概要・あらすじ
主人公・堀口元気と、ボクシングコーチなどを生業とする父・シャーク堀口は、日本全国を旅しながら生活していた。父に憧れる5歳の元気は、独自のトレーニングを積み、親子で世界チャンピオンになる夢を持っていた。フェザー級のプロボクサーとして復帰することになったシャーク堀口は、復帰三戦目で若き天才、17歳の関拳児と対戦。
試合中の事故でその命を失う。父を亡くした元気は世界チャンピオンの夢を捨てず、母方の祖父母に引き取られてからもボクシングの道に邁進し、やがてプロボクサーの道を歩き始める。
登場人物・キャラクター
堀口 元気 (ほりぐち げんき)
フェザー級のプロボクサー。人一倍優しい心の持ち主だが、心の奥底には激しい闘争心と勝利への執念を持つ。幼少時からボクシングのトレーニングを欠かさない努力家で、天賦の才もある。連載開始時は5歳。ドサ回りのボクサー、父のシャーク堀口とともに日本全国を旅していた。父に憧れ、独学でボクシングの練習をし、オリジナルの必殺技アッパーストレートを編み出す。 父の死後は、母方の祖父母、田沼樹三郎・田沼愛子に引き取られるが、父と二人で世界チャンピオンになる夢を捨てられず、堀口姓は変えなかった。小学生の時に元全日本学生チャンピオンの三島栄司と知り合い、中学3年生から指導を受ける。 三島栄司の死後、高校へは進学せず上京して永野ボクシングジムに入り、フェザー級のプロボクサーとしてデビューする。以降様々なライバル、強敵を死闘を繰り広げ、ついには最終目標である関拳児との世界戦へとたどりつく。プロ通算成績は14戦全勝(13KO、1不戦勝)。
シャーク堀口 (しゃーくほりぐち)
堀口元気の父。31歳。六回戦のライト級ボクサーだったが、勝ちに恵まれず、妻・堀口美奈子の死をきっかけに引退。元気を引き取ろうとする美奈子の父母・田沼樹三郎、田沼愛子の反対を押し切り、元気を自分一人の力で育て上げると誓う。ドサ回りのボクサーとして息子と二人で日本中を転々する生活をしていたが、ある日5年8か月のブランクを経て、フェザー級でカムバックすることになる。 初戦、2戦目を勝利で飾るが、若き天才、17歳の関拳児との試合でKO負けを喫する。その際、過酷な減量とリング下に転落したときの打撃が原因で死亡してしまう。プロ通算成績は31戦21勝(11KO)10敗。
関 拳児 (せき けんじ)
フェザー級の天才プロボクサー。WBA世界チャンピオン。福島ジム所属。主人公・堀口元気の因縁のライバルで最終目標でもある。初登場時は17歳。対戦相手である元気の父・シャーク堀口を馬鹿にし、元気を罵倒する。試合を一方的有利に運ぶがシャーク堀口の執念をおそれ、過剰な攻撃を加えてしまう。 その結果シャーク堀口はリング下に転落。それが原因でのちに死亡する。試合後は傲慢な態度を改め、元気に謝る。父に代わって世界チャンピオンになってほしいという元気の言葉通り、19歳でWBA世界チャンピオンになり、以後14年間世界王座を守り続ける。指定したラウンド・時間に相手を倒す予告KOが得意。 元気との世界フェザー級タイトルマッチを控え、ギラギラした野性、闘争本能を取り戻すため山籠もりを敢行。一撃で熊の頭蓋骨を割り、熊殺しを達成、超人的な強さに磨きをかける。
堀口 美奈子 (ほりぐち みなこ)
堀口元気の母。資産家である田沼家の一人娘。大学生時代、シャーク堀口と恋をし、駆け落ちする。自分が体が弱いため、妊娠中、子供に「元気」という名前をつけようと提案する。出産の際、難産で命を失ったため、元気は母のことを知らず、田沼家や学校に残されたアルバムでその姿を確認する。元気によればなんとなく担任教師、芦川先生に似ているらしい。
田沼 樹三郎 (たぬま きさぶろう)
堀口元気の母方の祖父。資産家。娘の堀口美奈子を連れ去ったシャーク堀口を憎悪している。シャーク堀口の死後、元気を引き取り、溺愛する。中学を卒業後プロを目指したいという元気に対し猛反対するが、最終的には若い頃大陸に渡って馬賊になりたかったという自身の夢を引き合いに出し、上京を許す。
