概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
脇谷 イサム (わきや いさむ)
とある高校に通う2年生の男子。気が弱いうえに要領が悪いことから自己評価が低く、部活の先輩やアルバイト先の店長から苗字の脇谷をもじって「脇役」と揶揄されるなど、鬱屈した日々を過ごしている。優しい母親や親友の神田、片思いの初瀬アカリを心の支えにしていたが、唯一の特技と自負していた陸上競技をケガで断念しなければならなくなり、絶望する。そんな中、リビドに感染した女性からキスをされたことで不完全な感染者となり、近いうちに自分も怪物に変化すると悲観し、思い残しを清算するためにアカリに告白する。だが、告白の返事をもらう前にリビド感染者になったクラスメートに襲われ、彼女を守ろうとした際に性的興奮から右腕だけが肥大化してしまう。しかし、その姿を見ても、アカリがまったく気味悪がることなく受け入れてくれたことに感動し、改めて惚れ直すとともに彼女を守り抜こうと決意する。のちにアカリに再び告白し、晴れて両思いの関係となる。
初瀬 アカリ (はつせ あかり)
脇谷イサムと同じ高校に通う2年生の女子で、イサムのクラスメート。実家が助産院をしていることから、将来は看護関連の専門学校に進学することを考えている。明るく優しい性格で、女子の友達も多く、男子からも人気がある。イサムとは小学校時代に面識があったが、現在は疎遠になっており、イサムから好意を寄せられていることに気づいていない。しかし、初瀬アカリ自身も小学生時代のイサムを覚えており、彼がリビド感染者であることを知ってもまったく偏見を持つことはなかった。