概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
鍵守 悠人 (かぎもり ゆうと)
「遺産博物館(ミュージアム)」の極東第一支部に所属する「機密管理者(キュレイター)」の青年。Dパーツ「バビロンの空中庭園(バビロンズ・ガーデン)」を使う高位感染者(ハイキャリアー)である。ふだんは私立綾媛ノ杜(あやめのもり)大学付属学園の高等部に通う男子で、2年1組に在籍している。しかし、陰ではDパーツによる事件、通称「真紅の前夜(レッドナイト・イヴ)」を解決するため、日夜暗躍している。幼少の頃から地球の重力の6倍近くの負荷を掛けて育っており、戦術眼や思考力、第六感の開花まであらゆる訓練を受けてきたため、素の身体能力も常人をはるかに凌駕(りょうが)する能力を有する。また、高位感染者の中でも特別とされる「咎人」と呼ばれる人物でもあり、生半可な傷ならばすぐに回復するほどの人間離れした回復能力を持つ。ほかにも「紅騎執刀(レッドナイト・サージャン)」と呼ばれる、この世のDパーツすべてを破壊できる唯一の能力を有し、同じ「遺産博物館」の仲間内でさえ特別視されている。また、本来は憎むべき相手である鍵守夜々子や、アカシアといった高位感染者をつねにそばへ置いて活動するなど特異な一面を持ち、さまざまな勢力から一目を置かれると共に、危険視されている。超人的な「機密管理者(キュレイター)」ながら、ふだんは感情を顔に表さないクールな振る舞いで、空気を読まない言動が目立つ。また、巨乳好きな性癖をいっさい隠そうとしないため、クラスメイトからは変人として見られている。
茜ヶ崎 羽菜 (あかねがさき はな)
私立綾媛ノ杜(あやめのもり)大学付属学園の高等部に通う女子。2年1組に在籍している。赤色のミドルヘアで、巨乳の持ち主。ごくふつうの女子高生で、「真紅の前夜(レッドナイト・イヴ)」や「Dパーツ」をまったく知らなかったが、友人に誘われて訪れた旅行先で巨大サメに襲われるという、「真紅の前夜」に巻き込まれる。その事件を皮切りに、さまざまな勢力から「墨瓦臘泥加の巫女」として扱われ、その身を狙われることとなる。最初の事件の際、「遺産博物館(ミュージアム)」の「機密管理者」として活動していたクラスメイトの鍵守悠人に助けられると、以後、行動を共にするようになる。巨乳は今なお成長中で、当初は悠人をはじめとする人々から、その胸の大きさのせいで事件に巻き込まれていると、まことしやかに囁(ささや)かれていた。
クレジット
- 原作
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サイトウ ケンジ