概要・あらすじ
新生暦19世紀、大規模な戦争を経て、人類は大産業時代を迎えていた。終戦後の人々を熱狂させたのは、人体と機械を融合させて戦う究極の格闘技「機関拳闘」だった。欧州最大の悲劇と呼ばれた「グリーンブリッジ強襲上陸作戦」を経験したレビウス=クロムウェルは、その際、父と右腕を失い、母親も昏睡状態の重体となった。右腕を機械に改造した12歳の少年レビウスは、伯父のザックス=クロムウェルに引き取られることになった。子供の頃に母が過ごした場所を見たいというレビウスは、ザックスに連れられて街へ出かける。そこで母に似た少女を見つけ、追いかけるうちに、レビウスは機関拳闘の会場にたどり着く。そこでレビウスは、リングの中で格闘技者といっしょに戦っている不思議な感覚に陥った。以来、彼は毎日同じ夢を見るようになる。それは、元気になった母が見守る中、大人になった自分が、巨大なコロシアムで戦う夢だった。それを聞いたザックスは、レビウスを機関拳闘でデビューさせることにする。機関拳闘士となったレビウスは、最年少昇格記録とともに、無敗神話を築き上げていく。5年後、レビウスは、5ランクに分かれた機関拳闘の上から2番目、Grade-Ⅱの7位になっていた。そんなある日、最上位ランクGrade-Ⅰに属する機関拳闘士の一人が事故で死亡する。13人しかいないGrade-Ⅰの一人が欠け、急きょ、Grade-Ⅱから1名の転属が決定。規定により、協会が認めた優秀選手2名の対戦によって昇格者を決めることになった。優秀選手2名に選ばれたのは、レビウスとGrade-Ⅱで1位のヒューゴ=ストラタス。しかし、ヒューゴは、昇格戦の前にGrade-Ⅱで22位の選手に敗れ、瀕死の重傷を負う。ヒューゴに圧倒的勝利をおさめたのは、16歳の少女A.J.ラングドン。戦後、強制解散させられたはずの、軍事企業アメジストに所属する女機関拳闘士で、レビウスの故郷であるグリーンブリッジを壊滅させた兵士の一人だった。こうして、Grade-Ⅰ昇格を賭け、レビウスとA.J.は戦うことになる。
続編
Levius/est (れびうすえすと)
中田春彌の『Levius -レビウス-』の続編。Grade-Ⅰ昇格戦から1年後、戦いの後遺症で生死の境をさまよっていたレビウス=クロムウェルは、仲間たちの力を借りて復帰。そして彼は、様変わりした世界の... 関連ページ:Levius/est
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