこさせる。
ニコ
本名は石川成敏(いしかわなるとし)。ゼラに心酔しており、ライチを作る際には自らの右目をライチに与えるなど、誰よりも強い忠誠心を見せる。しかしその忠誠心がゼラに届いていないと感じており、一人で空回りしてしまうこともある。
ライチ
『ライチ DE 光クラブ』に登場する人造人間。ゼラが光クラブに美しいものを連れてくるために作った。人間を遥かに超える怪力を持つが、動力源はライチの実。美とは何かを徐々に学び、何度かの失敗の後にカノンを連れてくる。 さらに心が芽生え始めると、カノンへの恋心を抱くようになる。
ジャイボ
本名は雨谷典瑞(あめやのりみず)。女性と見間違えるような美少年で、言葉も女性的。加えて狂気的な言動も見受けられる奇人。ゼラに対しては友情とは異なる感情を持っている。
カノン
ゼラがライチに美しいものを連れてくるよう命じた結果、光クラブに拉致され、連れてこられた少女の中の一人。その美しさから、光クラブの中で女神として扱われる。ライチに心が芽生えつつあることに気づき、徐々に心を惹かれていく。
場所
光クラブ (ひかりくらぶ)
『ライチ DE 光クラブ』の舞台となる秘密基地。ゼラを始めとした9人の少年達によって構成されている。中では人造人間の製造をしており、その秘密を見た人間はクラブのメンバーによって罰せられる。しかしパロディ化された『ライチ DE 光クラブ』では、外部の人間を招き入れることもある。
クレジット
原作
ライチ☆光クラブ (らいち ひかりくらぶ)
工場の煙に覆われた螢光町の片隅にある光クラブと名づけられた少年達の秘密基地を舞台に、彼らの狂気や恋を描いた物語。原作は東京グランギニョルの演劇『ライチ光クラブ』。作者の古屋兎丸は、演劇からインスピレー... 関連ページ:ライチ☆光クラブ