りんね区役所第六感部助霊課とは
本作に登場する「第六感部助霊課」は、霊に関する相談を受け付けているが、悪霊の除霊を行うのではなく、問題を抱える人間と霊のあいだに立って解決策を模索する「助霊」を主な業務としている。中心となって活動しているのは、常勤職員のゆゆ女と非常勤職員の来太。また、国家公認の霊媒師である総括部長、問藤鬼美子や課長の末広光永が彼らの指揮を執っている。
正反対の凸凹バディの活躍
ゆゆ女は幽霊でありながら、明るくお調子者で、娯楽にも強い関心を持っている。一方、霊媒師の来太は生真面目で臆病、さらに世間の流行には疎い。性格も価値観も正反対の二人は、顔を合わせるたびにしばしば口論を繰り返している。しかし、来太の霊媒師としての力を最大限に引き出せるのはゆゆ女だけであり、また、ゆゆ女がほかの霊能者の能力に惑わされた際に彼女を救い出せるのも来太だけである。反発し合いながらも互いに協力し、さまざまな難題を乗り越えていく。そんな二人の関係性が、本作の大きな見どころとなっている。
霊障をまき散らす悪徳企業「七厄」
りんね区役所第六感部助霊課に寄せられる相談の中には、偶発的な霊障だけでなく、悪徳企業「七厄」が引き起こしたものも少なくない。七厄は表向き、仕事を求める霊媒師に対して有料で悪霊の情報を提供しているが、実際には無害な霊に故意に霊障の原因をなすりつけ、無理やり悪霊に仕立て上げていたのだ。七厄は、第六感部助霊課が自分たちの商売の妨げになると判断し、呪術師の一族出身である係長の釘丁橋丁寧(ちょうちょうばしていねい)をはじめとする幹部たちを送り込み、襲撃を仕掛ける。物語の後半では、この七厄との壮大な戦いが物語の中心となっていく。
登場人物・キャラクター
ゆゆ女 (ゆゆめ)
りんね区役所第六感部助霊課に勤務する幽霊の少女。白髪のロングヘアをウルフカットにしており、セーラー服にスタジアムジャンパーを羽織っている。関西弁を真似た独特の話し方をし、明るくお調子者な性格の持ち主。霊の匂いを感知する能力を持つが、霊の性質によっては匂いを感じ取れないこともある。また、霊の姿のままでは物理攻撃ができず、戦闘時にはバディの来太に憑依(ひょうい)することで、人間にも霊にも物理攻撃が可能になる。ふだんは明るく振る舞っているが、生前のことに触れられると一転して暗い表情を見せる。
払田 来太 (はらだ らいた)
りんね区役所第六感部助霊課に非常勤として勤務する男性。霊媒師でありながら極度の怖がりで、心霊写真も薄目でしか確認できないほど。そのため、つねに助霊用の徳用塩と攻撃用のバットを携帯している。霊と対峙すると震え上がり、単独ではほとんど役に立たない。しかし、最強の霊媒師一族の出身であり、ゆゆ女に憑依されることで霊媒師としての力を最大限に発揮できる。本来は福祉課への配属を希望していたが、第六感部助霊課長の末広に半ば強引にスカウトされた。当初は3か月間勤務すれば福祉課へ転属できるという契約だったが、ゆゆ女が幽霊屋敷に囚われた際、助霊課での契約継続を受け入れた。
書誌情報
ロクレイ -天成市りんね区役所第六感部助霊課活動記- 6巻 スクウェア・エニックス〈ビッグガンガンコミックス〉
第1巻
(2022-05-25発行、978-4757579354)
第2巻
(2023-01-25発行、978-4757583610)
第3巻
(2023-07-25発行、978-4757586963)
第4巻
(2024-01-25発行、978-4757590212)
第5巻
(2024-07-25発行、978-4757593138)
第6巻
(2025-07-25発行、978-4757599765)