田沼愛子 (たぬま あいこ)
堀口元気の母方の祖母。田沼樹三郎の妻で夫を樹三郎ちゃんと呼ぶ。夫同様、娘の堀口美奈子を連れ去ったシャーク堀口を憎悪している。元気の中学生時代、ガールフレンドの石田ともことの付き合いを快く思わず、彼女に冷たく当たるなど、夫以上に孫を溺愛している。
火山 尊 (ひやま たける)
フェザー級のプロボクサー。風間ボクシングジム所属。初登場時は11歳。堀口元気と同じ小学校出身で1学年年上。貧しい生活の中、ボクシングで成り上がろうとするハングリー精神の持ち主で元気の初めてのライバル。関拳児を目標としており、彼に敗れて命を落としたシャーク堀口を軽蔑している。 また、裕福な家庭環境でボクシングをする元気にも異常な敵意を示す。高校チャンピオンの時、プロテスト合格直後の堀口元気と公開スパーリングを行い、元気を倒しきれず、逆に一発のパンチでダウンを喫する。これをきっかけにオリンピックを蹴ってプロに転向、打倒堀口を目指す。 プロ転向後は、対元気を想定し、打たれ強さを身に着けるため、わざと相手のパンチを受ける試合を続け、眼を患ってしまう。東日本新人王決勝戦で元気の連打を浴び、TKO負けを喫する。敗戦後はいつの間にか自分の目標が関拳児から堀口元気に変わっていたことを告白し、元気が勝ち上がっていく姿を応援し見守るようになる。
芦川先生 (あしかわせんせい)
主人公・堀口元気の小学校4年生の時の担任教師。元気の師匠である三島栄司の元恋人。元気の因縁のライバルである関拳児からも思いを寄せられている。三島の死後は、元気を見守る母、姉、恋人のような存在になり、元気の上京に合わせ、東京でOLをして暮らす。 元気と関拳児のWBA・WBC世界フェザー級タイトルマッチの前に関、元気双方から想いを告げられる。
山谷 勝三 (やまたに かつぞう)
クリーニング屋店員。堀口元気が小学・中学生時代に出入りしていた丸山ジムで練習し、フライ級のプロボクサーになる。才能が無く、デビューから28歳まで一度も勝てず四回戦ボーイのまま引退する。妻・節っちゃん、息子・勝がいる。元気が上京後、度々訪れて世話を焼く。元気のデビュー戦時には、息子・勝が応援メッセージを書いたバンテージを持参する。 また、元気の東京での様子や試合の様子を田沼樹三郎・愛子に伝えることも多々ある。実在の俳優・川谷拓三がイメージモデル。
皆川 のぼる (みながわ のぼる)
フェザー級のプロボクサー。堀口元気の幼馴染でライバルでもある。元気が5歳の頃、宮本接骨院の子供預り所で一緒だった。いじめられっ子の泣き虫で、よく助けてもらっていたことから元気に憧れ、ラーメン屋で働きながらボクシングを始める。元気が上京後訪れた永野ボクシングジムで偶然再会。 同ジム所属のプロボクサーとして友情を育むが、東日本新人王戦で同門対決を嫌った永野ジム会長らにより棄権させられる。このことがきっかけで、大日本激拳ジムに移籍。天賦の才では堀口元気に劣るものの、並々ならぬ闘争心の持ち主であり、努力の末ついには日本チャンピオンに輝く。 東日本新人王戦での棄権が心残りであったため世界ランキング7位に上り詰めていた元気に試合を申し込み、承諾される。試合は一方的であったが、その闘争心ゆえに立ったまま気絶するという壮絶なTKO負けを演じる。元気との試合後引退し、ラーメン屋「ラーメン・チャンピオン」を母と経営する。
三島 栄司 (みしま えいじ)
堀口元気の小学校の担任教師・芦川先生の元恋人。元気のボクシングの師匠でもある。元全日本学生チャンピオンで、プロ転向後、同じく芦川先生に思いを寄せていた関拳児と試合で対決。完膚なきまでに叩きのめされ、ボクシングを断念。身を持ち崩し、一時期は背中に不動明王の入れ墨を背負い、ヤクザの用心棒になっていた。 元気との出会いは小学四年生のときだが、傷害事件で刑務所に服役することになり、ボクシングを教えたのは出所後、元気が中学三年生のとき。この時すでに病に侵されていたが、体調不良をおして元気に自分の技術を叩き込む。
