ラーメン赤猫

ラーメン赤猫

アンギャマンの代表作。人の言葉を話す猫だけで運営されているラーメン店「ラーメン赤猫」を舞台に、初の人間従業員となった珠子と、従業員の猫や店を訪れる客との交流を描いた物語。ラーメン赤猫では、茶トラ猫の店長、文蔵、白猫のハナ、黒猫のサブ、ハチワレ猫のプリンといった個性的な猫スタッフたちが住み込みで働いている。就職面接で「犬のほうが好き」と正直に答えたことを理由に採用された珠子は、猫のブラッシングなど世話係として店の重要な役割を担うようになっていく。本作は、猫の習性や行動パターンを人間社会の文脈で表現した日常系コメディ。猫が人間の言葉を話すという設定ながら、猫らしい行動や反応も丁寧に描写され、動物と人間の共生をテーマとした世界が構築されている。集英社「少年ジャンプ+」2022年3月14日よりインディーズ連載。2022年10月10日、30話より同誌にて通常連載。2022年「次にくるマンガ大賞2022」Webマンガ部門第5位、2023年「全国書店員が選んだおすすめコミック2023」第15位に選出。テレビアニメが2024年7月から放送された。

正式名称
ラーメン赤猫
ふりがな
らーめんあかねこ
作者
ジャンル
ラーメン
 
レーベル
ジャンプコミックス(集英社)
巻数
既刊13巻
関連商品
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作品の概要

基本情報

アンギャマンの代表作。2021年11月26日に集英社のマンガ投稿サービス「ジャンプルーキー!」に投稿された同名作品が、「2021年11月 ジャンプ+連載争奪ランキング」で1位にランクインし、「少年ジャンプ+」のインディーズ連載権を獲得した経緯がある。

要旨と舞台設定

人の言葉を話す猫だけで運営されているラーメン店「ラーメン赤猫」を舞台に、初の人間従業員となった社珠子と、従業員の猫や店を訪れる客との交流を描いた物語。舞台となるラーメン赤猫は1階が店舗、2階が居住スペースとなっており、猫スタッフは店で寝泊まりしている。店内では茶トラ猫の店長、文蔵、白猫のハナ、黒猫のサブ、ハチワレ猫の佐々木プリンといった個性的な猫たちが働いている。

ストーリー展開

珠子はラーメン赤猫の就職面接で「猫が好きか?」と聞かれ、正直に「犬のほうが好き」と答えた結果、採用されることとなった。珠子の担当業務はラーメン作りではなく、猫のブラッシングなどの裏方がメインで、洗い場の作業などで店に出る際は、黒子衣装に猫耳をつけて働いている。時が経つにつれて、珠子は猫たちと関係を深め、世話係として店の重要な役割を担うようになっていく。

ジャンル的特徴と位置づけ

本作は、人間と猫の関係性を軸に、猫の習性や行動パターンを取り入れた日常系コメディ。猫が人間の言葉を話すという設定でありながら、猫らしい行動や反応も描かれており、動物と人間の共生をテーマとしている。

作品固有の表現技法と特徴

作中では、猫たちの日常的な行動や習性を人間社会の文脈で表現するため、ブラッシングや食事、睡眠といった猫の基本的な行動が、ラーメン店での業務の一環として組み込まれている。また、猫同士の関係性や序列なども物語上重要な役割を果たしている。

世界観の構築と設定

本作独自の世界観として、猫が人間の言葉を話すことは珍しくないが、ラーメン赤猫の店員のように自立して社会で働く猫は多くないという価値観が構築されている。店は口コミ以外での情報拡散を禁じ、SNSなどでの宣伝も行わないため、経営は常連客や猫好きの客に支えられており、地域に根ざした小規模な店舗として描かれている。

