レオと三日月

レオと三日月

木下ほのかの代表作の一つ。現代日本の中高一貫の進学校「私立東雲学園」を舞台に、天文部に入部するために入学した女子中学生の天野月が、部室を自習室として勝手に使っている夜高千晃と出会い、二人だけの天文部員として活動しながら恋愛関係を深めていく姿を描いた学園ラブストーリー。集英社「りぼん」2022年2月号から2024年8月号まで連載。2022年1月から、集英社のYouTubeチャンネル「りぼんチャンネル」で『レオと三日月』のボイスコミックが公開。月を小室洋子、千晃を長野崇が演じている。

正式名称
レオと三日月
ふりがな
れおとみかづき
作者
ジャンル
恋愛
 
学園
レーベル
りぼんマスコットコミックス(集英社)
巻数
既刊8巻
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星空に魅了された少女

小学生の頃、私立東雲学園の天文部が主催する観望会で星空に魅了された月は、天文部に入部することを目指して学園に進学する。入学早々、月はテンションが爆上がりするが、その様子を見ていた同級生の千晃に呆れられたうえに、「変な名前」と言われてしまう。さらに、「月は夜空の中で一番大きくてうるさいから嫌い」とも言われ、月は千晃との接触を避けるようになる。しかし、千晃は部員がいない天文部の部室を勝手に自習室として使用していた。そんな千晃に対して、月は「星を好きになってもらうこと」を目標に天文部への入部を勧める。

月の一番の目的は千晃に「星を好きになってもらうこと」

千晃が天文部に入部してから、月は彼と行動する機会が増えたことで、千晃の不器用ながらも優しい一面を知り、次第に恋愛感情を抱くようになる。そんなある日、二人でプラネタリウムに出かけた際、同級生に目撃されて交際疑惑が浮上するが、千晃からは「プラネタリウムに行きたかっただけ」とあっさり否定される。しかし、月はその言葉さえも「千晃が星を好きになってくれている証拠」として喜びを感じていた。そんな月に対して、千晃もまた徐々に興味を抱くようになる。

恋のライバルは新入部員

当初、天文部には月と千晃しかいなかったが、その後、新たに二人の部員が加わることになった。一人はユーチュー部にも所属している、女子生徒に人気のある七星陽、もう一人は3年生で男女問わず人気のある東城瑛茉。当初、二人は軽い興味から入部しただけだったが、天文部として活動する中で月と千晃の魅力を知り、次第に恋愛感情を抱くようになる。そして、天文部内では四角関係が形成されることとなり、瑛茉が千晃に告白すると、それを契機に月と千晃の距離がさらに縮まっていく。

登場人物・キャラクター

天野 月 (あまの あかり)

私立東雲学園に通う中学1年生の女子。アッシュグレーのセミロングヘアをツインテールにしている。星空が大好きで、天文部に入部するためにこの学園に入学した。千晃に対する第一印象はあまりよくなかったが、彼に星の魅力を伝えようと努力するうちに、千晃の不器用な優しさと共に率直な言葉に惹かれ、次第に恋心を抱くようになる。たとえ悪口であっても、他人からの意見を素直に受け止めて自分を見つめ直す姿勢により、特に年上の人々から好感を抱かれやすい。多くの人に星の魅力を伝えるため、日々天文部の活動に全力で取り組んでいる。

夜高 千晃 (よだか ちあき)

私立東雲学園に通う中学1年生の男子。黒髪をショートカットにしている。父親に対する反発心から、母親の母校であるこの学園に入学した。当初は星空を観察することは人生にとって無駄だと考えていたが、月に星空観望会に誘われたことをきっかけに、次第に星に興味を持つようになる。好きなことに情熱を注ぐ月に間近で触れるうちに、彼女に好意を抱くようになるが、その感情をうまく言葉にすることができないでいた。しかし、天文部とユーチュー部を兼任する陽が、月への好意をストレートに伝える姿に嫉妬し、焦りを感じるようになる。国会議員で学歴至上主義の父親を見返すため、成績トップを維持しながら宇宙飛行士を目指している。

書誌情報

レオと三日月 8巻 集英社〈りぼんマスコットコミックス〉

第1巻

(2022-06-23発行、 978-4088676715)

第2巻

(2022-09-22発行、 978-4088676814)

第3巻

(2023-01-25発行、 978-4088676999)

第4巻

(2023-05-25発行、 978-4088677132)

第5巻

(2023-08-24発行、 978-4088677262)

第6巻

(2023-12-25発行、 978-4088677415)

第7巻

(2024-04-24発行、 978-4088677538)

第8巻

(2024-08-23発行、 978-4088677682)

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