岡村 秀一 (おかむら しゅういち)
主人公・堀口元気の中学校の同級生。メガネと突き出たアゴが特徴。後に東京大学に入学する学校一の秀才だが運動はまるでできない。電車の中で暴漢を諌めた元気と同乗しており、その場にいながら隠れるように身を潜めていた自分への嫌悪と劣等感から元気に決闘を申し込む。左ジャブだけではあるが、一切手を抜かずに決闘の相手をした元気に感激し友達になる。
石田 ともこ (いしだ ともこ)
主人公・堀口元気の中学三年生のときの同級生でクラスメイト。高校へ進学せず上京してボクサーになるという元気に好意を抱く。元気の上京後は、追いかけるように東京へ出て、のちにアイドル歌手になる。元気に一途な想いを寄せ続けるが、元気のライバルで同郷でもある火山尊に告白され、強引に唇を奪われて傷つく。 芸能界に馴染めず、結局デビュー曲だけで引退。ミュージックティーサロン・クローバーという店でピアノの弾き語りをして暮らす。
永野 英吉 (ながの えいきち)
初登場時はサングラスをかけた中年男性で永野ボクシングジムの会長。5年8か月ぶりにプロ復帰したシャーク堀口の世話を焼く。中学を卒業した堀口元気が上京して永野ボクシングジムにやってきた時は息子の永野たけしにジムを譲っていた。元気と関拳児のWBA・WBC世界フェザー級タイトルマッチを楽しみにしていたが、その2週間前に病院で息を引き取る。
永野 たけし (ながの たけし)
主人公・堀口元気が所属する永野ボクシングジムの会長。30代ぐらいで、サングラスをかけている。先代である永野英吉の息子。上京直後、トレーナーを断り続けた元気の態度にブチ切れるなど、父や関拳児へのこだわりを持つ元気と衝突することも多かったが、次第に理解を示すようになる。
露木 (つゆき)
永野ボクシングジムに所属する古株のトレーナー。教え子を廃人にした経験から、ボクシングを教えるのをやめていたが、堀口元気との出会いをきっかけにトレーナーとして復帰。元気の専属となる。指導方針はスパルタ。南米修行後、WBCチャンピオンになって帰国した元気のライバル海道卓がパンチドランカーになっていることを見抜く。 廃人にしてしまった教え子と海道の姿が重なり、海道対堀口のWBC世界戦直前に、海道側につくと言い残し、元気のもとを去る。世界戦終了後、パンチドランカーの症状を見せる海道とともにどこかに姿を消す。
大杉 勇二 (おおすぎ ゆうじ)
初登場時は中学一年生。ケンカを売ってボクシングのトレーニングをする5歳の堀口元気と出会い、その生き方に感銘を受ける。日本全国を旅する堀口親子のために、ボクシングジムとの連絡役を務める。
亀将寿司の隠居 (かめまさずしのいんきょ)
東京にある亀将寿司の隠居。上京直後の堀口元気と電車の中で出会う。他人の財布を抜き取って中を確認し元に戻すという、高度なスリの技術を持ち、それを趣味としている。電車でスリの趣味を見破った元気を気に入り、亀将寿司に就職させる。
北 一平 (きた いっぺい)
上京後、主人公・堀口元気が住んでいたアパートの隣の住人。初登場時は26歳で大学入学のために奮闘する浪人八年生だった。元気を訪ねてきた芦川先生に一目惚れする。その後も進学がかなわず、東京での生活が11年になった時、父が倒れ実家の農家を継ぐため帰郷することになる。帰郷当日、最後の大学受験の合否を見ずに電車に乗るが、走行中の電車を追いかけてきた元気と芦川先生から合格の報告を受け、東京での11年間に悔いを残すことなく帰郷していく。
青木 広則 (あおき ひろのり)