連載状況

集英社「少年ジャンプ+」2022年3月14日よりインディーズ連載。2022年10月10日、30話より同誌にて通常連載。

受賞歴

2022年「次にくるマンガ大賞2022」Webマンガ部門第5位。

2023年「全国書店員が選んだおすすめコミック2023」第15位。

メディアミックス情報

テレビアニメ

2024年7月から9月まで放送。アニメーション制作はE&H production。社珠子を折原くるみ、文蔵を津田健次郎が演じる。

グルメ×猫×癒やしの人間ドラマ

舞台となるのは、猫だけで経営している一風変わった「ラーメン赤猫」。そこに社珠子という人間の女性が、面接にやってくるところから物語は始まる。「どちらかというと犬派」と答えた珠子は、即採用決定となる。じつは以前採用した人間の、猫への過度な愛情が問題になったことから、猫好きの人間はお断りだったのだ。本作は、唯一の人間である珠子の目を通して、料理に対するこだわりや猫ならではの苦労、従業猫たちの猫模様、客たちの人間模様を描いた、グルメと猫と癒しのドラマである。

猫たちの徹底したこだわりが魅力のラーメン店

「ラーメン赤猫」は、茶トラ猫の店長、文蔵、経営者のハチワレ猫、佐々木プリン、盛り付け担当の黒猫、サブ、接客のスペシャリストの白猫、ハナ、製麺担当の虎、クリシュナ、ブラッシング担当の人間、珠子という体制。店のモットーは「接客一番、味二番」。味が二番というのは、猫が作るので完全に人間の味覚には合わせられないという理由から。とはいえ、ラーメンは先代のレシピをしっかりと踏襲したもので、元有名三つ星シェフが絶賛するほどの逸品である。また、虎のクリシュナこだわりの手打ち麺も評判が高い。そして何より従業猫は、猫毛が入らないように特別な訓練をしており、気合で毛を落とさない。「ラーメン赤猫」は、美味しい料理と猫の接客による癒やしが売りの、一度来たらやめられなくなる特別な店である。

みんなから愛され守られる「ラーメン赤猫」

「ラーメン赤猫」の客はマナーがよく、最高のラーメンと癒やしを求めてやってくる人ばかりだが、中には迷惑な客もいる。例えばラーメンに毛が入っていたとイチャモンをつけるコワモテのお兄さん。そんなお兄さんには、虎のクリシュナが奥から出てきて対応すると一発で解決する。また、炎上上等の動画配信者が来店することもある。「ラーメン赤猫」は写真も動画も撮影禁止。SNSの拡散などで必要以上に来客が増えると、満足な接客ができなくなるからだ。注意しても撮影をやめない相手には、スキンヘッドの弁護士、寺田みきおが話をつける。その他、寺田の後輩の御所川原、機械を保守してくれる何でも屋の城崎、上質なメンマを納品する但馬のばあさんなど、「ラーメン赤猫」は、店を愛するたくさんの常連客や協力者によって守られている。

登場人物・キャラクター

社 珠子 (やしろ たまこ)

人間の若い女性。ショートカットと眼鏡が特徴。おばさんの紹介で「ラーメン赤猫」の面接を受け、採用される。主な仕事は猫たちのブラッシングと皿洗い。店に出るときは、猫耳をつけた黒子姿になる。同僚が猫だけという特殊な環境に戸惑っていたが、次第にスタッフの一員として慣れ親しんでいく。それほど猫が好きではなく、どちらかというと犬派。

文蔵 (ぶんぞう)

「ラーメン赤猫」の店長の猫。はちまきを巻いた、職人気質のオスの茶トラ猫。屋台のラーメン店だった「赤猫」を先代(人間)から引き継いだ。その後、社珠子のおばさんから店を譲り受け、「ラーメン赤猫」の店舗を構えた。

書誌情報

ラーメン赤猫 13巻 集英社〈ジャンプコミックス〉

第1巻

(2022-10-04発行、978-4088832791)

第2巻

(2022-12-02発行、978-4088833989)

第3巻

(2023-02-03発行、978-4088834023)

第4巻

(2023-06-02発行、978-4088836195)

第5巻

(2023-09-04発行、978-4088837130)

第6巻

(2023-12-04発行、978-4088838113)

第7巻

(2024-03-04発行、978-4088838595)

第8巻

(2024-07-04発行、978-4088840567)

第9巻

(2024-10-04発行、978-4088842448)

第10巻

(2025-02-04発行、978-4088844305)

第11巻

(2025-06-04発行、978-4088845425)

第12巻

(2025-09-04発行、978-4088846705)

第13巻

(2025-12-04発行、978-4088848266)

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