上京後、主人公・堀口元気が住んでいたアパートの大家の息子。アパートの住人・北一平に付き添われて合格発表を見に行くなど気弱な性格。大学合格後はバイクで走り回るなど、遊びほうける毎日を送る。仕事をしながら厳しいトレーニングに明け暮れる元気の生き方を馬鹿にしていたが、WBC世界チャンピオンになった元気を見て考え方を変える。
ローザあかね
主人公・堀口元気の幼馴染である皆川のぼるの母。のぼるの幼少時はストリッパーとして地方巡業に参加していた。息子を預けることも多く、あまり構ってやれなかったことを申し訳なく思っている。名前入りのトランクスをあげたりなど、元気にもやさしく接する。
桐島 玲子 (きりしま れいこ)
長髪の若い女性でフォトグラファーのたまご。全日本新人王に輝いた堀口元気に注目し「青春の野心と汗」をテーマに元気に密着して写真を撮り続ける。
海道 卓 (かいどう すぐる)
フェザー級のプロボクサー。主人公・堀口元気のライバル。高知県の財閥の次男で陽気な性格。カーレースであるGC(グランドチャンピオン)シリーズ優勝。スキー滑降優勝。陸上、水泳に大記録を持つなど、あらゆるスポーツに長ける。ボクシングでも天才で、その才能は関拳児や元気を上回るとさえいわれる。 西日本新人王獲得後、元気と全日本新人王を争うがアッパーストレートでKOされる。敗戦をきっかけに、片手間であったボクシングにのめり込み、南米へ武者修行する。ついにWBC世界チャンピオンになるが、一年間で63戦という無茶な試合でパンチドランカーになってしまう。
ジャッカル斉藤 (じゃっかるさいとう)
30過ぎの万年六回戦ボクサー。才能がありながらも、怠け癖、酒、バクチで上に行けなかった。30歳を過ぎて心を入れ替え、ボクサーとしての再起と妻・和代との生活を堀口元気戦に賭ける。5歳ぐらいの息子・武男と絡み合うように生活・トレーニングしていて、その姿はかつての元気親子のようである。 表面は冷静を装っていた元気であったが、試合中、斉藤に父の幻影を見るなど心を痛め、試合後は勝つとわかっている試合ではなく、もっと上と戦いたいと永野ジム会長・永野たけしに直談判する。敗れた斉藤ではあったが、試合後は認められ、和代の父が経営する太田ボクシングジムでトレーナーになる。
トニー・ゴステロ
フェザー級のプロボクサー。東洋太平洋ランキング3位。風間ボクシングジム所属。フィリピン人で、母と7人の弟・妹を食わすためにボクシングをやるハングリー精神の持ち主。火山尊を潰された恨みからか、風間ジム会長の画策で元気と日本デビュー戦をすることになる。 来日前の戦績は18戦全勝16KO。闘争心が凄まじく、初対面の元気に唾を吐きかけ、同行の永野ジム会長・永野たけしを殴る。元気戦後帰国して、引退。
沖田 (おきた)
永野ボクシングジムのトレーナー。27歳ぐらい。18歳頃、ウエルター級の天才新人として将来を嘱望されていたが交通事故のむちうちで引退。堀口元気がトニー・ゴステロと戦うことになったとき、風間ジムに敵情視察にいく。急遽スパーリングの相手を務めることになり、ゴステロにめちゃくちゃにやられてしまい負傷入院する。
君司 秀夫 (くんじ ひでお)
ボクシング解説者。堀口元気が5歳のときに出演したテレビ番組のチビッコソフトボクシングで解説を務め、元気の必殺技をアッパーストレートと名付ける。元気のプロデビュー後も東日本新人王決定戦(対火山尊)、全日本新人王決定戦(対海道卓)、ジョニー・グレンデス戦、世界フェザー級タイトルマッチ(対関拳児)で解説を務める。 実在のボクシング解説者郡司信夫がモデル。
みち子
主人公・堀口元気や皆川のぼるの幼馴染で、宮本接骨院で一緒に暮らしていた。のちに北国の漁師町で暮らし、元気の世界フェザー級タイトルマッチをテレビで観戦する。
場所
永野ボクシングジム (ながのぼくしんぐじむ)
『がんばれ元気』に登場するボクシングジム。主人公・堀口元気が所属するジムであり、かつては元気の父・シャーク堀口も所属選手であった。初登場時の会長は永野英吉。のちに元気が上京した頃には息子の永野たけしが会長を務め、ジムも近代的な大きなビルになっていた。
風間ボクシングジム (かざまぼくしんぐじむ)
『がんばれ元気』に登場するボクシングジム。主人公・堀口元気のライバル・火山尊がプロ転向後に所属していた。火山が元気に負けた後、その仕返しからか、強豪・トニー・ゴステロをフィリピンから呼び寄せ、元気と対戦させる。
丸山ボクシングジム (まるやまぼくしんぐじむ)
『がんばれ元気』に登場するボクシングジム。主人公・堀口元気が小学4年生~中学校3年生まで通っていた田舎のジム。元気の初めてのライバル・火山尊やクリーニング屋の店員・山谷勝三も練習していた。丸山会長の本業は小さな印刷工場の社長で、妻や子供に苦労をかけながらもボクシングに惚れこんで細々とジムを運営していた。
亀将寿司 (かめまさずし)
『がんばれ元気』で、主人公・堀口元気が上京後はじめて働いた寿司屋。亀将寿司の隠居に気に入られて就職した元気だが、素性のわからない元気に、店の主人や店員たちの態度は冷たかった。元気の小学校の担任教師・芦川先生が保証人になってからは、状況は少しよくなったが、経営難を理由に結局は解雇される。
宮本接骨院 (みやもとせっこついん)
『がんばれ元気』に登場する接骨院。本業の傍ら、無料で子供を預かる。主人公・堀口元気が5歳の頃、幼馴染の皆川のぼる、みち子と一緒に預けられていた。
港館 (みなとかん)
『がんばれ元気』に登場する安宿。主人公・堀口元気の幼少時、父・シャーク堀口と一緒によく泊まっていた。泊まっていたのは二階奥の部屋で父と関拳児の対戦前夜、5歳だった元気が「がんばれとうちゃん」と壁に傷をつけている。自分のデビュー戦の前日、同じ部屋に泊まり、「がんばれ元気」と落書きをしたほか、自身と関拳児戦の前にも宿泊するなど、父との思い出の場所であり、元気のボクシング人生の原点である。
その他キーワード
アッパーストレート
『がんばれ元気』で主人公・堀口元気が5歳の時に編み出した必殺技。相手のパンチをしゃがんでかわし、全身のバネを使い下から右ストレートを突き上げる技。アゴのところで手首を回転させるスクリューパンチでもあり、相手の体が宙に浮きあがるほど強烈である。元気が5歳の頃に出場したチビッコソフトボクシングのテレビ番組で初披露され、解説を務めていた君司秀夫により命名された。 プロデビュー後も、全日本新人王決定戦(対海道卓)、トニー・ゴステロ戦、世界フェザー級タイトルマッチ(対関拳児)など、ここぞという勝負どころで使われた。
書誌情報
がんばれ元気 16巻 小学館〈コミック文庫(青年)〉
第1巻
(1997-12-12発行、 978-4091931313)
第2巻
(1997-12-12発行、 978-4091931320)
第3巻
(1998-02-17発行、 978-4091931337)
第4巻
(1998-02-17発行、 978-4091931344)
第5巻
(1998-04-17発行、 978-4091931351)
第6巻
(1998-04-17発行、 978-4091931368)
第7巻
(1998-06-17発行、 978-4091931375)
第8巻
(1998-06-17発行、 978-4091931382)
第9巻
(1998-08-08発行、 978-4091931399)
第10巻
(1998-08-08発行、 978-4091931405)
第11巻
(1998-10-17発行、 978-4091931412)
第12巻
(1998-10-17発行、 978-4091931429)
第13巻
(1998-12-12発行、 978-4091931436)
第14巻
(1998-12-12発行、 978-4091931443)
第15巻
(1999-02-17発行、 978-4091931450)
第16巻
(1999-02-17発行、 978-4091931467)